バージョン 4.2.5
 —  ユーティリティ  —

SYSMAIN の全般的な情報

SYSMAIN ユーティリティは、Natural 環境または異なる環境で Natural オブジェクトをメンテナンスするために使用します。

このセクションでは、オブジェクトメンテナンス機能および SYSMAIN で処理できる Natural オブジェクトのタイプについて基本的な情報を提供します。


SYSMAIN の基本的な機能

次の図は、SYSMAIN 機能を簡単な図で示したものです。

SYSMAIN ユーティリティでは、Natural オブジェクトをソース環境からターゲット環境にコピーまたは移動し、ソース環境で削除するなどのオブジェクト操作を実行します。 名前の変更機能は、ソース環境とターゲット環境の両方で実行できます。 機能の概要と機能が適用される Natural オブジェクトについては、次のセクションで説明します。 SYSMAIN ユーティリティの機能は、オンラインおよびバッチモードで使用できます。

ソース環境またはターゲット環境は、Adabas データベース、または VSAM ファイルシステムに含まれる FNAT、FUSER、および FDIC システムファイルです。 次のセクションで説明するように、FNAT または FUSER システムファイルの Natural オブジェクトはライブラリに含めることができます。

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オブジェクトタイプとストレージの場所

次の表に、SYSMAIN でメンテナンスできる Natural オブジェクトのタイプを示します。 次の表に示すように、Natural オブジェクトの場所はオブジェクトタイプによって異なります。

オブジェクト/サブファイル 説明 場所
プログラミングオブジェクト デバッグ環境とエラーメッセージを除く Natural ライブラリに格納されているすべての Natural オブジェクトタイプ。 FUSER および FNAT のライブラリ
デバッグ環境 オンラインプログラムテスト用のデバッグ環境。 FUSER のライブラリ
エラーメッセージ ショートおよび拡張(ロング)Natural システムエラーメッセージとユーザー定義のエラーメッセージ。 FUSER および FNAT のライブラリ
プロファイル エディタプロファイル、マッププロファイル、デバイスプロファイル、およびパラメータプロファイル。 FNAT
ルール 自動ルールおよびフリールール。 FDIC
DDM データ定義モジュール。 FDIC
DL/I サブファイル Natural NSB、NDB、および UDF。 FDIC

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機能の概要

次の表に、SYSMAIN で使用できる機能を示します。 表には、Natural オブジェクトの各タイプにどの機能が有効であるかも示します。 各機能の詳細については、「メニュー機能とコマンドの使用」の「機能の説明」を参照してください。

機能 プログラミングオブジェクト デバッグ環境 エラーメッセージ プロファイル ルール DDM DL/I サブファイル

Copy
オブジェクトを 1 つのシステムファイルから他のシステムファイルにコピーします。

x x x x x x x

Delete
オブジェクトをシステムファイルから削除します。

x x x x x x x

Find
システムファイル内のオブジェクトを検索します。

x   x        

List
システムファイル内のオブジェクトの範囲を表示します。

x x x x x x x

Move
オブジェクトを 1 つのシステムファイルから他のシステムファイルに転送します。

x x x x x x x

Rename
オブジェクトに新しい名前を付け、任意で、新しいシステムファイルに転送します。

x x x x x    

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