バージョン 8.1.3
 —  メッセージおよびコード  —

ニュークリアス開始時のエラーメッセージ

ここでは、Adabas ニュークリアスによって発行されるエラーメッセージおよびレスポンスコードについて説明します。 通常、これらのエラーはニュークリアスの開始中に ADARUN パラメータエラーの結果として発生します。 ニュークリアスでエラーメッセージが出力され、異常終了(アベンド)コード 20 で終了します(アベンドコードの説明を参照)。

ADARUN パラメータの説明は『Adabas オペレーションマニュアル』を参照してください。

エラーメッセージの形式は次のとおりです。

PARM-ERROR nnn [DETECTED DURING SYSTEM OPEN]

ここで、nnn はいずれかの開始エラーであり、対応する意味についてはここで示します。 エラーメッセージの後に、エラーの簡単な説明が続く場合もあります。

Overview of Messages

PARM ERROR 1 | PARM ERROR 2 | PARM ERROR 3 | PARM ERROR 4 | PARM ERROR 5 | PARM ERROR 6 | PARM ERROR 7 | PARM ERROR 8 | PARM ERROR 9 | PARM ERROR 10 | PARM ERROR 11 | PARM ERROR 12 | PARM ERROR 13 | PARM ERROR 14 | PARM ERROR 15 | PARM ERROR 16 | PARM ERROR 17 | PARM ERROR 18 | PARM ERROR 19 | PARM ERROR 20 | PARM ERROR 21 | PARM ERROR 22 | PARM ERROR 23 | PARM ERROR 24 | PARM ERROR 25 | PARM ERROR 26 | PARM ERROR 27 | PARM ERROR 28 | PARM ERROR 29 | PARM ERROR 30 | PARM ERROR 31 | PARM ERROR 32 | PARM ERROR 33 | PARM ERROR 34 | PARM ERROR 35 | PARM ERROR 36 | PARM ERROR 37 | PARM ERROR 38 | PARM ERROR 39 | PARM ERROR 40 | PARM ERROR 41 | PARM ERROR 42 | PARM ERROR 43 | PARM ERROR 44 | PARM ERROR 45 | PARM ERROR 46 | PARM ERROR 47 | PARM ERROR 48 | PARM ERROR 49 | PARM ERROR 50 | PARM ERROR 51 | PARM ERROR 52 | PARM ERROR 53 | PARM ERROR 54 | PARM ERROR 55 | PARM ERROR 56 | PARM ERROR 57 | PARM ERROR 58 | PARM ERROR 59 | PARM ERROR 60 | PARM ERROR 61 | PARM ERROR 62 | PARM ERROR 63 | PARM ERROR 64 | PARM ERROR 65 | PARM ERROR 66 | PARM ERROR 67 | PARM ERROR 68 | PARM ERROR 69 | PARM ERROR 70 | PARM ERROR 71 | PARM ERROR 72 | PARM ERROR 73 | PARM ERROR 74 | PARM ERROR 75 | PARM ERROR 76 | PARM ERROR 77 | PARM ERROR 78 | PARM ERROR 79 | PARM ERROR 80 | PARM ERROR 81 | PARM ERROR 82 | PARM ERROR 83 | PARM ERROR 84 | PARM ERROR 85 | PARM ERROR 86 | PARM ERROR 87 | PARM ERROR 88 | PARM ERROR 90 | PARM ERROR 91 | PARM ERROR 92 | PARM ERROR 93 | PARM ERROR 94 | PARM ERROR 95 | PARM ERROR 96 | PARM ERROR 97 | PARM ERROR 98 | PARM ERROR 99 | PARM ERROR 100 | PARM ERROR 101 | PARM ERROR 102 | PARM ERROR 103 | PARM ERROR 104 | PARM ERROR 105 | PARM ERROR 106 | PARM ERROR 109 | PARM ERROR 110 | PARM ERROR 111

PARM ERROR 1
説明:

アソシエータデータセット(複数可)がオープンできなかったか、または GCB 処理時に次のエラーが発生しました。

  • DEVICE パラメータが無効か、正しくありません。

  • DD/ASSOR1~5 の JCL またはデータセットが存在しないか無効です。

  • データベース ID が一致しません。

  • チェックポイントファイルがありません。

このエラーは、データセットがシリンダ境界線上に配置されていないことが原因で発生する可能性があります。

対処:

シングルユーザーモードの場合、適切な Adabas ジョブ制御ステートメントを指定しなければなりません。


PARM ERROR 2
説明:

