データベースの自動再スタートが失敗し、データベースが起動しない場合は、データベースを元の実行状態に戻すために何ができるかを把握する必要があります。このとき、損失データを最小限にし、失われたた更新内容を回復するために十分な情報を得ることが必要です。 ADAWRK ユーティリティはこの判断に役立ちます。 次のレポートを生成することができます。
サマリレポートはデフォルトで生成され、WORK パート 1 の自動再スタートエリア内のデータの概要を示します。
ファイルレポートはオプションのレポートで、WORK パート 1 の自動再スタートエリア内のデータの内訳をファイルごとに示します。
トランザクションレポートはオプションのレポートで、WORK パート 1 の自動再スタートエリア内のデータの内訳をトランザクションごとに示します。
WORK パート 1 の自動再スタートエリアで見つかったチェックポイントレコードおよび関連データも出力することができます。 このドキュメントには、すべてのレポートおよびチェックポイントレコードのサンプルおよび詳細な説明が記載されています。
ADAWRK ユーティリティでは、自動再スタート処理ロジックの一部として修正が必要になる可能性のあるトランザクションについてのみ、レポートします。
WORK パート 1 の自動再スタートエリアのすべてのレコード、および ADAWRK の実行で生成されたすべてのレポートは、コミュニケーション ID、ETID、ユーザー ID、およびファイル番号でフィルタリングすることができます。
Adabas データベースの自動再スタート処理の詳細については、「リカバリ/再スタート設計」を参照してください。