ダイアログがアクティブな間にランタイムエラーが発生すると、ダイアログはエラーイベントを受け取ります。 このエラーが発生すると常に実行されるイベントハンドラコードを指定できます。 エラーイベントハンドラコードを指定しないと、Natural はエラーメッセージを出力して異常終了し、すべてのダイアログが閉じられます。
イベントハンドラコードの最後に ESCAPE ROUTINE
ステートメントを指定すると、エラー処理後に通常のダイアログ処理を続行できます。
ダイアログエディタはイベントハンドラに対し ON ERROR
ステートメントを生成します。 例えば、パラメータ ZD
が ON
に設定されていて、かつ、エンドユーザーが整数をゼロで割ろうとしたときにアプリケーション全体が終了するのを回避する場合、エラーイベントハンドラコードは以下のようになります。
COMPRESS 'Natural error' *ERROR 'occurred.' INTO #DLG$WINDOW.STATUS-TEXT ESCAPE ROUTINE