このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。
データを、指定した Natural データフォーマットで、Windows またはドラッグドロップクリップボードから読み取ります。 ドラッグドロップ操作中であれば、データは優先的にドラッグドロップクリップボード(ソースプロセスに属しているローカルクリップボード)から読み込まれ、それ以外ではデータは Windows クリップボードから読み込まれます。
事前定義されたデータフォーマットおよびプライベートデータフォーマットの両方を使用できます(「SET-CLIPBOARD-DATA アクション」を参照)。 SET-CLIPBOARD-DATA アクションの場合と同じように、複数のデータオペランドが指定されている可能性があります。その際、スカラオペランドや配列オペランド(配列添字範囲を含む)のタイプやその組み合わせは任意です。 一般に、各データオペランドは、クリップボードから 1 つのデータ項目(つまり、CF-TEXT フォーマットの場合は 1 テキスト行、または CF-FILELIST フォーマットについては 1 ファイル名)を受け取り、事前定義されたフォーマットに対応してデリミタとトレーラ(存在する場合)はスキップされます。 ただし、指定された最後のオペランドがダイナミックアルファ変数であれば、読み込まれていない残りのデータ項目は、埋め込みデリミタ(改行またはヌルターミネータ)を含めてすべて変数に返されます。
受け取りデータが受け取りオペランドのフォーマットではなかった場合は、MOVE ステートメントと互換性のある方法で、このフォーマットに自動的に変換されます。
1 つ以上のデータ項目をスキップするために nX 表記を使用することができます(下記の例を参照)。
使用可能な受け取りフィールドの数が、クリップボードで有効な項目数とスキップされる項目数(存在する場合)の合計より多い場合、残りのデータフィールドは RESET ステートメントと互換性のある方法でリセットされます(下記の例を参照)。
名前/データタイプ | 説明 |
---|---|
フォーマット(A253) | 入力
Clipboard Natural データフォーマット。 事前定義されたフォーマット(例えば CF-TEXT)用の標準の数値文字列または個別フォーマット用のユーザー定義文字列です。 |
データ
(ハンドル以外の任意のタイプの一覧) |
入力
データを受け取るデータフィールド。 配列添字範囲と多次元配列を含む、任意の数の非ハンドルスカラおよび(または)配列オペランドで構成できます。 ダイナミックなアルファベット変数もサポートされています。 |
Response(I4) | 出力
Natural エラー(該当する場合)。 |
DEFINE DATA LOCAL 1 #FMT (A9) CONST<'MYPRIVFMT'> 1 #A (A32) 1 #I (I4) INIT<1880> 1 #D (D) 1 #RESPONSE (I4) END-DEFINE * * The following example demonstrates the use of private formats * PROCESS GUI ACTION SET-CLIPBOARD-DATA WITH #FMT 'A man a plan a canal - Panama' 42 *DATX GIVING #RESPONSE * * Read data back in (note use of nX notation to skip second item, * and that #I is reset as all available data items have been exhausted) * PROCESS GUI ACTION GET-CLIPBOARD-DATA WITH #FMT #A 1x #D #I GIVING #RESPONSE * WRITE 'First item:' #A 'Third item:' #D '=' #I