バージョン 8.1.3
 —  ユーティリティ  —

機能概要

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。


COMPRESS 機能の概要

COMPRESS 機能を使用すると、データベースにロードされるデータレコードを編集して圧縮できます。

graphics/cmp3_pfeilsyn.png

以下からのデータレコードを入力として使用できます。

入力データの論理構造と特性は、フィールド定義ステートメントを使用して記述します。

指定されたフィールド定義は、ファイルの Adabas フィールド定義テーブル(FDT)の作成に使用されます。 または、フィールド定義を指定する代わりに、既存の Adabas FDT を使用することもできます(FDT パラメータを参照)。

入力レコードのフィールドを入力レコード内での位置とは異なる順番で処理する場合、または 1 つ以上のフィールドをスキップする場合は、FORMAT パラメータを使用して、入力フィールドの順番と位置を示すことができます。

ADACMP COMPRESS 機能では、入力データは次のように処理されます。

固定(FI)オプションで定義されたフィールドは圧縮されません。

ユーザー出口を使用して、入力データをさらに編集することができます。 詳細は、「ユーザー出口 6」を参照してください。

ADALOD ユーティリティの入力として使用される ADACMP COMPRESS 機能の出力には、FDT、圧縮レコード以外に、ユーティリティレポートに表示されるデータストレージスペースの要件(ADALOC DSSIZE パラメータ)および中間データセットとソートデータセットのサイズ見積もり(TEMPSIZE と SORTSIZE)が含まれます。

ADACMP COMPRESS 機能のレポートには、次の情報も示されます。

拒否されたレコードを含むデータセットも生成されます。

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DECOMPRESS 機能の概要

DECOMPRESS 機能では、個々のファイルを圧縮解除します。

graphics/cmp3_pfeilsyn2.png

入力データは、次の方法で既存の Adabas ファイル内のデータレコードから圧縮解除することができます。

Adabas ファイルを直接圧縮解除する場合は、ADACMP DECOMPRESS の INFILE パラメータを使用します。 圧縮解除処理の一部として、ターゲットファイルが FDT 情報なしでアンロードされます。これにより、大きなファイルを圧縮解除する場合に時間を短縮できます。

ISN パラメータが指定された場合は、ADACMP DECOMPRESS 機能の出力には ISN が含まれます。 ファイルのデータ構造またはフィールド定義に対して必要な変更を加えると、Adabas 以外のプログラムの入力として、または COMPRESS 機能の入力として、DECOMPRESS 出力を使用できるようになります。

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