データストレージデータセット(複数可)をオープンできませんでした。 このことは、DD/DATAR1~5 の JCL またはデータセットが無効であるか、またはデータセットがシリンダ境界線上に配置されていない可能性があることを示します。

対処:

シングルユーザーモードの場合、適切な Adabas ジョブ制御ステートメントを指定しなければなりません。


PARM ERROR 3
説明:

WORK データセットをオープンできなかったか、または最後のワークブロックが読み込み可能ではありませんでした。 このことは、DD/WORKR1 の JCL またはデータセットが無効であるか、またはデータセットがシリンダ境界線上に配置されていない可能性があることを示します。

対処:

シングルユーザーモードの場合、適切な Adabas ジョブ制御ステートメントを指定しなければなりません。


PARM ERROR 4
説明:

ADARUN ステートメントのスレッド数(NT)パラメータの値が無効です。 指定可能な範囲は 3~250 です。


PARM ERROR 5
説明:

ADARUN ステートメントのホールドキューエレメント数(NH)パラメータの値が無効です。 指定可能な範囲は 20~16,777,215 です。


PARM ERROR 6
説明:

ADARUN ステートメントのユーザーキューエレメントカウント(NU)パラメータの値が無効です。 指定可能な範囲は 20~16,777,215 です。


PARM ERROR 7
説明:

ADARUN ステートメントのユーザー ISN ホールドキューカウント(NISNHQ)パラメータの値が無効です。 指定可能な最大値は、NH パラメータ値/4 または 65535 のいずれか小さい方です。


PARM ERROR 8
説明:

ADARUN ステートメントのコマンドキューエレメントカウント(NC)パラメータの値が無効です。 指定可能な範囲は 20 ~32767 です。


PARM ERROR 9
説明:

ADARUN ステートメントの Adabas クラスタニュークリアス ID(NUCID)パラメータの値が無効です。 最大値は 65000 です。


PARM ERROR 10
説明:

ADARUN ステートメントの ISN リストテーブル長(LI)パラメータの値が無効です。 最小値は 2000 です。


PARM ERROR 11
説明:

ADARUN ステートメントのシーケンシャルコマンドテーブル(LQ)パラメータの値が無効です。 最小値は 2000 です。


PARM ERROR 12
説明:

ADARUN ステートメントのバッファプール長(LBP)パラメータの値が無効です。 最小値は 80,000 です。


PARM ERROR 13
説明:

ADARUN ステートメントの内部フォーマットプール(LFP)パラメータの値が無効です。 最小値は 6000 です。


PARM ERROR 14
説明:

ADARUN ステートメントのワークプール長(LWP)パラメータの値が無効です。 最小値は 80,000 です。


PARM ERROR 15
説明:

ADARUN ステートメントのソートエリア長サイズ(LS)パラメータの値が無効です。 指定可能な範囲は 19968~(LWP/2) - 19968 です。


PARM ERROR 16
説明:

ADARUN ステートメントのセキュリティプール長(LCP)パラメータの値が無効です。 指定可能な範囲は 2000~ 16777215 です。


PARM ERROR 17
説明:

バージョン 7.4 以前の Adabas Transaction Manager がインストールされている場合は、WORK パート 1 のサイズ(ADARUN ステートメントの LP パラメータの値)が 200 ブロック未満であるか、または WORK パート 2(LWKP2 パラメータ)、WORK パート 3(最小 50 ブロック)、使用されている場合は WORK パート 4(LDTP パラメータ)に必要なスペースの合計を WORK データセットサイズから引いた値を超えています。

バージョン 7.5 以降の Adabas Transaction Manager がインストールされている場合は、WORK パート 1 のサイズ(ADARUN ステートメントの LP パラメータの値)が 200 ブロック未満であるか、または WORK パート 2(LWKP2 パラメータ)および WORK パート 3(最小 50 ブロック)に必要なスペースの合計を WORK データセットサイズから引いた値を超えています。


PARM ERROR 18
説明:

WORK パート 3 に使用できるのは 50 ブロック未満です。 自動再スタートが実行されました。


PARM ERROR 19
説明:

ジェネラルコントロールブロック(GCB)の DBID と、WORK データセットに格納されている DBID が一致しません。 WORK データセットに、異なるデータベース(DBID)の自動再スタート情報が含まれています。


PARM ERROR 20
説明:

16MB 境界より下の GETMAIN に失敗しました。


PARM ERROR 21
説明:

ジェネラルコントロールブロック(GCB)に無効なデバイスタイプが含まれています。 GCB が上書き、損傷、または破壊されている可能性があります。


PARM ERROR 22
説明:

