RENAME 機能は、ファイルまたはデータベースに割り当てられている名前の変更に使用します。
このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。
NAME はファイルに割り当てられる新しい名前です。 名前は引用符に囲んで指定します('RESERVATIONS' など)。 最大 16 文字まで使用できます。
FILE は、名前を変更するファイル番号です。0 が指定されるか、または指定が省略された場合にはデータベースの名前が変更されます。
機能の実行中にエラーになると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してユーザーアベンド 34(ダンプあり)またはユーザーアベンド 35(ダンプなし)で終了します。
NOUSERABEND を指定すると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してもアベンドしません。 代りに、メッセージ "utility TERMINATED DUE TO ERROR CONDITION"(エラーのためユーティリティを終了します)を表示してコンディションコード 20 で終了します。
ファイルのパスワードを指定します。 ファイルがパスワード保護されている場合、このパラメータは必須です。
TEST パラメータは、処理を実際には行わずに構文のみをテストします。 指定したパラメータの構文だけがテストされ、値や変数の正当性はテストされません。 ADADBS 機能で TEST パラメータを使用する詳細については、「TEST パラメータによる構文チェック」の項を参照してください。
ファイル 2 の名前を "INVENTORY" に変更します。
ADADBS RENAME FILE=2,NAME='INVENTORY'
データベースの名前が "RESERVATIONS" に変更されます。
ADADBS RENAME NAME='RESERVATIONS',FILE=0