SYSMAIN ユーティリティは、Natural 環境または異なる環境で Natural オブジェクトをメンテナンスするために使用します。
このセクションでは、オブジェクトメンテナンス機能および SYSMAIN で処理できる Natural オブジェクトのタイプについて基本的な情報を提供します。
次の図は、SYSMAIN 機能を簡単な図で示したものです。
SYSMAIN ユーティリティでは、Natural オブジェクトをソース環境からターゲット環境にコピーまたは移動し、ソース環境で削除するなどのオブジェクト操作を実行します。 名前の変更機能は、ソース環境とターゲット環境の両方で実行できます。 機能の概要と機能が適用される Natural オブジェクトについては、次のセクションで説明します。 SYSMAIN ユーティリティの機能は、オンラインおよびバッチモードで使用できます。
ソース環境またはターゲット環境は、Adabas データベース、または VSAM ファイルシステムに含まれる FNAT、FUSER、および FDIC システムファイルです。 次のセクションで説明するように、FNAT または FUSER システムファイルの Natural オブジェクトはライブラリに含めることができます。
次の表に、SYSMAIN でメンテナンスできる Natural オブジェクトのタイプを示します。 次の表に示すように、Natural オブジェクトの場所はオブジェクトタイプによって異なります。
オブジェクト/サブファイル | 説明 | 場所 |
---|---|---|
プログラミングオブジェクト | デバッグ環境とエラーメッセージを除く Natural ライブラリに格納されているすべての Natural オブジェクトタイプ。 | FUSER および FNAT のライブラリ |
デバッグ環境 | オンラインプログラムテスト用のデバッグ環境。 | FUSER のライブラリ |
エラーメッセージ | ショートおよび拡張(ロング)Natural システムエラーメッセージとユーザー定義のエラーメッセージ。 | FUSER および FNAT のライブラリ |
プロファイル | エディタプロファイル、マッププロファイル、デバイスプロファイル、およびパラメータプロファイル。 | FNAT |
ルール | 自動ルールおよびフリールール。 | FDIC |
DDM | データ定義モジュール。 | FDIC |
DL/I サブファイル | Natural NSB、NDB、および UDF。 | FDIC |
次の表に、SYSMAIN で使用できる機能を示します。 表には、Natural オブジェクトの各タイプにどの機能が有効であるかも示します。 各機能の詳細については、「メニュー機能とコマンドの使用」の「機能の説明」を参照してください。
機能 | プログラミングオブジェクト | デバッグ環境 | エラーメッセージ | プロファイル | ルール | DDM | DL/I サブファイル |
---|---|---|---|---|---|---|---|
x | x | x | x | x | x | x | |
x | x | x | x | x | x | x | |
x | x | ||||||
x | x | x | x | x | x | x | |
x | x | x | x | x | x | x | |
x | x | x | x | x |