ASSO 書き込み時に I/O エラーが発生しました。 リージョンが小さすぎます。 書き込もうとした RABN が出力されます。


PARM ERROR 23
説明:

次のいずれかの理由により、ニュークリアスエントリはデータ保全ブロック(DIB)にすでに存在します。

  • 別の更新ニュークリアスがアクティブであるときにニュークリアスを開始しようとしました。

  • 前回のニュークリアスセッションは異常終了しましたが、そのニュークリアスの DIB エントリが削除されていません。

対処:

異常終了の後に DIB エントリが残っている場合は、ADARUN IGNDIB=YES パラメータを指定してジョブを再実行します。


PARM ERROR 24
説明:

ASSO 読み込み時に I/O エラーが発生しました。 読み込もうとした RABN が出力されます。


PARM ERROR 25
説明:

矛盾するユーティリティの DIB エントリが検出されたため、Adabas ニュークリアスを開始できませんでした。 排他的なデータベース制御を行うユーティリティまたは ADASAV(SAVE FILE または SAVE データベース)ジョブが実行中です。

対処:

ADASAV SAVE FILE または ADASAV SAVE(データベース)が異常終了した場合、ADARUN IGNDIB=YES パラメータを指定してニュークリアスを再スタートすることはできますが、セーブテープは今後の RESTORE 操作には使用できません。


PARM ERROR 26
説明:

リージョン間コミュニケーションを確立できませんでした。

対処:

ADARUN パラメータの FORCE=YES を指定してニュークリアスを再スタートします。

注意:
現在アクティブなニュークリアスの DBID を使用して FORCE=YES を指定すると、そのニュークリアスの操作が中断されます。 また、FORCE=YES オプションで上書きされた ID を持つ旧データベースのユーザーは、データベースにアクセスできなくなります。 したがって、FORCE=YES は絶対に必要な場合にのみ使用してください。 詳細は、『Adabas オペレーションマニュアル』の FORCE パラメータの説明を参照してください。


PARM ERROR 27
説明:

ADARUN ステートメントの PLOGRQ パラメータは、YES、FORCE、または SEL にデフォルトとして指定されていますが、プロテクションログおよび関連パラメータが指定されていません。


PARM ERROR 28
説明:

プロテクションログ(PLOG)データセット(複数可)をオープンできなかったか、または最後のデュアルまたはマルチ PLOG ブロックが読み込み可能ではありませんでした。 PLOG データセットの定義、指定、またはジョブ制御ステートメントに誤りがある可能性があります。


PARM ERROR 29
説明:

コマンドログ(CLOG)デバイス定義が無効です。


PARM ERROR 30
説明:

FREEMAIN エラー。


PARM ERROR 31
説明:

システム自動再スタートエラー(ニュークリアスレスポンスコードを参照)。


PARM ERROR 32
説明:

バッファフラッシュ時にエラーが発生しました。


PARM ERROR 33
説明:

WORK の初期化エラー。


PARM ERROR 34
説明:

自動再スタートが保留になっていると、READONLY=YES を指定してニュークリアスを開始できません。


PARM ERROR 35
説明:

ファイルコントロールブロック(FCB)のチェックに失敗しました。 FCB が上書きされたか、または破壊された可能性があります。


PARM ERROR 36
説明:

タイマの初期化に失敗したか、またはオペレータコミュニケーションが確立できませんでした。


PARM ERROR 37
説明:

共通ストレージ(CSA)で GETMAIN に失敗し、リージョン間コミュニケーションを確立できませんでした。 原因は、ADAMnn メッセージに詳しく表示されます。


PARM ERROR 38
説明:

DIB オーバーフロー。


PARM ERROR 39
説明:

スレッド数に対してワークプールが小さすぎます。

対処:

LWP パラメータ値を 25 KB x スレッド数以上に増やします。


PARM ERROR 40
説明:

データベースバージョンの不一致:データベースがバージョン version revision-level ではありません。

対処:

ADACNV ユーティリティを実行し、データベースを正しいバージョンにします。


PARM ERROR 41
説明:

