DY - ダイナミック属性

このセッションパラメータは、ダイナミック属性フィールド表示に属性を割り当てるために使用します。

可能な設定 DY パラメータの構文」を参照してください。
デフォルト設定 なし  
適用可能なステートメント

DISPLAY
INPUT
PRINT
WRITE

パラメータはステートメントレベルでもエレメントレベルでも指定できます。
適用可能なコマンド なし  

特別な識別文字(エスケープ文字)は、属性定義の前後に付けます。

INPUTDISPLAYWRITE、または PRINT ステートメントで処理され、エスケープ文字を含む英数字フィールドは、エスケープ文字の位置でサブフィールドに分割されます。その後、対応する属性がサブフィールドに割り当てられます。エスケープ文字は空白で置き換えられます。

注意:
DY 指定が適用されるフィールドの一部については、現在のフィールド表示とカラー属性は、新しい設定が DY エントリで定義されるまで有効です。つまり、フィールドカラーは、DY パラメータ自体で新しいカラーを定義している場合、DY 属性によってのみ変更されます。同様のことがフィールド表現属性AD=B,C,D,I,N,U,V)にも該当されます。

以下では次のトピックについて説明します。


DY パラメータの構文

DY={{escape-character1} [color-attribute] [i/o-characteristics] [field-representation-attribute] } ... {escape-character2}

有効な設定について次に説明します。

escape-character1

属性定義の始めを表すエスケープ文字。任意の特殊文字、またはアポストロフィと 16 進数('xx)を使用できます。

color-attribute

カラー属性の割り当て。セッションパラメータ CD(カラー定義)も参照してください。

BL
GR
NE デフォルト色
PI ピンク
RE
TU 空色
YE 黄色

i/o-characteristics

意味
P サブフィールドの書き込み保護。

サブフィールドを書き込み保護するために P を指定できます。セッションパラメータ AD(属性定義)も参照してください。

field-representation-attribute

追加属性の割り当て。セッションパラメータ AD(属性定義)も参照してください。

意味
B 点滅(*)
C 手書き/斜体(*)
D デフォルトの輝度
I 高輝度
N 非表示
U 下線付き
V 反転表示(*)

* アスタリスク(*)の付いたフィールド表現属性では対応するハードウェア機能が必要です。これらの機能がないと、ランタイムに無視されます。

escape-character2

属性定義の終わりを表すエスケープ文字。任意の特殊文字(c)、またはアポストロフィと 16 進数('xx)を使用できます。

属性定義の終わりを表す文字の前に、エスケープシーケンス(エスケープ文字および属性)を 8 組まで指定できます。

例 1

DY=<U>

テキスト文字列は次のとおりです。

THIS <is> UNDERLINED

次のように出力されます。

THIS is UNDERLINED

例 2

DY=<BL|RE/GR>

割り当て:

< は青

| は赤

/ は緑

> は、初期フィールドカラーに戻ることを示します。

例 3:

DY=<P>;

テキスト文字列は次のとおりです。

Do not overwrite <this>

次のように出力されます。

Do not overwrite this

(この場合、this が保護されます)