ADD 機能では、新しいデータセットをアソシエータまたはデータストレージに追加します。
このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。
アソシエータまたはデータストレージの場合、追加するデータセットは、現在使用中のデバイスタイプと同じデバイスタイプ上にある場合と、異なるデバイスタイプ上にある場合があります。 これで、最大で 99 個の物理エクステントがアソシエータおよびデータストレージデータセットに設定されました。 ただし、すべてのアソシエータ、データストレージ、およびデータストレージスペーステーブル(DSST)のエクステントのエクステント記述がジェネラルコントロールブロック(GCB)に収まる必要があるため、実際の最大数は、これよりも少なくなる可能性があります。 例えば、標準の 3390 デバイスタイプでは、アソシエータ、データストレージ、および DSST の各エクステントの個数は 75 を超えることができます(他のタイプのエクステント数が少ない場合は、1 つのタイプのエクステントをより多く持てます)。
注意:
アソシエータおよびデータストレージデータセットのサイズは別々に追加する必要があります。 1
回の操作で両方を追加することはできません。
アソシエータまたはデータストレージデータセットに対する ADD 操作が完了すると、ADD 機能によって現在のニュークリアスセッションが自動的に終了されます。 これは、新しいセッションが開始する前に、必要なアソシエータまたはデータストレージを ADAFRM でフォーマットすることを可能にします。 ニュークリアスが停止したことが、メッセージによって通知されます。
アソシエータまたはデータストレージに新しいデータセットを追加するには、次の手順に従います。
ADD 機能を実行します。
オペレーティングシステムでデータセットを割り当て、ADAFRM ユーティリティを使用して追加スペースをフォーマットします。
すべての Adabas ニュークリアスおよび Adabas ユーティリティ実行プロシージャに必要な JCL/JCS を追加します。
新しいデータセットに使用するデバイスタイプです。 これらのパラメータは、ADARUN DEVICE パラメータ で指定されたデバイスタイプと異なるデバイスタイプが使用される場合にのみ必要です。
VSAM データセットには、ダイナミックデバイスタイプである DDxxxxR1=9999、DDxxxxR2=8888、... DDxxxxR5=5555 を使用します。 例えば、DDDATAR3 を追加する場合は、DATADEV=7777 です。
新しいデータセットに含めるシリンダの数です。
機能の実行中にエラーになると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してユーザーアベンド 34(ダンプあり)またはユーザーアベンド 35(ダンプなし)で終了します。
NOUSERABEND を指定すると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してもアベンドしません。 代りに、メッセージ "utility TERMINATED DUE TO ERROR CONDITION"(エラーのためユーティリティを終了します)を表示してコンディションコード 20 で終了します。
TEST パラメータは、処理を実際には行わずに構文のみをテストします。 指定パラメータの構文だけがテストされ、値や変数の正当性はチェックされません。 ADADBS 機能で TEST パラメータを使用する詳細については、「TEST パラメータによる構文チェック」の項を参照してください。
3350 ディスクに 800 シリンダを含む新しいデータセットをデータストレージに追加します。
ADADBS ADD DATASIZE=800, DATADEV=3350
100 シリンダを含む新しいデータセットを、アソシエータの既存デバイスタイプでアソシエータに追加します。
ADADBS ADD ASSOSIZE=100