バージョン 8.1.3
 —  ユーティリティ  —

ADAULD 入力処理

ADAULD は、Adabas ファイルを次のいずれかの対象からアンロードするために使用されます。


入力セーブテープの処理

セーブテープを入力として使用する場合は、DD/SAVE シーケンシャルファイルが対象になります。 オンラインおよびオフラインで作成したデータベースセーブテープおよびファイルセーブテープを使用できます。 セーブテープは ADASAV バージョン 5.1 以上で作成したものである必要があります。

セーブテープ上の DBID が、ADAULD の実行に指定した ADARUN DBID と一致する必要があります。

ファイルにハイパーディスクリプタが定義されている場合は、対応するハイパー出口が ADARUN パラメータで ADAULD に対して指定されている必要があります。 ハイパー出口ルーチンを使用できないときは、MODE=SHORT を指定してファイルをアンロードする必要があります。 ハイパー出口の詳細については、『Adabas DBA リファレンスマニュアル』を参照してください。

オンラインセーブテープの場合は、次の条件があります。

ADASAV バージョン 5.1 で作成したオンラインセーブテープを使用する場合は、追加パラメータ PLOGNUM と SYN1 または SYN4 を指定しなければなりません。

ADASAV バージョン 5.2 以上で作成したオンラインセーブテープは、この情報を含んでいます。 PLOGNUM SYN1 または SYN4 を指定すると、テープ情報は書き換えられます。

ADAULD ユーティリティプロトコルでは、見つかったセーブテープの種類を示す短いヘッダーを DD/DRUCK に表示します。このヘッダーには作成日時、作成に使用した ADASAV のバージョン、セーブテープで見つかったデータベース ID が含まれます。オンラインセーブテープの場合は、対応するプロテクションログのセッション番号と SYN1/SYN4 チェックポイントのブロック番号も含まれます。


A D A R E P    Vv.r   SMs     DBID = nnnnn  STARTED             yyyy-mm-dd   hh:mm:SS   
                                                                       
                
PARAMETERS:                                                            
-----------                                                            
                
ADAULD UNLOAD FILE=3, SAVETAPE                                         
                
***********************************************************            
*                                                         *            
*  UNLOAD FROM            ONLINE DATABASE SAVE            *            
*  CREATED AT             yyyy-mm-dd  hh:mm:ss            *            
*  BY ADASAV VERSION      V vr                            *            
*  DBIB                   nnnnn                           *            
*  DSID                   1 / 0 /   yyyy-mm-dd  hh:mm:ss  *            
*  PLOG SESSION NR        17                              *            
*  SYN1 BLOCK NR          137                             *            
*                                                         *            
***********************************************************            
 

ADAULD は、最初にファイルコントロールブロック(FCB)とファイル定義テーブル(FDT)をセーブテープから読み取ります。 次に、以下の処理を行います。

ADAULD は DD/SAVE および DD/PLOG 入力データセットをオープンした後、照合を行って入力テープが正しいことを確認します。 セーブテープが正しくない場合、ADAULD はエラー 134(invalid save tape supplied)を表示して終了します。 プロテクションログテープが正しくない場合は、エラー 135(invalid protection log supplied)を表示して終了します。

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