バージョン 8.1.3
 —  DBA タスク  —

AVILOOK

コマンド分析サンプラー(AVILOOK)は、ファイルへのアクセスに使用されるコマンド構造についてのレポートを作成することで、Adabas Vista のパーティションオプションの効果が認められるファイルを判断するのに使用できます。

サンプラーは、SYSAVI を使用してオンラインで制御および出力できます。また、通常のデータベースの終了時に結果を出力することもできます。

注意:
Adabas Vista のライセンスを持たない Adabas のお客様には、AVILOOK サンプラーと SYSAVI のデモバージョンが Adabas リリーステープに収録されています。


AVILOOK の有効化

AVILOOK は次の ADARUN コマンドを使用して有効にします。

ADARUN VISTA=YES

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SYSAVI – AVILOOK の選択

Start of instruction setAVILOOK を選択するには、次の手順に従います。

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SYSAVI – AVILOOK の使用

ここでは、AVILOOK の使用方法について説明します。

AVILOOK ファイルメンテナンス

ファイルメンテナンス画面には、指定されたデータベース番号の AVILOOK にすでに定義されたファイルが一覧表示されます。 データベース名も表示されます。

Start of instruction setAVILOOK メニューからファイルメンテナンス画面を表示するには、次の手順に従います。

  1. サービスオプション 1 を選択します。

  2. AVILOOK を実行するデータベースの Adabas データベース番号を指定します。

    データベースは、ADARUN VISTA=YES パラメータを指定して実行する必要があります。

  3. クラスタデータベースの場合は、ニュークリアス ID を指定します(オプション)。

    指定したデータベース番号がクラスタデータベースの場合は、監視するクラスタニュークリアスのニュークリアス ID を指定するオプションがあります。

    +--------------------------------------------------+
    |  13:31:07     Select Cluster Members  2006-04-20 |
    |                                        V1NUCSM1  |
    |  DBID:   231                                     |
    |                                                  |
    |   C    Nuc    C    Nuc    C    Nuc    C    Nuc   |
    |   _      1    _      2                           |
    |                                                  |
    |                                                  |
    |                                                  |
    |  Mark to select                                  |
    |  Command ==>                                     |
    |              PF3 Exit     PF4 Refr               |
    |                                                  |
    +--------------------------------------------------+
    

    このリストから、適切なニュークリアスを選択できます。

    ニュークリアス ID を指定しない場合、または値に 0 を指定する場合は、ローカル Adabas System Coordinator のノード ID を指定する必要があります。 クラスタ内で現在アクティブになっているニュークリアスが一覧表示されたウィンドウが表示されます。

    SYSAVI を使用するジョブが System Coordinator グループに定義されている場合は、ローカル System Coordinator のノード ID は自動的に設定されます。

    DBID: 231    (TEST-V7-DB) 
    
     C    File    Command Limit         Commands         Started          Status
     _      12                0                0                          Paused
     _       2                0             5768   2006-04-20 09:09:20    Active
    
    
    
     
    Mark with (A)ctivate,(P)ause,(R)eset,(S)tatistics,(X)Delete
    
     Command ==>
    

    コマンド数を更新するには、PF4 キーを押します。

Start of instruction setファイルエントリを選択するには、次の手順に従います。

AVILOOK ファイル統計

Start of instruction setAVILOOK メニューからファイル統計画面を表示するには、次の手順に従います。

  1. ファイルエントリの隣の[C]列に、オプション「s」を入力します。

    DBID: 231   (TEST-V7-DB)
    File: 2                                       Started: 2006-04-20 09:09:20
                                                  Paused :         
              
    
           CC    Desc    Command Count          CC    Desc    Command Count
           L3     AA              2836
           S1     AB              1324
           L3     BC                24
           L9     S1                26
    
    
      Other Commands not listed above: 1558
    
    
      Command ==>
    

    この画面には、ファイルへのアクセスに使用されるコマンド構造に関する統計が表示されます(例えば S1、L3 および L9 コマンド)。 統計は、コマンドコード([CC])および Adabas の 2 文字のフィールド名([Desc])ごとに降順に表示されます。

    この例では、Adabas フィールド AA をプライマリシーケンスフィールドとして指定したファイル 2 に対して、L3 コマンドを使用したアクセスが 2836 回あります。 このように、主なアクセスが単一キーを使用したものであるようなファイルは、Adabas のフィールド AA を Adabas Vista パーティションオプションとして使用してパーティションを分割することが有効なことがあります。

AVILOOK ファイルの追加

Start of instruction set新しい AVILOOK ファイルを追加するには、次の手順に従います。

  1. AVILOOK のファイルメンテナンス画面で PF10 キーを押します。

    +----------------------------------------------------------------------------+
    |  08:11:07               AVILOOK Add File                        2006-04-20 |
    |                                                                  V14100M2  |
    |                                                                            | 
    |             File _____    Status (A/P)  P        (Active/Paused)           |
    |                           Command Limit 0        (0=No Limit)              |
    |                                                                            |
    |                     PF3 Exit    PF5 Update                                 |
    |                                                                            |
    +----------------------------------------------------------------------------+
    
  2. ファイル番号を入力します。

  3. AVILOOK ですぐに統計の収集を開始するか(アクティブステータス)、今ファイルを定義して後で有効にするか(停止ステータス)を示します。

  4. アクティブなファイルが停止ステータスになる前に処理できるコマンドの最大数を事前定義します(オプション)。

  5. ファイルを追加するには、PF5 キーを押します。

注意:
定義されたファイル(およびアクティブ化されたファイル)のみが、現在のデータベースセッション中にサンプリングされます。

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