バージョン 8.1.3
 —  ユーティリティ  —

DEALLOCATE:ファイルエクステントの割り当て解除

DEALLOCATE 機能を使用して次の割り当てを解除できます。 アドレスコンバータ、 データストレージ、 ノーマルインデックスまたは アッパーインデックスエクステント 1 回の ADADBS 実行で割り当てを解除できるのは 1 つのエクステントのみです。

graphics/util_adadbs_deallocate.png

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。


基本パラメータ

ACSIZE|DSSIZE|NISIZE|UISIZE:エクステントのタイプと大きさ

これらのパラメータには、割り当てを解除するエクステントのタイプとサイズを指定します。 エクステントタイプとサイズは 1 つのみ指定できます。 サイズは RABN ブロック数の後に "B" を付加したもの(DSSIZE=20B など)である必要があり、また、エクステントの最後の未使用 RABN の数を超過しないようにする必要があります。

FILE:エクステントの割り当てを解除するファイル

FILE には、割り当てを解除するエクステントを指定します。 10 進値で指定します。

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オプションパラメータ

NOUSERABEND:アベンドなし終了

機能の実行中にエラーになると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してユーザーアベンド 34(ダンプあり)またはユーザーアベンド 35(ダンプなし)で終了します。

NOUSERABEND を指定すると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してもアベンドしません。 代りに、メッセージ "utility TERMINATED DUE TO ERROR CONDITION"(エラーのためユーティリティを終了します)を表示してコンディションコード 20 で終了します。

PASSWORD:ファイルパスワード

スペースの割り当てを解除するファイルのパスワードです。 ファイルがパスワード保護されている場合、このパラメータは必須です。 パスワードは単一引用符でくくります。

STARTRABN:エクステントの開始 RABN

割り当て解除を実行するエクステントの最初の RABN です。 このパラメータを省略すると、ファイルの最後のエクステントの割り当てが解除されます。 アドレスコンバータでは、最後のエクステントのみが割り当て解除できます。

TEST:構文テスト

TEST パラメータは、処理を実際には行わずに構文のみをテストします。 指定したパラメータの構文だけがテストされ、値や変数の正当性はテストされません。 ADADBS 機能で TEST パラメータを使用する詳細については、「TEST パラメータによる構文チェック」の項を参照してください。

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ファイル 15 に対して、30 ブロックのアドレスコンバータエクステントの割り当てを解除します。

ADADBS DEALLOCATE FILE=15,ACSIZE=30B

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