このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。
NGUMBDI1
メッセージボックスを表示します。例えば、"ダイアログエディタ" というタイトルで、"情報メッセージボックス" というメッセージを、"OK" ボタンスタイルのプッシュボタンがデフォルトで選択されている状態で表示します。 このようなメッセージボックスはモーダルであることに注意してください(選択しない限りエンドユーザーはこのメッセージボックスを終了できません)。
名前/データタイプ | 説明 |
---|---|
GUI のハンドル | USING 節/入力。メッセージボックスの親ダイアログです。 |
ボタン(A1) | WITH 節/出力。選択されたボタンを返します(指定できる出力値については下記を参照)。 |
メッセージ(A253) | WITH 節/入力(BY VALUE)。表示するメッセージを指定します。 |
タイトル(A50) | WITH 節/入力(BY VALUE)。表示するメッセージボックスタイトルを指定します。 |
スタイル(A32) | WITH 節/入力(BY VALUE)。メッセージボックスのタイプを指定します(指定できる入力値については下記を参照)。 |
"Button" の値 | 選択されるボタン |
---|---|
O | [OK]プッシュボタン。 |
C | [キャンセル]プッシュボタン。 |
Y | [はい]プッシュボタン。 |
N | [いいえ]プッシュボタン。 |
R | [Retry]プッシュボタン。 |
"Style" の値 | メッセージボックスタイプ |
---|---|
I | 丸いアイコン内の青色の小文字の "i"、情報。コマンドの結果についての情報を提供します。 ユーザー選択は提供しません。ユーザーは、[OK]ボタンをクリックすることでメッセージに同意します。 |
! | 感嘆符、警告。破壊したり、元に戻せない結果となる可能性がある操作を実行しようとしている場合など、続行する前にユーザーの決定や入力を必要とする条件や状況をユーザーに警告します。 |
S | 停止記号、重大。作業を継続する前に、修正または介入を必要とする重大な問題をユーザーに通知します。 |
? | メッセージのタイプを明確に表していないので、この記号はもう推奨されていません。 下位互換性のためにのみ、引き続きサポートされています。 |
以下と組み合わせ可能 | |
O | [OK]プッシュボタン(デフォルト)。 |
OC | [OK]および[キャンセル]プッシュボタン。 |
YNC | [はい]、[いいえ]、および[キャンセル]プッシュボタン。 |
YN | [はい]および[いいえ]プッシュボタン。 |
RC | エンドユーザーがメッセージボックスに応答するまで[Retry]および[Cancel]プッシュボタン。 |
以下と組み合わせ可能 | |
1 | 最初のプッシュボタンをデフォルトにします。 |
2 | 2 番目のプッシュボタンをデフォルトにします。 |
3 | 3 番目のプッシュボタンをデフォルトにします。 |
注意:
メッセージボックスにスタイル "C" がある場合、[キャンセル]ボタンだけのメッセージボックスはサポートされていないため、[OK]ボタンが生成されます。
OPEN DIALOG NGU-MESSAGEBOX USING NULL-HANDLE WITH #BUTTON 'Do you want to save the changes ?' /* These parameters are 'Exit editor' '?YNC1' /* passed BY VALUE
END-OF-LINE
このキーワードは、NGU-MESSAGEBOX ダイアログを使用するときに、メッセージボックステキストでの改行を強制するために使用します。 強制改行するには、まず COMPRESS ステートメントを使用して、このキーワードを英数字による "メッセージ" 文字列に埋め込みます。次に例を示します。
COMPRESS 'HELLO' END-OF-LINE 'THIS IS A MESSAGE' TO #MESSAGE
ただし、この方法はシステム提供フォーマットを無効にするので、メッセージのテキストが明らかに複数行に分かれる場合にだけ使用してください。
Enter または Leave イベントハンドラでこのダイアログを開く前に、属性 SUPPRESS-ENTER-EVENT および SUPPRESS-LEAVE-EVENT を TRUE に設定する必要があります。 これにより、ダイアログを開くときの無限ループを避けます(メッセージボックスが表示されるとき、Enter または Leave イベントハンドラを含んでいるダイアログまたはダイアログエレメントに対して別の Enter および Leave イベントが発生します)。 メッセージボックスが呼び出された後に、再度属性を FALSE 値に変更します。