カタログ化プログラミングオブジェクト(DDM は適用外)の Predict システムファイルに格納されているすべてのクロスリファレンス(XRef)データを、SYSMAIN で処理できます。
Predict システムファイルは、パラメータファイル内または Natural セッション開始時のプロファイルパラメータ FDIC
(『パラメータリファレンス』ドキュメントの「FDIC - Predict システムファイル」を参照)に割り当てられている値で決定されます。
現在実行中の SYSMAIN 機能の現在の FDIC 設定は、[XREF]ウィンドウの値(データベース ID およびファイル番号の 0
は現在の FDIC を示す)を置き換えるか、またはコマンドの where-clause に DIC
キーワードを指定することによって上書きできます。
オブジェクト指定ウィンドウの[XREF]フィールドまたはコマンドの XREF
キーワードによって、SYSMAIN で XRef データを処理するかどうかを指示します。
Predict がインストールされていない場合は、[XREF]フィールドに「N
」を入力(または XREF=N
を指定)して、Predict ファイルの XRef データが処理されないようにします。これはデフォルト設定です。
以下のセクションでは、次のトピックについて説明します。
[XREF]フィールドに N
が含まれている場合(または XREF=N
の場合)、XRef データは処理されません。
ただし、選択した設定にかかわらず、プログラミングオブジェクトを削除した場合は常に XRef データも削除されます。
[XREF]フィールドに Y
が含まれている場合(または XREF=Y
の場合)、XRef データは処理されます。
XRef データが処理される場合は、SYSMAIN 処理中に次の処理が適用されます。
SYSMAIN により、指定したプログラミングオブジェクトの Predict ソースシステムファイルに XRef データが存在するかどうかが確認されます。
プログラミングオブジェクトをターゲット環境から削除すると、XRef データが Predict ターゲットシステムファイルから削除されます。
プログラミングオブジェクトを新しい環境にコピーすると、プログラミングオブジェクトの XRef データが Predict ソースシステムファイルから Predict ターゲットシステムファイルにコピーされます。それに応じてライブラリ名を名前の変更機能を使用して変更すると、オブジェクト名も変更されます。
移動機能を実行すると、プログラミングオブジェクトの XRef データが Predict ソースシステムファイルから削除されます。
FDIC システムファイルにファイルセキュリティが設定されている場合は、SYSMAIN 機能を実行する前に、必要なソースシステムファイルとターゲットシステムファイルのいずれか、または両方のパスワードおよびサイファコードを指定する必要があります。指定しなかった場合、適切なエラーメッセージが表示されます。SYSMAIN ユーティリティの開始時に割り当てられるデフォルトシステムファイルに対してセキュリティ情報を提供する必要はありません。
XRef データの SYSMAIN 処理中に次の矛盾が発生すると、オブジェクトまたは機能のすべての処理が終了し、エラーメッセージが表示されます。
Natural Security の XREF オプションの値は Y
に設定されていますが、[XREF]フィールドには N
が含まれているか、または XREF=N
が指定されています。
[XREF]フィールドに Y
が含まれているか、または XREF=Y)
が指定されていますが、使用されている FDIC ファイルは有効な Predict ファイルではありません。