注意: REPAIR 機能は、正しく使用しないとデータが失われることがあります。 必ず Software AG 技術サポートと相談のうえ使用してください。 |
REPAIR 機能は、プロテクションログと ADASAV ユーティリティの出力を使用して 1 つまたは複数のデータストレージブロックを修復するために使用します。
注意:
このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。
DSRABN は、修復する 1 つ以上のデータストレージ RABN を指定します。 1 つの RABN を入力するか、または RABN の範囲(1000-1234 など)を指定できます。
FILE は 1 つ以上のファイルをロックして、REPAIR 実行中に他のユーザーによって読み取りや更新が行われないようにします。 指定したファイルのみが ADARES REPAIR の排他使用のためにロックされます。 リストに含まれていないファイルは、そのデータベースの他のユーザーが引き続き使用できます。 FILE が指定されない場合は、データベース全体がロックされます。ユーザーキューは空でなければなりません。
機能の実行中にエラーになると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してユーザーアベンド 34(ダンプあり)またはユーザーアベンド 35(ダンプなし)で終了します。
NOUSERABEND を指定すると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してもアベンドしません。 代りに、メッセージ "utility TERMINATED DUE TO ERROR CONDITION"(エラーのためユーティリティを終了します)を表示してコンディションコード 20 で終了します。
TEST パラメータは、処理を実際には行わずに構文のみをテストします。 指定したパラメータの構文だけがテストされ、値や変数の正当性はテストされません。
ADARES REPAIR DSRABN=1434,FILE=20
データストレージブロック 1434 を修復します。 ファイルの処理中は、ファイル 20 のみがロックされます。
ADARES REPAIR DSRABN=1462-2543
データストレージブロック 1462~2543 を修復します。