Parallel Participant Table(PPT)初期化エラー。

  • PPT ブロック(RABN)の読み込みまたは書き込み時に I/O エラーが発生しました。

  • PPT の長さエラーが発生し、無効な PPT ブロックが検出されました。

1 最後のデータベースセッションから PLOG エントリを決定するため、PPT ブロック(RABN)を読み込んでいるときにエラーが発生しました。
2 PPT の定数セットを取得しようとしているとき、エラーが発生しました。
3 PPT 検証ルーチンでエラーが発生しました。
4 PPT エリアがいっぱいです。つまり、アクティブな PPT エントリがすでに 32 個存在します。
5 アクティブな PPT ブロックをチェックしようとしているとき、エラーが発生しました。
6 PPT ブロックを更新する前の読み込み時にエラーが発生しました。
7 WORK データセットの PPT で無効なファイル名が検出されました。
8 WORK データセットを初めて PPT に記録するため、PPT の定数セットを取得しようとしているとき、エラーが発生しました(WORK データセットの PPT には以前のエントリはありません)。
9 PPT エントリを初めて記録しているとき、WORK データセットの PPT で無効なファイル名が検出されました(WORK データセットには以前のエントリはありません)。
10 以前の PPT エントリを上書きするため、PPT エントリの定数セットを取得しようとしているとき、エラーが発生しました。
11 PLOGR1 データセットを PPT に記録しようとしているとき、無効なファイル名が検出されました。
12 新しい PLOGR1 データセットを古いものと比較しようとしているとき、無効なファイル長が検出されました。
13 PLOGR2 データセットを PPT に記録しようとしているとき、無効なファイル名が検出されました。
14 新しい PLOGR2 データセットを古いものと比較しようとしているとき、無効なファイル長が検出されました。
15 PPT を更新する前に、PPT の定数セットの取得でエラーが発生ました。 異なる PLOG データセットが検出されたか、または PLOG が使用されていません。
16 PPT に書き込む前に、PPT の定数セットの取得でエラーが発生ました。
15 他のニュークリアスで同じ PLOG を使用していないことを確認するため、PPT ブロックを読み込もうとしたときにエラーが発生しました。
18 現在のエントリとクラスタ内の他のアクティブなエントリとを比較しようとしているとき、PLOG データセット名でエラーが検出されました。
20 PPT の初期化しようとしているとき、内部エラーが発生しました。 DDPRINT および現在のセッションのダンプ、PPTPRINT、前のセッションの DDPRINT を用意して、Adabas サポートに連絡してください。

PARM ERROR 42
説明:

システムオープン中にエラーが検出されました。

  • PPT RABN 書き込みエラー。

  • WORK データセットは別のニュークリアスですでに使用中です。


PARM ERROR 43
説明:

システムオープン中にエラーが検出されました。

  • 前のセッションで使用したものと異なる PLOG が指定されたか、または PLOG が指定されませんでした。 前のセッションの PLOG がまだコピーされていません。

  • PLOGRQ=FORCE が指定され、前のセッションの PLOG がまだコピーされていないか、または UEX2 または UEX12 が指定されていません。


PARM ERROR 44
説明:

クラスタ障害の後で非クラスタニュークリアスを開始しようとしました。または、最初のクラスタニュークリアスを開始していますが、アクティブなブロックが PPT にすでに存在します。 ニュークリアスは開始できません。 セッションの異常終了の後で、シングルニュークリアスモードからマルチニュークリアスクラスタモードへの切り替え、またはマルチニュークリアスクラスタモードからシングルニュークリアスモードへの切り替えを行うことはできません。


PARM ERROR 45
説明:

16MB 境界より上の GETMAIN に失敗しました。メモリ関連のパラメータが大きすぎる可能性があります。


PARM ERROR 46
説明:

UQE を生成できませんでした。

対処:

NU パラメータを増やします。


PARM ERROR 47
説明:

WORK の読み込みまたは書き込み時に I/O エラーが発生しました。 読み込みまたは書き込もうとされた RABN は出力されます。


PARM ERROR 48
説明:

チェックポイントの生成時にエラーが発生しました。

  • オフラインユーティリティで生成されたチェックポイントの引き継ぎに失敗しました。

  • セッション開始チェックポイントの作成に失敗しました。


PARM ERROR 49
説明:

デュアルまたはマルチ PLOG の読み込みまたは書き込み時に I/O エラーが発生しました。 読み込みまたは書き込もうとされた RABN は出力されます。


PARM ERROR 50
説明:

デュアルまたはマルチ PLOG に、別のデータベースのデータが含まれています。


PARM ERROR 51
説明:

パラメータの矛盾:READONLY=YES と UTIONLY=YES は併用できません。


PARM ERROR 52
説明:

プロテクションロギングには、デュアルまたはマルチ PLOG を使用できません。 PLOG はすべてコピーされます。


PARM ERROR 53
説明:

