Natural Net Data インターフェイス NATNETTO
は、EntireX CICS 3270 Bridge など、メッセージ指向サーバー環境のクライアント/サーバーソリューションである TP モニタをサポートします。
以下のトピックについて説明します。
vrs または vr の表記について:このドキュメントでは、vrs または vr は、対応するバージョン、リリース、およびシステムメンテナンスレベル番号を表します。 製品バージョンの詳細については、『用語集』の「バージョン」を参照してください。
論理ネットデータデバイスは、フラグバイト IONET
を使用して設定されます。それ以外のすべてのフラグと値は、以下のサンプル定義のように設定する必要があります。 モジュールエントリは VCNETTO
です。追加デバイスエントリには WXTRN=OFF
を指定する必要があります。 FLAG1
、FLAG2
、および RTAL
の設定は、以下の例に従う必要があります。
デリミタモードが設定されている場合は、バリューバッファのフィールドを区切るデリミタ文字を cmbel で設定できます。
IONET |
DS |
XL1 |
NETDATA CONTROL FLAG |
NECUFNR |
EQU |
X'01' .... ...1 |
CURSOR POSITION = FIELDNR |
NEMSG |
EQU |
X'02' .... ..1. |
SEND MESSAGE LINE (if not set, message line will be skipped) |
NEABO |
EQU |
X'04' .... .1.. |
ATTRIBUTE BUFFER OPTION |
NEFBO |
EQU |
X'08' .... 1... |
FORMAT BUFFER OPTION |
NEFLG |
EQU |
X'10' ...1 .... |
FIELD LENGTH OPTION |
NEDLM |
EQU |
X'20' ..1. .... |
DATA DELIMITED OPTION |
NEFIX |
EQU |
X'40' .1.. .... |
FIXED FORMAT OPTION |
NEFBOPTE |
EQU |
X'80' 1... .... |
EXTENDED FORMAT BUFF. OPT. |
NATCONFG
には、NATNETTO
用のデバイスエントリがあらかじめ用意されています。
TTYPE
は NETF
です。 プロトコルオプションは以下のように設定されます。
バリューバッファ構造は固定です(フィールド間の区切りなし)。
フォーマットバッファ拡張されたフォーマットバッファおよび属性バッファオプションが設定されています。
カーソル位置はフィールド番号表記に含まれています。
メッセージ行と PF キー行は非表示になっています。
NTDVCE TYP=NETF,NAME=NETTF,ENTRY=VCNETTO,MSG=BOT, HS06- FLAG1=CMNIXD,FLAG2=CMTNOPT,RTAL=255, HS07- FLAGS=(IONET,-,CO,IONET,+,NEFIX+NEFBO+NEABO+NECUFNR+NEFB- OPTE,WINDTITI,+,PFKNDISP) HS06
z/OS 環境で Natural Net Data インターフェイスをインストールするには、以下の Natural のリンク手順を変更します。
以下の INCLUDE
命令および対応する DD ステートメントを、リンケージエディタのリンク命令に追加します。
INCLUDE NATLIB(NATNETTO)
z/VSE 環境で Natural Net Data インターフェイスをインストールするには、以下の Natural のリンク手順を変更します。
以下の INCLUDE
命令を、リンケージエディタの検索チェーンに追加します。
INCLUDE NATNETTO
BS2000/OSD 環境で Natural Net Data インターフェイスをインストールするには、以下の Natural のリンク手順を変更します。
以下の INCLUDE
命令を、LIB.NATvrs
の要素 LNATSHAR
に追加します。
INCLUDE NATNETTO,NATvrs.MOD
Natural 共有ニュークリアスを、LIB
.NATvrs
のプロシージャ P.LINKMOD
を使用して再リンクします。