バージョン 8.1.3
 —  ユーティリティ  —

REPAIR:データストレージブロックの修復

注意:
REPAIR 機能は、正しく使用しないとデータが失われることがあります。 必ず Software AG 技術サポートと相談のうえ使用してください。

REPAIR 機能は、プロテクションログと ADASAV ユーティリティの出力を使用して 1 つまたは複数のデータストレージブロックを修復するために使用します。

注意:

  1. 中断した REPAIR 機能は最初から再実行しなければなりません。
  2. 最後の ADASAV SAVE 操作以降に ADAORD、ADALOD、ADADBS DEALLOCATE、ADASAV RESTORE FMOVE のいずれかのユーティリティ機能によって RABN 範囲が変更されている場合は、REPAIR 機能を実行しないでください。
  3. DDSIIN/SIIN 入力は、"ADASAV SAVE (DD/SAVEn) 出力;, プロテクションログ" の順序で連結する必要があります。

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。


構文

graphics/util_adares_repair.png

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基本パラメータ

DSRABN:修復するデータストレージ RABN

DSRABN は、修復する 1 つ以上のデータストレージ RABN を指定します。 1 つの RABN を入力するか、または RABN の範囲(1000-1234 など)を指定できます。

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オプションパラメータ

FILE:ロック対象ファイルリスト

FILE は 1 つ以上のファイルをロックして、REPAIR 実行中に他のユーザーによって読み取りや更新が行われないようにします。 指定したファイルのみが ADARES REPAIR の排他使用のためにロックされます。 リストに含まれていないファイルは、そのデータベースの他のユーザーが引き続き使用できます。 FILE が指定されない場合は、データベース全体がロックされます。ユーザーキューは空でなければなりません。

NOUSERABEND:アベンドなし終了

機能の実行中にエラーになると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してユーザーアベンド 34(ダンプあり)またはユーザーアベンド 35(ダンプなし)で終了します。

NOUSERABEND を指定すると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してもアベンドしません。 代りに、メッセージ "utility TERMINATED DUE TO ERROR CONDITION"(エラーのためユーティリティを終了します)を表示してコンディションコード 20 で終了します。

TEST:構文テスト

TEST パラメータは、処理を実際には行わずに構文のみをテストします。 指定したパラメータの構文だけがテストされ、値や変数の正当性はテストされません。

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例 1

ADARES REPAIR DSRABN=1434,FILE=20

データストレージブロック 1434 を修復します。 ファイルの処理中は、ファイル 20 のみがロックされます。

例 2

ADARES REPAIR DSRABN=1462-2543

データストレージブロック 1462~2543 を修復します。

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