指定された PLOG データセットのうち少なくとも 1 つが、クラスタ内の別のニュークリアスですでに使用中です。


PARM ERROR 54
説明:

IGNDIB=YES が指定されましたが、DIB ブロックに、矛盾するニュークリアスまたはユーティリティエントリが含まれていません。

対処:

IGNDIB パラメータを削除します。


PARM ERROR 55
説明:

グローバルリソースをロックまたはロック解除しようとしたときに I/O エラーが発生しました。 このパラメータエラーの前に表示される ADAN54 メッセージに、ロック/ロック解除できなかったグローバルリソースが示されます。


PARM ERROR 56
説明:

グループ名が矛盾する DIB エントリが見つかりました。 関連するニュークリアスが、アクティブのままになっている可能性があります。 DIB エントリは、タイプが同じ(シングル、クラスタ)で DIB エントリのオーナーと同じ CLUGROUPNAME のニュークリアスによってのみ削除できます。


PARM ERROR 57
説明:

DIB エントリがありません。 別のクラスタニュークリアスはこのデータベースですでにアクティブになっていますが、その DIB エントリが存在しません。


PARM ERROR 58
説明:

WORK ブロックサイズが小さすぎるため、MAXRECL 定義に基づいてこのデータベースで許可されている最大圧縮データレコードを格納できません。

対処:

WORK ブロック長を増やします。


PARM ERROR 59
説明:

このデータベースに存在する最大のアソシエータブロックサイズに対して、WORK ブロックサイズが小さすぎます。


PARM ERROR 60
説明:

PLOG ブロックサイズが小さすぎるため、MAXRECL 定義に基づいてこのデータベースで許可されている最大圧縮データレコードを格納できません。


PARM ERROR 61
説明:

このニュークリアスの開始時に、GCB の重要なフィールドが変更されました。 ニュークリアスではこの状況に対応できません。

対処:

ニュークリアスを再スタートします。


PARM ERROR 62
説明:

CPU タイマの初期化に失敗しました。


PARM ERROR 63
説明:

RRDF=YES は無効です。 シャドーデータベースを保守するための RRDF/ENET オプションは、現時点ではクラスタニュークリアスに使用できません。


PARM ERROR 64
説明:

最初にプロテクションログ(PLOG)をフォーマットせずに、バージョン 7.2 以上のニュークリアスを開始しようとしました。 バージョン 7.2 以上に変換する場合は、PLOG をフォーマットする必要があります。


PARM ERROR 65
説明:

ADARUN ステートメントの NSISN パラメータ値が、最大許容値((WORK ブロックサイズ - 6)/4)を超えています。


PARM ERROR 66
説明:

ADARUN ステートメントの LU パラメータの値が、NAB(アタッチドバッファ数)パラメータで暗示されるバイトカウントを超えています。 オープン操作時にエラーが検出されました。


PARM ERROR 67
説明:

DTP=RM または DTP=TM に対して初期化に失敗しました。

対処:

このパラメータエラーの前のメッセージを参照してください。


PARM ERROR 68
説明:

バージョン 7.4 以前の Adabas Transaction Manager がインストールされている場合に、DTP=TM で無効なパラメータが指定されました。

  • シングルユーザーモード(MODE=SINGLE)は指定できません。

  • LOCAL=YES は指定できません。

  • READONLY=YES は指定できません。

  • ゼロ以外の値を指定した LDTP(WORK パート 4)は無効です。

何らかの理由により、不完全なトランザクションに関するデータを TM に保持する必要がある場合は、ゼロ以外の値の LDTP を指定できますが、IGNDTP=YES を指定する必要もあります。 IGNDTP パラメータは緊急時にのみ使用するものです。使用する場合は、必ず Software AG 技術サポートにお問い合わせ下さい。

注意:
WORK パート 4 のデータが無視されると、そのデータに関連する不完全なグローバルトランザクションの整合性を保証できなくなります。

バージョン 7.5 以降の Adabas Transaction Manager がインストールされている場合に、DTP=TM で無効なパラメータが指定されました。

  • シングルユーザーモード(MODE=SINGLE)は指定できません。

  • LOCAL=YES は指定できません。

  • READONLY=YES は指定できません。


PARM ERROR 69
説明:

DTP パラメータに指定された vValue が無効です。

対処:

"RM"、"TM"、"NO" のいずれかを指定します。


PARM ERROR 70
説明:

定義済みのフォーマットの生成時に、次のエラーが発生しました。

  • システムファイルの FCB または FDT の読み込みに失敗しました。

  • 内部フォーマットの変換に失敗しました。

  • システム内部フォーマット用のプールが小さすぎます。


PARM ERROR 71
説明:

