DEALLOCATE 機能を使用して次の割り当てを解除できます。 アドレスコンバータ、 データストレージ、 ノーマルインデックスまたは アッパーインデックスエクステント 1 回の ADADBS 実行で割り当てを解除できるのは 1 つのエクステントのみです。
このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。
これらのパラメータには、割り当てを解除するエクステントのタイプとサイズを指定します。 エクステントタイプとサイズは 1 つのみ指定できます。 サイズは RABN ブロック数の後に "B" を付加したもの(DSSIZE=20B など)である必要があり、また、エクステントの最後の未使用 RABN の数を超過しないようにする必要があります。
FILE には、割り当てを解除するエクステントを指定します。 10 進値で指定します。
機能の実行中にエラーになると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してユーザーアベンド 34(ダンプあり)またはユーザーアベンド 35(ダンプなし)で終了します。
NOUSERABEND を指定すると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してもアベンドしません。 代りに、メッセージ "utility TERMINATED DUE TO ERROR CONDITION"(エラーのためユーティリティを終了します)を表示してコンディションコード 20 で終了します。
スペースの割り当てを解除するファイルのパスワードです。 ファイルがパスワード保護されている場合、このパラメータは必須です。 パスワードは単一引用符でくくります。
割り当て解除を実行するエクステントの最初の RABN です。 このパラメータを省略すると、ファイルの最後のエクステントの割り当てが解除されます。 アドレスコンバータでは、最後のエクステントのみが割り当て解除できます。
TEST パラメータは、処理を実際には行わずに構文のみをテストします。 指定したパラメータの構文だけがテストされ、値や変数の正当性はテストされません。 ADADBS 機能で TEST パラメータを使用する詳細については、「TEST パラメータによる構文チェック」の項を参照してください。
ファイル 15 に対して、30 ブロックのアドレスコンバータエクステントの割り当てを解除します。
ADADBS DEALLOCATE FILE=15,ACSIZE=30B