Natural では、FNAT システムファイル内の対応するユーティリティライブラリにログオンせずに Natural ユーティリティを呼び出します。 この結果、Natural では、グローバルデータエリア(GDA)またはアプリケーションに依存しない変数(AIV)、あるいはその両方が維持されます。
現在のユーザーライブラリおよび設定は維持されます (GDA または AIV、あるいはその両方をリセットするには、『パラメータリファレンス』のプロファイルパラメータ FREEGDA
を参照)。
アプリケーション環境の設定を維持するには、ユーティリティライブラリにログオンしないでください。 代わりに、ユーティリティに対応する Natural システムコマンドを使用してユーティリティを呼び出します。
ユーティリティが終了すると、ユーティリティを呼び出したライブラリに戻ります。 ただし、ユーティリティを呼び出す前にユーティリティライブラリに明示的にログオンした場合は、ユーティリティの終了後、その(ユーティリティ)ライブラリから移動しません。
オブジェクトソースはアクティブなライブラリ内でのみ編集できるため、SYSEXT ユーティリティおよび SYSEXV アプリケーションでは、対応するユーティリティライブラリへの暗黙的なログオンを実行します。
Natural Security で Natural ユーティリティの使用を制御する方法の詳細については、『Natural Security』ドキュメントの「Protecting Utilities」セクションを参照してください。
Natural Security がインストールされていない場合は、ユーザー出口ルーチン UTI-EX01 を使用して Natural ユーティリティの使用を制御できます。 このユーザー出口ルーチンのプログラムソースは、ライブラリ SYSEXT でソースオブジェクト UTI-SX01 として提供されています。
UTI-EX01 をアクティブにするには
ソースオブジェクト UTI-SX01 を UTI-EX01 の名前で CATALOG
または STOW
します。
ユーザー出口ルーチンのソースオブジェクト(要件に応じて変更可能)およびカタログ化オブジェクトが更新インストールで上書きされないように、別の名前が使用されます。
FNAT または FUSER システムファイル内のライブラリ SYSTEM に UTI-EX01 をコピーします。
ユーザー出口ルーチンの詳細については、ライブラリ SYSEXT の UTI-SX01 のソースオブジェクトを参照してください。