バージョン 7.4 以前の Adabas Transaction Manager がインストールされている場合に、NUCID で無効なパラメータが指定されました。

  • MODE=SINGLE は指定できません。

  • READONLY=YES は指定できません。

  • LFIOP は 0 以外の値でなければなりません。

  • プロテクションログを使用する場合は、デュアルまたはマルチ PLOG を指定しなければなりません。

  • MXMSG は 1~32767 の間でなければなりません。

  • NUCID は UBID と等しくしてはなりません。

バージョン 7.5 以降の Adabas Transaction Manager がインストールされている場合に、NUCID で無効なパラメータが指定されました。

  • MODE=SINGLE は指定できません。

  • READONLY=YES は指定できません。

  • LFIOP は 0 以外の値でなければなりません。

  • プロテクションログを使用する場合は、デュアルまたはマルチ PLOG を指定しなければなりません。

  • MXMSG は 1~32767 の間でなければなりません。

  • NUCID は UBID と等しくしてはなりません。


PARM ERROR 72
説明:

リカバリロギングの初期化に失敗しました。


PARM ERROR 73
説明:

チェックポイントファイルがいっぱいなため、レスポンスコード 75 または 77 を受け取りました。 オフラインユーティリティからのチェックポイントが失われた可能性があります。

対処:

UTIONLY=YES を指定してニュークリアスを開始し、チェックポイントファイルをリオーダ/増加します。


PARM ERROR 74
説明:

PLOG データセットのコピーまたは再フォーマットが完了するまで、データベースは起動しません。 おそらく、データベースはリストアされ、PLOG データセットがまだコピーされていません。 再生成機能のため、コピーが必要となる場合があります。

対処:

PLOG データセットの内容が今後の再生成機能に必要な場合は、ADARES PLCOPY を実行してコピーします。 PLOG が必要でない場合は、ADAFRM PLOGFRM 機能を使用して再フォーマットします。 いずれの場合も、PLOG データセットを解放した後でニュークリアスを開始します。


PARM ERROR 75
説明:

ニュークリアスが PLOG なしで実行されるか、または PLOGRQ=SEL が指定されている場合は、リカバリログ(RLOG)機能を使用してニュークリアスを実行できなくなります。 プロテクションログ(PLOG)データセットは使用できません。つまり、PLOGRQ=SEL または PLOGRQ=NO が指定されています。


PARM ERROR 76
説明:

DTP=TM または DTP=NO を指定してニュークリアスが開始されましたが、疑わしいトランザクションに関するデータが WORK パート 4 に含まれています。

対処:

DTP=RM を指定してニュークリアスを開始します。


PARM ERROR 77
説明:

マシンクロック(STCK)の問題です。 クロックが設定されずに稼動しているか、または無効な日付に設定されたシステムで IPL が行われました。

対処:

日付(タイムスタンプ)を修正し、ニュークリアスを再スタートします。


PARM ERROR 78
説明:

保持する必要がある 2 フェーズコミットデータが WORK パート 4 に含まれているため、WORK パート2 が小さくなりすぎました。


PARM ERROR 79
説明:

ENET ユーザー出口 10 が欠落しています。


PARM ERROR 80
説明:

ADACLU の初期化に失敗し、SUBCODE パラメータに示される次のいずれかの理由により、ニュークリアスが終了しました。

50 ADACOM が見つかりません。
51 ニュークリアスが最大数を超えました。
53 IDTH 接頭辞が無効です。
54 ニュークリアステーブルが無効です。
55 ユーザーテーブルが無効です。
56 GETMAIN に失敗しました。
対処:

特定のサブコードに対応するユーザーの対処は、次のとおりです。

50 ADACOM を開始します。
51 ADACOM パラメータの NU で指定されるニュークリアスの数を増やします。
56 リージョンサイズを増やします。 問題が持続する場合は、Software AG 技術サポートに連絡してください。

他のサブコードの場合は、Software AG 技術サポートに連絡してください。


PARM ERROR 81
説明:

DTP=RM が指定されている場合は、読み取り専用(READONLY=YES)またはシングルユーザー(MODE=SINGLE)のニュークリアスを開始できません。


PARM ERROR 82
説明:

セッションのオープン時に、DSF ロギング(DLOG)エリアがインストール済みであることが判明しましたが、DSF パラメータは YES に設定されていません。 Delta Save Facility を使用して実行するには、DSF=YES を指定する必要があります。

