このセクションでは、Natural RPC サーバーを終了する方法について説明します。 いくつかの方法があります。
『SYSRPC ユーティリティ』ドキュメントの「サーバーの終了」で説明されているように、SYSRPC
ユーティリティの TE
(Terminate Server) コマンドを使用します。
Natural RPC サーバーは、サーバーが現在リモート CALLNAT
を実行しておらず、会話の次の CALLNAT
要求を待機していない場合にのみ終了できます。
EntireX System Management Hub の Server サブツリーの
ボタンを使用します。アプリケーションプログラミングインターフェイス(API)USR2073N
によって、Natural RPC サーバーを ping または終了できます。
インターフェイスによって、ping または終了コマンドが、ノード名およびサーバー名によって指定された RPC サーバーに送信されます。 返されたメッセージには、次の情報が含まれています。
実行されているサーバーのバージョン(PING
)または
終了の確認(TERMINATE
)または
エラーメッセージ
USR2073N
を使用するには
サブプログラム USR2073N
を、ライブラリ SYSEXT
からライブラリ SYSTEM
または steplib ライブラリまたはサーバー環境の任意のアプリケーションにコピーします。
DEFINE DATA PARAMETER
ステートメントをストラクチャードモードで使用するか、RESET
ステートメントをレポーティングモードで使用して、次のパラメータを指定します。
パラメータ | フォーマット | I/O | 説明 | |
---|---|---|---|---|
FUNCTION |
A10 | I | PING |
RPC サーバーにそのバージョンを問い合わせます。 |
TERMINATE |
Natural RPC サーバータスクの終了を開始します。 | |||
SRVNODE |
A192 | I | サーバー名が EntireX のロケーショントランスペアレンシまたは LOGBROKER=nodename として論理 Broker ノード名を表す場合、ノード名または * を指定します。 プロファイルパラメータ RPC またはパラメータマクロ NTRPC のキーワードサブパラメータ SRVNODE を設定します。
|
|
SRVNAME |
A192 | I | サーバー名または EntireX ロケーショントランスペアレンシ。 プロファイルパラメータ RPC またはパラメータマクロ NTRPC のキーワードサブパラメータ SRVNAME を設定します。
|
|
LOGON |
A1 | I |
ログオンフラグ |
|
USER-ID |
A8 | I |
クライアントが Natural Security(NSC)環境で実行されておらず、ログオンフラグが設定されている場合は、データがアプリケーションプログラミングインターフェイス |
|
PASSWORD |
||||
MSG |
A79 | O | メッセージが返されました。 | |
RC |
I2 | O | レスポンスコード。設定可能値は次のとおりです。 | |
0 |
MSG には、RPC サーバーまたは Broker からの正常メッセージが含まれています。
|
|||
1 |
MSG には、RPC サーバーまたは Broker からのエラーメッセージが含まれています。
|
|||
2 |
MSG には、インターフェイスからのエラーメッセージが含まれています。
|
|||
3 |
Natural Security エラー。 |
API を呼び出す前に、上述した入力変数を指定してください。
この出口は、Natural RPC サーバーが登録解除し、サーバーノードからログオフした後に呼び出されます。
NATRPC99
プログラムが見つからない場合、サーバーは通常どおりすぐに終了します。
プログラム NATRPC99
が見つかった場合、サーバーは通常の Natural セッションとして実行を継続します。
NATRPC99
は、パラメータのない FETCH
ステートメントで呼び出されます。つまり、NATRPC99
が呼び出される前に、Natural スタック上にデータは置かれません。
転送制御ステートメント(FETCH
、CALLNAT
、PERFORM
)やプログラムを終了するステートメント(STOP
、ESCAPE
、TERMINATE
)など、NATRPC99
にコーディングを追加できます。
RETURN
または STOP
ステートメントによって NATRPC99
が終了された場合、Natural は NEXT
プロンプトに戻ります。 使用している環境で NEXT
プロンプトがサポートされていない場合(プロファイルパラメータ CM
=OFF
、非同期 Natural セッションなど)、セッションは終了します。 それ以外の場合は、セッションは Natural コマンドのプライマリ入力ファイル/データセットおよび INPUT
データ(CMSYNIN
)から、次のコマンドを読み取ろうとします。
NATRPC99
は Natural プログラムである必要があります。
NATRPC99
はシステムファイル FUSER
のライブラリ SYSTEM
に置く必要があります。 サーバーが現在ログオンしているライブラリの STEPLIB 連結は、NATRPC99
の検索で評価されません。
NATRPC99
は、『SYSRPC ユーティリティ』ドキュメントの「サーバーの終了」で説明されているように、現在は SYSRPC
ユーティリティを使用して発行された TE
(Terminate Server) コマンドでサーバーが終了された場合にのみ呼び出されます。 サーバーが EntireX System Management Hub. によって終了された場合は、出口は呼び出されません。
NATRPC99
(FETCH
、CALLNAT
、PERFORM
)によって呼び出される Natural オブジェクトは、サーバーがログオンしているライブラリまたはそのいずれかの steplib(システムファイル FUSER
の SYSTEM
など)に存在する必要があります。
Natural RPC サーバーの終了動作には、プロファイルパラメータ RPC
またはパラメータマクロ NTRPC
のキーワードサブパラメータ SRVTERM
が影響します。 デフォルトでは、前述の終了方法のいずれかが適用された場合を除き、サーバーは終了しません(SRVTERM=NEVER
)。
Attach Manager を使用して Natural RPC サーバーを要求に応じてダイナミックに起動する場合は、SRVTERM
を TIMEOUT
に設定する必要があります。 このパラメータ設定の場合、RPC 会話外での次のクライアント要求までの待機時間が所定の時間を超えると、Natural RPC サーバーは自動的に終了します。