Adabas または RDBMS のデータ変換

このセクションでは、Natural データフォーマットと対応する Adabas データベースまたはリレーショナルデータベース管理システム（RDBMS）のデータタイプの変換表を示します。

RDBMS から DDM を生成するには、RDBMS 固有のデータタイプから Natural データタイプに変換する必要があります。データアクセスおよびデータ変換の全般的な情報については、「関連トピック」の関連ドキュメントリストを参照してください。

ラージ変数／フィールドおよびダイナミック変数／フィールドの使用の詳細については、『ステートメント』ドキュメントの「可変長の列に対する DDM の生成および編集」を参照してください。

このセクションでは、次のトピックについて説明します。

Adabas

データタイプ Adabas データフォーマット Natural データフォーマット／データ長
英数字 A（n） An
バイナリ B（n） Bn
固定小数点

F（n）
but: F8

In
I4

float G（n） Fn
パック型 P（n） P（2 * n - 1）
アンパック型 U（n） Nn
ワイド文字（Unicode） W（n） U（n/2 rounded down）

Adabas D

RDBMS データタイプ Natural データフォーマット／データ長
boolean L
char（n） An
日付 A10
fixed（p,q） Np-q、q
float F8
integer I4
long A (DYNAMIC)
long varchar A (DYNAMIC)
smallint I2
string An
時刻 A8
timestamp A26
varchar An

Adabas SQL サーバー

RDBMS データタイプ Natural データフォーマット／データ長
char(5) A5
char(253) A253
decimal(5) N5
decimal(10.4) N6.4
double precision N10.6
float(1...21) N2.6
float(22...53) N10.6
integer I4
numeric(5) N5
numeric(10.4) N6.4
real F4
smallint I2

DB2

RDBMS データタイプ Natural データフォーマット／データ長
日付 A10
blob B (DYNAMIC)
clob A (DYNAMIC)
dbclob U (DYNAMIC)
decimal(5) N5
decimal(10.4) N6.4
fixed character(5) A5
float Fn
graphic(n) Un
longvar A (DYNAMIC)
longvarg A (DYNAMIC)
large integer I4
scientific notation N10.6
small integer I2
special data A253
system date and time A10
時刻 A8
timestamp A26
varchar An
varg 2*An
vargraphic(n) Un

注意:

  1. DB2 でデータタイプ blob、clob、dbclob、graphic および vargraphic を使用するには、Entire Access バージョン 6.2.1 以降の使用が前提条件となります。
  2. DB2 では、データタイプ graphicおよび vargraphic は、CREATE DATABASE mydb USING CODESET UTF-8 TERRITORY US などのステートメントで生成されている場合にのみ使用できます。詳細については、ローカルの DB2 のドキュメントを参照してください。

Informix

RDBMS データタイプ Natural データフォーマット／データ長
byte An
char(n) An
日付 A10
datetime A26
decimal(p,q) Np-q、q
float F8
integer I4
interval A17
money N14.2
nchar(2*n) Un
nvarchar(2*n) Un
real F4
serial I4
smallfloat F4
smallint I2
テキスト An
varchar(n) An

注意:
Informix でデータタイプ nchar および nvarchar を使用するには、Entire Access バージョン 6.2.1 以降の使用が前提条件となります。

Oracle

RDBMS データタイプ Natural データフォーマット／データ長
blob B (DYNAMIC)
char（n） An
clob A (DYNAMIC)
日付 A10
decimal (p,q) Np-q、q
double precision F8
float F4
integer I4
long A (DYNAMIC)
long raw B (DYNAMIC)
nchar(n) Un
nclob U (DYNAMIC)
number Nn
nvarchar2(n) Un
raw (n) Bn
real F4
rowid An
smallint I2
timestamp A26
varchar An
varchar2 (n) An

注意:

  1. 同じテーブル内でデータタイプ longと long raw、および clob と blob を混同しないようにしてください。
  2. データタイプ timestamp を使用するには、Entire Access バージョン 6.2.1 以降の使用が前提条件となります。timestamp のバリアントの timestamp with time zoneおよび timestamp with local time zone はサポート対象外です。
  3. Oracle でデータタイプ nchar、nvarchar2 および nclob を使用するには、Entire Access バージョン 6.2.1 以降の使用が前提条件となります。

Sybase

RDBMS データタイプ Natural データフォーマット／データ長
binary (n) Bn
bit N1
char（n） An
datetime A26
float F8
int I4
money N15.4
real F4
smalldatetime A26
smallint I2
smallmoney N6.4
timestamp B8
tinyint I2
unichar(n) Un
univarchar(n) Un
varbinary (n) Bn
varchar (n) An

注意:
Sybase でデータタイプ unichar および univarchar を使用するには、Entire Access バージョン 6.2.1 以降の使用が前提条件となります。これらのデータタイプは、Entire Access ctlib interface for Sybase を使用している場合にのみ使用できます。

Microsoft SQL Server

RDBMS データタイプ Natural データフォーマット／データ長
binary (n) Bn
bit N1
char（n） An
datetime A26
float F8
image B (DYNAMIC)
int I4
money N15.4
nchar(2*n) Un
ntext U (DYNAMIC)
nvarchar(2*n) Un
real F4
smalldatetime A26
smallint I2
smallmoney N6.4
テキスト A (DYNAMIC)
timestamp B8
tinyint I2
varbinary (n) Bn
varchar (n) An

注意:
Microsoft SQL Server でデータタイプ nchar、nvarchar、および ntext を使用するには、Entire Access バージョン 6.2.1 以降の使用が前提条件となります。また、これらのデータタイプには、Entire Access バージョン 6.2.1 以降の MSSQLODBC ドライバを使用する必要があります。

関連トピック

次のドキュメントの、Adabas または RDBMS からのデータ変換に関連するセクションを参照してください。