ADAULD は指定された順序でレコードをアンロードします。 アンロードされたレコードはシーケンシャルデータセット DD/OUT1 と DD/OUT2 のいずれかまたは両方に書き込まれます。 これらの出力データセットへの書き込みは、ユーザー出口 9 によって制御されます。
出力されるレコードは、MODE=SHORT オプションが使用されない場合は、ADACMP ユーティリティによって作成される出力と同じフォーマットです。MODE=SHORT が指定されると、ノーマルインデックスおよびアッパーインデックスに必要なディスクリプタエントリが省略され、ディスクリプタ情報が Adabas FDT から削除されます。 レコードの ISN は圧縮データレコードの直前に付きます。ISN は 4 バイトの 2 進数として与えられます。
DDISN パラメータを指定すると、ADAULD はアンロードした ISN のリストをシーケンシャル出力ファイル DD/ISN に書き込みます。 DD/OUT1 または DD/OUT2 の片方または両方に書き込まれる ISN のスーパーセットを含む DD/ISN ファイルが 1 つだけ作成されます。 ユーザ出口 9 に拒否された ISN は DD/ISN に書き込まれません。
DD/ISN は、アンロードされたレコードを削除するために ADALOD UPDATE の入力として使用できるように、構造化されています。
DD/ISN に書き込まれた ISN の数は、DD/DRUCK ユーティリティプロトコルの ADAULD 統計に表示されます。
A D A U L D Statistics ----------------------- Number of Output Data Sets = 1 Number of Requested Records = 16777215 STARTISN = 0 Options = DVT Unload Sequence = PHYS SEQ Number of Records Read = 307 Number of Records Written = 307 Number of Record Segments Read = 777 Number of Record Segments Written = 777 Records Written to DDOUT1 = 307 Records Written to DDOUT2 = 0 Records Rejected by USEREXIT-9 = 0 Number of ISNS Written to DDISN = 307 |
DD/ISN に書き込まれる ISN の数は常に、読み取られたレコードの数からユーザー出口 9 に拒否されたレコードの数を引いた値になります。
DD/ISN ファイルの ISN はアプリケーションによって認識される ISN、つまり、データストレージレコードに格納された内部 ISN に MINISN-1 を加えた値になります。