バージョン 4.2.5
 —  Web テクノロジ  —

XML ツールキットの使用

次のトピックについて説明します。


前提条件

ストレージの要件

XML ツールキットでは、処理された XML DTD のサイズ、複雑さ、または再帰の深さに応じて、DATSIZE バッファ内に最大数百 KB の容量が必要になる場合があります。

生成されたコールバックルーチンを使用して XML ドキュメントを解析するには、ドキュメント全体がダイナミック変数に含まれている必要があります。

スキーマのサポート

メインフレームコンピュータの XML ツールキットでは、スキーマはサポートされておらず、DTD のみを処理できます。

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ワークファイルの処理

デフォルトで、XML ツールキットでは、Natural ワークファイル 12 が DTD への入出力ファイルとして使用され、ワークファイル 13 がエラーログファイルとして使用されます。

XML ツールキットに付属のパーサーのサンプルプログラムでは、ワークファイル 12 から解析対象の XML ドキュメントを読み込み、解析プロセスの出力をワークファイル 13 に書き込みます。

ワークファイルのサポート

Entire Connection を使用中の PC の場合には、PC ワークファイルを使用して、Natural ワークファイルをサポートしていない TP モニタで XML ツールキットを実行できます。

生成されたコールバックルーチンを使用して解析される XML ドキュメント、または生成されたシリアライゼーションコードを使用して生成される XML ドキュメントは、ワークファイル経由でもアクセスできます。 データは、データタイプ ALPHA DYNAMIC の変数を使用してアクセスする必要があります。 ワークファイルのデータタイプは UNFORMATTED である必要があります。

PC ファイルには、SYSEXXT ライブラリで提供されるサブプログラム XML2PCWR を使用してアクセスできます。 XML2PCWR は、PC ワークファイルの ALPHA DYNAMIC 変数の書き込みまたは読み込みを行います。

XML2PCWR の呼び出し規則:

CALLNAT 'XML2PCWR' XML-PAGE FILENUMBER OPERATION RETCODE

パラメータの定義:

DEFINE DATA LOCAL
  1 XML-PAGE            (A)     DYNAMIC         /* XML page
  1 FILENUMBER          (I2)                    /* work file number: 1 - 31
  1 OPERATION           (A2)                    /* W/R: write/read
  1 RETCODE             (I4)                    /* must be 0!
END-DEFINE

例:

次の例では、生成されたドキュメントを Standard Work File 10 および PC Work File 15 に書き込みます。

* ----------------------------------------------------------------------
* CLASS NATURAL XML TOOLKIT - UTILITIES
* 
* SDEMO_P1 
* 
* DESCRIPTION 
* Serialize a given Data structure. 
* 
* 
* AUTHOR SAG 01.2005 
* 
* VERSION 4.12. 
* 
* (c) Copyright Software AG 2001-2005. All rights reserved. 
* 
* ----------------------------------------------------------------------
* 
DEFINE DATA 
LOCAL USING EMPL /* add generated data structure 
LOCAL 
1 XML (A) DYNAMIC 
* 
1 OUT (A72) 
1 II (I4) 
* 
1 #CX (I4) 
1 #CY (I4) 
1 #CZ (I4) 
1 FILENUMBER (I2) 
1 OPERATION (A2) 
1 RETCODE (I4) 
END-DEFINE 
/*[ initialize 
EMPLOYEE.PERSONNEL-ID := 4711 
* 
EMPLOYEE.FIRST-NAME := "ADKINSON" 
EMPLOYEE.NAME := "MARTHA" 
* 
EMPLOYEE.C§ADDRESS-LINE := 2 
EMPLOYEE.ADDRESS-LINE(1) := "8603 GARLAND COURT" 
EMPLOYEE.ADDRESS-LINE(2) := "FRAMINGHAM" 
EMPLOYEE.ADDRESS-LINE(2) := "MA" 
EMPLOYEE.CITY := "FRAMINGHAM" 
EMPLOYEE.ZIP := "17010" 
EMPLOYEE.COUNTRY := "USA" 
* 
EMPLOYEE.AREA-CODE := "617" 
EMPLOYEE.PHONE := "210-4703" 
* 
EMPLOYEE.JOB-TITLE := "MANAGER" 
EMPLOYEE.C§INCOME := 2 
EMPLOYEE.SALARY(1) := 47000 
EMPLOYEE.C§BONUS(1) := 2 
EMPLOYEE.BONUS(1,1) := 10500 
EMPLOYEE.BONUS(1,2) := 7875 
* 
EMPLOYEE.SALARY(2) := 47000 
EMPLOYEE.C§BONUS(2) := 1 
EMPLOYEE.BONUS(2,1) := 35700 
*
INCLUDE EMPL-C "XML" "#CX" "#CY" "#CZ" 
/* add generated Serialize 
/*] 
* 
ASSIGN FILENUMBER = 15 /* PC FILE 
ASSIGN OPERATION = 'W' 
CALLNAT 'XML2PCWR' XML FILENUMBER OPERATION RETCODE 
PRINT XML 
DEFINE WORK FILE 10 TYPE 'UNFORMATTED' /* STD WORK FILE
WRITE WORK FILE 10 VARIABLE XML 
CLOSE WORK FILE 10 
* 
END

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出力ファイル

XML ツールキットは Report 2 に書き込みます。

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アプリケーションの起動

XML ツールキットはライブラリ SYSEXXT に含まれています。

Start of instruction set XML ツールキットを使用するには

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PF キーの割り当て

次のファンクションキーをナビゲーションおよび処理に使用できます。

PF1 Help コンテキスト関連ヘルプ。 詳細については、オンラインドキュメントを参照してください。
PF3 Exit

オプションマップ上:変更を保存して機能を終了します。
生成マップ上:生成を完了してから機能を終了します。
メインメニューマップ上:アプリケーションを終了します。

PF7 Prev 前の手順(前のマップ)。
PF8 Next 次の手順(次のマップ)。
PF9 Finis(h) 生成を完了してから機能を終了します。
PF12 Cancel

変更を保存せずに機能を終了します。
まだ生成が行われていない場合は、機能を終了します。

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