Adabas ADARUN ステートメントおよびパラメータによって、ニュークリアスオペレーティング環境が定義されます。 ここでは、ADARUN ステートメントおよびパラメータが原因となって発生する可能性のあるエラーメッセージについて説明します。 メッセージの形式は次のとおりです。
ADARUN ERROR nn message-text
ここで、nn はメッセージ番号を示し、message-text はエラー内容を説明します。 すべての ADARUN エラーメッセージには、ユーザーアベンド 35(ダンプなしの異常終了)コードが付加されます。
ERROR 1 | ERROR 2 | ERROR 3 | ERROR 5 | ERROR 6 | ERROR 7 | ERROR 8 | ERROR 9 | ERROR 10 | ERROR 12 | ERROR 13 | ERROR 20 | ERROR 21 | ERROR 22 | ERROR 98 | ERROR 99 | ERROR 140 | WARNING 26 | WARNING 27 | WARNING 28
ERROR 1 | I/O-error DDCARD |
説明: |
ジョブコントロール(JCL/JCS)エラーが発生しました。 |
対処: |
エラーを修正した後、ジョブを再実行します。 |
ERROR 2 | Unknown module |
説明: |
ADARUN PROG パラメータまたはライブラリ割り当て JCL のどちらかが正しくありません。 |
対処: |
エラーを修正した後、ジョブを再実行します。 |
ERROR 3 | Invalid parmcard |
説明: |
ADARUN パラメータステートメントで、1~6 桁目に文字列 ADARUN が指定されていないか、または 7 桁目が空白( )ではありません。 |
対処: |
エラーを修正した後、ジョブを再実行します。 |
ERROR 5 | Invalid parm |
説明: |
次のいずれかが発生しました。
|
対処: |
エラーを修正した後、ジョブを再実行します。 |
ERROR 6 | Syntax error |
説明: |
ADARUN で無効なパラメータ構文が検出されました。 |
対処: |
エラーを修正した後、ジョブを再実行します。 |
ERROR 7 | Unknown keyword |
説明: |
ADARUN で無効なキーワードパラメータが検出されました。 |
対処: |
エラーを修正した後、ジョブを再実行します。 |
ERROR 8 | Error from load |
対処: |
ADARUN で、オペレーティングシステムのロード機能から 0 以外のリターンコードが検出されました。 |
対処: |
特定のリターンコード値について関連する ADAInn または他のメッセージを参照した後、適切なオペレーティングシステム情報を参照して対処方法を確認してください。 |
ERROR 9 | No user program |
説明: |
ADARUN がユーザープログラムから呼び出されなかったか、または必須の ADARUN パラメータが指定されていません。 |
対処: |
JCL またはコントロールステートメントを修正し、ジョブを再実行します。 |
ERROR 10 | Module = non-XS |
説明: |
BS2000 のみ。 ADARUN が XS ライブラリからロードされました。 ロード処理中に、指定された非 XS モジュールが削除されました。 |
対処: |
XS ライブラリと非 XS ライブラリが混在しないようにしてください。 |
ERROR 12 | Invalid CMDQMODE = operand (above, below) |
説明: |
BS2000 のみ。 CMDQMODE パラメータで誤った構文オプションが指定されました。 |
対処: |
ジョブは終了します。 正しいパラメータ値を設定してください。 |
ERROR 13 | Invalid TAPEREL = operand (NO, RELEASE, KEEP, UNLOAD, KEEPUNL) |
説明: |
BS2000 のみ。 TAPEREL パラメータに誤った構文オプションが指定されました。 |
対処: |
ジョブは終了します。 正しいパラメータ値を設定してください。 |
ERROR 20 | RMODE error |
説明: |
AMODE=24 での実行時に、ADARUN で RMODE={ANY | 31} でリンクされた 1 つ以上のロードされたモジュールが検出されました。 |
対処: |
ロードライブラリをチェックし、AMODE=24 でリンクされたモジュールを AMODE={ANY | 31} でリンクし直すか、または RMODE=ANY でリンクされたモジュールを RMODE=24 でリンクし直します。 |
ERROR 21 | CLU parm error |
説明: |
ADARUN で、次のような矛盾した CLUSTER パラメータが検出されました。
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対処: |
エラーを修正した後、ジョブを再実行します。 |
ERROR 22 | NXLOG error |
説明: |
ADARUN で、次のような矛盾した矛盾したパラメータが検出されました。
|
対処: |
エラーを修正した後、ジョブを再実行します。 |
ERROR 98 | Adabas v.v cannot run on NXS hardware |
説明: |
BS2000 のみ。 Adabas 6.2 以上では 31 ビットのプロセッサが必要です。 |
ERROR 99 | Adabas v.v cannot run under BS2000 version lower than (<) 10 |
説明: |
BS2000 のみ。 Adabas 6.2 以上ではバージョン 10 以上の BS2000 が必要です。 |
ERROR 140 | PPT-Area allocation failed |
説明: |
PPT エリアを割り当てられませんでした。 32 ASSO ブロックの割り当てを行おうとしました。 |
対処: |
データベースの ASSO サイズを増やしてジョブを再実行します。 |
WARNING 26 | Parameter AMODE out of service |
説明: |
BS2000 のみ。 ADARUN ステートメントで AMODE=31 が検出されました。 このパラメータは Adabas から削除されます。 SSF を使用するターゲットは、AMODE 31 で実行する必要があります。 |
対処: |
ジョブは継続します。 ADARUN ステートメントから AMODE= を削除します。 |
WARNING 27 | Parameter IDTMODE out of service |
説明: |
BS2000 のみ。 IDTMODE=ABOVE ステートメントが検出されました。 このパラメータは Adabas から削除されます。 SSF で作成された IDT は、16MB 境界より上に割り当てられます。 |
対処: |
ジョブは継続します。 ADARUN ステートメントから IDTMODE= を削除します。 |
WARNING 28 | Parameter NECB out of service |
説明: |
BS2000 のみ。 NECB= ステートメントが検出されました。 このパラメータは Adabas から削除されます。 ポストされた ECB キューはオーバーフローできなくなりました。 |
対処: |
ジョブは継続します。 ADARUN ステートメントから NECB= を削除します。 |