対処:

パラメータ DSF=YES を指定してニュークリアスを再スタートします。

あるいは、パラメータ DSF=NO を指定してニュークリアスを再スタートします。これにより、ニュークリアスで DLOG エリアが削除され、非 Delta Save モードで実行されます。

注意:
非 Delta Save モードに切り替えると、デルタセーブ操作を実行できなくなります。

PARM ERROR 83
説明:

Delta Save Facility の初期化に失敗しました。 失敗の原因は、前に表示された Delta Save オペレータメッセージに示されます。

対処:

ADADSF からのメッセージをチェックします。


PARM ERROR 84
説明:

DSF ロギングエリアを削除できませんでした。 Delta Save Facility がアクティブな状態で、別の Adabas クラスタニュークリアスが すでに稼動しています。

対処:

DSF=YES を指定してニュークリアスを開始します。


PARM ERROR 85
説明:

前のニュークリアスセッションは、ワークのオーバーフローで終了しました。 セッションの自動再スタート時に作成されるプロテクション情報のための空き領域が、ニュークリアスの WORK パート 1 に存在しません。

対処:

クラスタ環境(Adabas Cluster Services または Parallel Services)では、WORK パート 1 に十分な空き領域を持つ異なるクラスタニュークリアス(可能な場合は、新しいもの)を開始します。 非クラスタ環境(ベース Adabas)では、データベースを復元および再生成します。


PARM ERROR 86
説明:

VOL-SERVolser テーブルを確立できませんでした。


PARM ERROR 87
説明:

Entire Conversion Services(ECS)の初期化に失敗しました。


PARM ERROR 88
説明:

ユニバーサルエンコーディングサポート(UES)を使用するデータベースには、バージョン 7 以上の Adabas ルーターが必要です。 データベースで UES 機能を使用する場合、バージョン 6.2 以下の Adabas ルーター(ADASVC)では動作しません。

対処:

バージョン 7.1 以上のルーター(ADASVC)をインストールします。


PARM ERROR 90
説明:

無効な ADATCP 設定または UES=NO です。 TCPIP=YES を指定した実行ではユニバーサルエンコーディングサポートが必要です。

対処:

必要で応じて、TCPURL パラメータをチェックおよび修正します。 UES をインストールし、UES=YES を指定します。


PARM ERROR 91
説明:

Adabas クラスタの初期化に失敗しました。 プログラムが認可されずに実行されているか、または GETMAIN に失敗しました。

対処:

プログラムが APF 認可であることを確認します。 システムのスペース要件を見直します。 問題を確定できない場合は、Software AG 技術サポートに連絡してください。


PARM ERROR 92
説明:

セッションをオープンしているとき、Adabas クラスタのコミュニケーショングループに参加しようとしましたが、失敗しました。 Adabas クラスタメッセージングサービスを初期化するときに発生するこのエラーの前に、特定のエラーを説明する他のメッセージが表示されます。


PARM ERROR 93
説明:

ロック構造への接続に失敗しました。

対処:

ロック構造の定義要件を見直します。 問題を確定できない場合は、Software AG 技術サポートに連絡してください。


PARM ERROR 94
説明:

キャッシュ構造への接続に失敗しました。

対処:

キャッシュ構造の定義要件を見直します。 問題を確定できない場合は、Software AG 技術サポートに連絡してください。


PARM ERROR 95
説明:

他のアクティブな Adabas クラスタニュークリアスとのコミュニケーションに失敗しました。

対処:

同じオペレーティングシステムイメージで稼動しているクラスタニュークリアス間のコミュニケーション要件、およびクラスタのメンバが稼動しているオペレーティングシステムイメージ間のコミュニケーション要件を見直します。 問題を確定できない場合は、Software AG 技術サポートに連絡してください。


PARM ERROR 96
説明:

構造名が矛盾しています。 異なる CLUCACHENAME または CLULOCKNAME パラメータを指定して、別の Adabas クラスタニュークリアスがすでに稼動しています。

対処:

シスプレックスクラスタのすべてのニュークリアスによって使用される、カップリング機能のキャッシュ構造とロック構造の名前が同じであることを確認します。


PARM ERROR 97
説明:

グローバルパラメータに互換性がありません。 オンライン修正が不可能で互換性のないグローバルパラメータを使用して、別の Adabas クラスタニュークリアスがすでに稼動しています。

対処:

修正不可能なグローバル ADARUN パラメータを、すべてのクラスタニュークリアスで同じになるようにリセットします。 ニュークリアスを停止し、パラメータ設定を変更し、再スタートする必要がある場合があります。


