バージョン 4.2.5
 —  ユーティリティ  —

複数スタブの生成

コマンド SYSRPC SGMASS を使用して、単一または複数のスタブサブプログラムをオンラインモードまたはバッチモードで生成できます。

スタブサブプログラムは、サブプログラムまたはパラメータデータエリア(PDA)から作成します。

このセクションでは、次の内容について説明します。


SYSRPC SGMASS コマンドの使用

スタブサブプログラムをオンラインで生成するためのいずれかの NEXT または MORE コマンドプロンプトに、SYSRPC SGMASS コマンドを入力できます。

以降のセクションでは、次の項目について説明します。

SYSRPC SGMASS の構文

次の構文図に、SYSRPC SGMASS に適用される構文を示します。

SYSRPC SGMASS [name] [compression]

構文項目の name および compression については、「名前の指定と圧縮」セクションで説明します。

SYSRPC SGMASS レポート

次に示すように、SYSRPC SGMASS コマンドでは、コマンドによって生成されたスタブサブプログラム(オブジェクト)をリストするレポートが生成されます。

Page       1                                               2006-05-24 16:09:17
                                                                              
    SYSRPC - Stub Generation in Library SAGTEST                               
                                                                              
                                                                              
Generation Criteria:                                                          
                                                                              
    Object name or range: RPC*                                               
             Compression: 1                                                   
                                                                              
                                                                              
Generation Results:                                                           
                                                                              
 Number of objects found:       8                                             
     Maximum send length:  200228                                             
  Maximum receive length: 1024192                                             
                                                                              
                                                                              
Object     Type      Send Length   Receive Length   Message                   
--------   ----   --------------   --------------   --------------            
RPCCALL1   N                 209              202                             
RPCCALL2   N                 219              240   Compression=2  
RPCCALL3   N                 204              193
MORE

このレポートは 3 つのセクションで構成されており、それぞれに次の情報が表示されます。

MORE プロンプトが表示された場合は、ENTER キーを押してレポートの最後までスクロールします。

単一または複数のオブジェクトのスタブ生成が失敗した場合、影響を受けたオブジェクトの数および該当するエラーメッセージがレポートで示されます。

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名前の指定と圧縮

スタブ生成用に選択するオブジェクト(サブプログラムまたは PDA)および使用する圧縮のタイプを指定できます。

名前

オブジェクト名または名前の範囲を指定できます。 オブジェクトの名前または名前の範囲の指定は任意です。

注意:
オブジェクトの名前または名前の範囲を指定しない場合、まれに例外はありますが(下記参照)、現在のライブラリのすべてのサブプログラムまたは PDA がスタブサブプログラムに変換されます。

以下は、有効な名前の指定について説明したものです。ここで value は、任意の組み合わせによる 1 文字以上の英数字を表します。

入力 選択されるオブジェクト
*

すべてのサブプログラムまたは PDA。

これはデフォルト設定です。

value value と同じ名前を持つサブプログラムまたは PDA。
value*

value で始まる名前を持つすべてのサブプログラムまたは PDA。

value value 以前の名前を持つすべてのサブプログラムまたは PDA。
value value 以降の名前を持つすべてのサブプログラムまたは PDA。

名前の例外

Natural システムライブラリ SYSRPC では、SYSRPC SGMASS は RDS、RPC、NAT、NAD、または NSC のいずれかの接頭辞で始まる名前を持つすべてのサブプログラムをスタブ生成から除外します。

ユーザーライブラリでは、SYSRPC SGMASS はサブプログラム NATCLTGS をスタブ生成から除外します。

圧縮

012 のいずれかの圧縮タイプを選択できます。 圧縮の指定は任意です。 スタブ生成に使用するデフォルトタイプは 1 です。

Natural リモートプロシージャコール(RPC)』ドキュメントの「Natural RPC 環境の運用」にある「圧縮の使用」の記載も参照してください。

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