バージョン 4.2.5
 —  プログラミングガイド  —

Natural 以外のファイルの使用 - リソース

このセクションでは、リソースタイプの Natural オブジェクトについて説明します。

注意:
共有リソースとプライベートリソースを利用できる Natural for Open Systems とは対照的に、Natural for Mainframes では現在共有リソースのみが利用可能です。

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。


リソースとは

リソースとは、HTML ページや GIF のような Natural 外部オブジェクトのことです。Natural アプリケーションからアクセスできるように、システムファイル FNAT または FUSER 上のライブラリに保存されます。

技術的な意味におけるリソースとは、バイナリ形式または文字形式の大きなデータオブジェクトであり、ユーティリティやユーザーアプリケーションの実行への入力やその結果として一時的に処理されるか、永続的に保存されます。

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リソースの使用

リソースタイプのオブジェクトは、XML ツールキットによって DTD、XML スキーマ、スタイルシートなどのコンテナとして使用されます。Natural Web インターフェイスでは、GIF や JPEG などのリソースを利用します。 また、リソースタイプのオブジェクトは、XLIFF 変換ファイルの保存に使用できます。

以下では次のトピックについて説明します。

リソースの命名規則

リソースタイプのオブジェクトには、ロングネームとショートネームを付けることができます。

リソースのショートネーム

リソースタイプの各オブジェクトには、8 バイトのオブジェクトショートネームが存在します。 このショートネームは大文字で表記し、オブジェクトハンドラやユーティリティ INPL および SYSMAIN だけでなく、LISTDELETE、および RENAME などのシステムコマンドにも指定できます。

リソースのロングネーム

リソースのロングネームは、次の構造を使用して、リソースの 3 つ目のディレクトリレコードに保存されます。

バイト フォーマット 内容
1 - 2 B2 行番号 H'0000'
3 - 6 A4 リソースタイプ。通常はリソース名の拡張子。
7 A1 リソースのフォーマット。A は英数字、B はバイナリ、U は Unicode。
8 - 252 A245 リソース名

リソースのロングネームは、システムコマンド LIST を使用して表示できます。 ファンクションコード LN を発行すると、オブジェクトのリストに表示されます。

リソースの保存

リソースタイプのオブジェクトは、他の Natural プログラミングオブジェクトソースと同様の方法でライブラリに保存されます。 ユーティリティ SYSMAIN および INPL やオブジェクトハンドラを使用して処理できます。

Natural エディタで編集することはできません。

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リソースを処理する API

ライブラリ SYSEXT には次のアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)が存在し、ユーザーアプリケーションはこれを使用してリソース独自のユーザー出口ルーチンにアクセスできます。

API 目的
USR4208N ショートネームまたはロングネームを使用して、リソースの書き込み、読み取り、削除を行います。

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