WH - ホールド状態でのレコードの待機

この Natural プロファイルおよびセッションパラメータは、処理に必要なレコードが別のユーザーによってホールド状態にされているために使用できなくなっている場合の処理を指定します。

可能な設定 ON 要求したレコードが使用できるようになるまで、またはレコードをホールド状態にしようとするときに時間などの制限を超過したことで Adabas エラーメッセージが発行されるまで、ユーザーは待ち状態になります。
OFF これらのレコードをホールド状態にできない場合、エラーメッセージが返されます。
デフォルト設定 OFF  
ダイナミックな指定  
セッション内の指定  
適用可能なステートメント SET GLOBALS  
適用可能なコマンド GLOBALS  
アプリケーションプログラミングインターフェイス USR1005N ユーティリティ』ドキュメントの「SYSEXT - Natural アプリケーションプログラミングインターフェイス」を参照してください。

注意:

  1. この Natural プロファイルおよびセッションパラメータでは、Adabas データベースのみが適用されます。
  2. Natural セッション内で、プロファイルパラメータ WH をセッションパラメータ WH で上書きできます。
  3. 後で更新/削除処理を行うために、Adabas レコードを読み込む Natural ステートメントを実行すると、Natural は Adabas に対してそのレコードをホールド状態にするように要求します。ホールド処理の詳細については、Adabas の『コマンドリファレンス』ドキュメントを参照してください。
  4. Natural Security では、このパラメータの設定は、ライブラリプロファイルの[セッションパラメータ]オプションで上書きできます。
  5. SKIP RECORDS IN HOLD オプションを使用する READ または FIND ステートメントでは、WH=OFF が設定されている場合、データベースアクセスは常に実行されます。ユーザーが別のユーザーによってホールドされたレコードを読み取ろうとすると、このレコードはスキップされ、読み込み順序の次のレコードで処理が続行されます。この場合、エラーメッセージは返されません。