PARM ERROR 98
説明:

Adabas クラスタリソースのロック/ロック解除に失敗しました。

対処:

Software AG 技術サポートに連絡してください。


PARM ERROR 99
説明:

内部エラーです。

対処:

Software AG 技術サポートに連絡してください。


PARM ERROR 100
説明:

Adabas Parallel Services クラスタに 31 個を超えるニュークリアスが存在しますが、このことは許可されません。

対処:

構成する Adabas ニュークリアスが 31 個以下になるように、Adabas Parallel Services クラスタを再設定します。


PARM ERROR 101
説明:

CLOGMRG=YES で無効なパラメータが指定されました。LOGGING=YES は必須です。デュアルまたはマルチ CLOG が必要です。

対処:

正しい ADARUN パラメータを指定し、セッションを再スタートします。


PARM ERROR 102
説明:

異常終了の後、異なる WORK データセットを指定してクラスタニュークリアスが開始されました。 前に使用された WORK データセットにデータがまだ含まれていることが PPT に示されていますが、この Cluster Service または Parallel Service のニュークリアスは異なる WORK データセットで開始されました。

対処:

前に使用された WORK データセットを使用して、クラスタニュークリアスを再スタートします。 正常終了の後にのみ、WORK データセットを変更します。


PARM ERROR 103
説明:

デュアル PLOG データセットの使用に互換性がありません。

最初のアクティブなニュークリアスで PLOG データセットを使用する場合は、後続のすべてのニュークリアスでも PLOG データセットを使用する必要があります。 最初のアクティブなニュークリアスで PLOG データセットを使用しない場合は、後続のすべてのニュークリアスでも PLOG データセットを使用できません


PARM ERROR 104
説明:

UEX2 または UEX12 の使用に互換性がありません。

最初のアクティブなニュークリアスで UEX2 または UEX12 を使用する場合は、後続のすべてのニュークリアスでも UEX2 または UEX12 を使用する必要があります。 最初のアクティブなニュークリアスで UEX2 または UEX12 を使用しない場合は、後続のすべてのニュークリアスでも UEX2 または UEX12 を使用できません


PARM ERROR 105
説明:

グローバルリソースシリアライゼイション(GRS)の設定が不適切です。 このニュークリアスで取得されたリソースロックは、ピアニュークリアスに対しては効力がありません。

対処:

Cluster Services ニュークリアス実行を意図するすべてのシステムで GRS リソースロックが相互に有効であるように GRS が構成されているかどうかをシステムプログラマに問い合わせてください。


PARM ERROR 106
説明:

LOCAL=YES が指定されている場合は、データベースのすべてクラスタニュークリアスを同じシステムで開始する必要があります。

対処:

LOCAL=YES が意図するパラメータ設定であれば、データベースのすべてクラスタニュークリアスを同じシステムで開始します。 これ以外の場合は、パラメータ設定を LOCAL=NO に変更します。


PARM ERROR 109
説明:

Adabas ニュークリアスで有効なライセンスモジュール(ロードモジュール ADALIC)をロードしようとしましたが、エラーが発生しました。 このニュークリアス起動エラーの詳細は、他のエラーメッセージを参照してください。

対処:

(インストールテープまたは電子メールで)有効な Adabas ライセンスを取得したことを確認し、お使いの操作環境に固有の Adabas データベースインストール手順に従って正しくインストールされたことを確認します。 問題が解決しない場合は、Software AG 技術サポートに連絡してください。


PARM ERROR 110
説明:

初期化を行うため Adabas ニュークリアスでハイパー出口を呼び出したときに、エラーが発生しました。

対処:

レスポンスコードおよびサブコードを調べ、エラーの理由を調べます。


PARM ERROR 111
説明:

クラスタニュークリアスのパラメータ値が無効です。

  • MXCANCEL には、15~2,147,483,647 秒の値を指定する必要があります。

  • MXCANCELWARN には、ゼロ(0)または 4~(MXCANCEL–1)秒の値を指定する必要があります。

  • MXMSG には、15~32,767 秒の値を指定する必要があります。

  • MXMSGWARN には、ゼロ(0)または 4~(MXMSG–1)秒の値を指定する必要があります。

  • MXSTATUS には、ゼロ(0)または 15~21,474,836 秒の値を指定する必要があります。

  • MXWTOR には、ゼロ(0)または 15~64,800 秒の値を指定する必要があります。

対処:

無効なパラメータ値を、上記のいずれかの有効な値に修正します。


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