Web I/O インターフェイスクライアントは、ブラウザコントロール内で HTML 端末エミュレータとして動作します。 Web I/O インターフェイスクライアントの表示の外観は通常の端末(エミュレーション)に非常に似ていますが、ブラウザ機能のため多少の違いがあります。
任意のフィールドでマウスポインタを使用してダブルクリックすると、Enter キーがシミュレートされます。
マウスポインタを使用して出力専用フィールドにカーソルを置くことはできますが、返されるカーソル位置(システム変数 *CURSOR
)は常にフィールドの最初の文字の位置になります。
入力フィールドおよび出力フィールドの範囲外にカーソルを置くことはできません。
1 つの入力フィールド内でのみ、左矢印キーおよび右矢印キーを使用してカーソルを移動できます。 他の矢印キーを使用した他のカーソル移動(出力フィールド内での移動、次の入力フィールドへの移動、上下移動など)はできません。
Insert キーを使用して、挿入モードのオン/オフを切り替えることができます。
Unicode 文字セット(タイプ U:中国語など)の場合、1 文字が通常の英数字に比べてスペースを多く必要とする可能性があります。これは、Unicode 文字表示がプロポーショナルであるためです。 Natural は固定幅の文字を基にしているため、アプリケーションの設計ではこの点を考慮する必要があります。
入力フィールドの場合はフィールド内でのスクロールが可能ですが、出力フィールドの場合には Unicode 文字を表示するためのスペースが不十分な可能性もあります。 フィールドの表示長は、セッションパラメータ DL
で制御できます。
先行入力モードはサポートされていません。
上書きモードでの貼り付けはサポートされていません。
キー体系は固定されているため、右側の Ctrl キーや数字パッドの Enter キーなどのキーを定義できなくなりました。
更新のみでなく完全な画面が送信されるため、画面更新速度は低下します。
点滅属性はサポートされていません。 反転属性は、現時点では Microsoft の Internet Information Services(IIS)の実装でのみサポートされています。
キー PF1~PF12 は、F1~F12 のキーの組み合せによってシミュレートされます。
キー PF13~PF24 は、Shift+F1~Shift+F12 のキーの組み合せによってシミュレートされます。
端末画面のサイズは、Natural プロファイルパラメータ TMODEL
によって制御されます。 デフォルト設定の TMODEL=0
は、43 行で 132 列を意味しています。
プログラムアテンションキー(PA1、PA2、および PA3)は、Ctrl+F1、Ctrl+F2、Ctrl+F3 のキーの組み合せによってシミュレートされます。
クリアキーは Ctrl+F4 によってシミュレートされます。
ATTN(アテンション割り込み)キー、RESET キー、EEOF(エンドオブファイルの消去)キーはありません。
I/O はブロックモードで行われます。 したがって、Natural プログラムはファンクションキーが押された場合にのみ反応します。
キー PF25~PF36 は、Ctrl+F1~Ctrl+F12 のキーの組み合せによってシミュレートされます。
キー PF37~PF48 は、Alt+F1~Alt+F12 のキーの組み合せによってシミュレートされます。