バージョン 8.1.3
 —  ユーティリティ  —

ADAULD 出力処理

ADAULD は指定された順序でレコードをアンロードします。 アンロードされたレコードはシーケンシャルデータセット DD/OUT1 と DD/OUT2 のいずれかまたは両方に書き込まれます。 これらの出力データセットへの書き込みは、ユーザー出口 9 によって制御されます。

出力されるレコードは、MODE=SHORT オプションが使用されない場合は、ADACMP ユーティリティによって作成される出力と同じフォーマットです。MODE=SHORT が指定されると、ノーマルインデックスおよびアッパーインデックスに必要なディスクリプタエントリが省略され、ディスクリプタ情報が Adabas FDT から削除されます。 レコードの ISN は圧縮データレコードの直前に付きます。ISN は 4 バイトの 2 進数として与えられます。

DDISN パラメータを指定すると、ADAULD はアンロードした ISN のリストをシーケンシャル出力ファイル DD/ISN に書き込みます。 DD/OUT1 または DD/OUT2 の片方または両方に書き込まれる ISN のスーパーセットを含む DD/ISN ファイルが 1 つだけ作成されます。 ユーザ出口 9 に拒否された ISN は DD/ISN に書き込まれません。

DD/ISN は、アンロードされたレコードを削除するために ADALOD UPDATE の入力として使用できるように、構造化されています。

DD/ISN に書き込まれた ISN の数は、DD/DRUCK ユーティリティプロトコルの ADAULD 統計に表示されます。

A D A U L D  Statistics                         
-----------------------                         

Number of Output Data Sets        =  1          
Number of Requested Records       =  16777215   
STARTISN                          =  0          
Options                           =  DVT        
Unload Sequence                   =  PHYS SEQ   

Number of Records Read            =         307 
Number of Records Written         =         307 
Number of Record Segments Read    =         777 
Number of Record Segments Written =         777 
Records Written to DDOUT1         =         307 
Records Written to DDOUT2         =           0 
Records Rejected by USEREXIT-9    =           0 
Number of ISNS Written to DDISN   =         307 

DD/ISN に書き込まれる ISN の数は常に、読み取られたレコードの数からユーザー出口 9 に拒否されたレコードの数を引いた値になります。

DD/ISN ファイルの ISN はアプリケーションによって認識される ISN、つまり、データストレージレコードに格納された内部 ISN に MINISN-1 を加えた値になります。

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