バージョン 6.3.3
 —  ファーストステップ  —

処理ルールとヘルプルーチン

処理ルールとヘルプルーチンは、マップ内のフィールドに対して定義されます。

以下の演習を完了すると、サンプルのアプリケーションは次のモジュールで構成されます(処理ルールは別のモジュールとして定義できず、常にマップの一部になります)。

Application structure

このドキュメントには次の演習が含まれています。


処理ルールの定義

ユーザーが開始名を指定せずに Enter キーを押した場合に表示するメッセージを定義します。

Start of instruction set処理ルールを定義するには

  1. マップエディタに戻ります。

  2. 開始名の入力フィールドを選択します。

  3. コンテキストメニューから、[ルール]を選択します。

    フィールド #NAME-START 用の[フィールド処理ルール]ダイアログボックスが表示されます。

    Field rules

  4. [生成]ボタンを選択します。

    空のエディタウィンドウが表示されます。

  5. 次の処理ルールを入力します。

    IF & = ' ' THEN
      REINPUT 'Please enter a starting name.'
      MARK *&
    END-IF
    

    処理ルール内のアンパサンド(&)は、フィールド名にダイナミックに置き換えられます。 この場合は、#NAME-START に置き換えられます。 #NAME-START が空白の場合は、REINPUT ステートメントで定義されたメッセージが表示されます。

    MARKREINPUT ステートメントのオプションです。 構文は MARK *fieldname です。 MARK は、REINPUT ステートメントの実行時にカーソルが置かれるフィールドを指定します。 この場合は、カーソルが #NAME-START フィールドに置かれます。

  6. エディタウィンドウの内容を保存します。

    [ルール選択]ダイアログボックスが表示されます。

    Rule selection

  7. [ランク]リストボックスで[1]を選択し、[OK]ボタンを選択します。

    ランクにより、異なるフィールドに対するルールの処理順序が定義されます。 ランク 1 のルールはすべて最初に処理され、その後にランク 2 などが続きます。

  8. 処理ルールを入力したエディタウィンドウを閉じます。

  9. マップをテストします。

  10. 結果の出力で、任意の開始名を入力して Enter キーを押します。

    出力ウィンドウが閉じます。

  11. マップをもう一度テストします。 名前を入力せずに、Enter キーを押します。

    処理ルールで定義したメッセージが、マップに表示されます。

  12. 出力ウィンドウを終了するには、開始名の入力を求めるフィールドに「.」(ピリオド)を入力し、Enter キーを押します。

  13. マップを Stow します。

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ヘルプルーチンの定義

ヘルプルーチンは、開始名の入力フィールドにカーソルが置かれているときにユーザーがヘルプキーを押すと表示されます。

まず、ヘルプルーチンを定義してから、それを特定のフィールドに関連付けます。

Start of instruction setヘルプルーチンを作成するには

  1. ライブラリワークスペースで、プログラムも含まれているライブラリ(TUTORIAL ノード)を選択します。

  2. コンテキストメニューから、[新規作成]>[ヘルプルーチン]を選択します。

    空のエディタが表示されます。

  3. 次のように入力します。

    WRITE 'Type the name of an employee'
    END
    
  4. ヘルプルーチンを格納し HLP01ます。

    [名前を付けて Stow]ダイアログボックスが表示されます。

  5. ヘルプルーチンの名前として「HLP01」と入力します。

  6. [OK]ボタンを選択します。

    ライブラリワークスペースで、Helproutines という名前の新しいノードが TUTORIAL ノードの下に表示されます。 このノードには、格納したヘルプルーチンが含まれています。

  7. ヘルプルーチンを入力したエディタウィンドウを閉じます。

Start of instruction setヘルプルーチンをマップ上のフィールドに関連付けるには

  1. マップエディタに戻ります。

  2. 開始名のデータフィールドを選択します。

  3. コンテキストメニューから、[定義]を選択します。

    または:
    データフィールドをダブルクリックします。

    [フィールドの定義]ダイアログボックスが表示されます。

  4. [ヘルプルーチン]テキストボックスで「'HLP01'」(一重引用符も含めます)と入力します。

    これは、ヘルプルーチンの保存に使用した名前です。

  5. [OK]ボタンを選択します。

  6. マップをテストします。

  7. 結果の出力で、開始名の入力フィールドに疑問符(?)を入力します。

    定義したヘルプテキストが別のウィンドウに表示されます。

  8. Enter キーを押して、このウィンドウを閉じます。

  9. マップを終了するには、開始名の入力を求めるフィールドに「.」(ピリオド)を入力し、Enter キーを押します。

  10. マップを Stow します。

  11. マップエディタウィンドウを閉じます。

次の演習「ローカルデータエリア」に進みます。

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