バージョン 4.2.5
 —  パラメータリファレンス  —

WPSIZE - Natural ワークプールのサイズ

この Natural プロファイルパラメータでは、1 つの Natural セッションに対する 16 MB 境界の上下の Natural ワークプールのサイズを指定します。

Natural は、16 MB 境界の上下のワークプールを使用します。 これらのワークプールでは、すべての一時バッファの物理ストレージ要求が満たされます。

Natural は、特別な状況でのみ物理ストレージを使用します。例えば、CICS で SET CONTROL 'P=V' ステートメントで示される "値渡しオプション" 付きの CALL ステートメントの実行中に、スレッド外にパラメータエリアを渡す(スレッドは解放される)場合などです。

ワークプールの利点は、物理ストレージに対して多数の要求がある場合に、Natural 自体でこれらの要求を満たすことができ、オペレーティングシステムに渡す必要がないことです。

可能な設定 size-below size-below0~1024)は、16 MB 境界より下の 1 つのワークプールのサイズ(KB 単位)です。 ワークプールの残量がなくなった場合、同じサイズの別のワークプールが割り当てられます。 値 0 は、ワークプールが割り当てられないことを意味します。つまり、16 MB より下の物理ストレージに対するすべての要求は直接オペレーティングシステムに渡されます。
size-above size-above0~16384)は、16 MB 境界より上の 1 つのワークプールのサイズ(KB 単位)です。 ワークプールの残量がなくなった場合、同じサイズの別のワークプールが割り当てられます。 値 0 は、ワークプールが割り当てられないことを意味します。つまり、16 MB より上の物理ストレージに対するすべての要求は直接オペレーティングシステムに渡されます。
maximum-below maximum-below0~2097151)では、16 MB 境界より下に割り当てることができる合計物理ストレージ(KB 単位)を制限します。 値 0 は、物理ストレージを 16 MB 境界より下に割り当てることができないことを意味します。
maximum-above maximum-above0~2097151)では、16 MB 境界より上に割り当てることができる合計物理ストレージ(KB 単位)を制限します。 値 0 は、物理ストレージを 16 MB 境界より上に割り当てることができないことを意味します。
デフォルト設定 (32,128,2097151,2097151)  
ダイナミックな指定  
セッション内の指定 不可  

WPSIZE パラメータは次のように指定します。

WPSIZE=(下のサイズ,上のサイズ,下の最大サイズ,上の最大サイズ)

変更しないサブパラメータは省略できます。例えば、16 MB より上のワークプールサイズのみを 1000 KB に設定する場合、WPSIZE=(,1000) と指定できます。

Natural は、指定された設定に応じて、Natural ストレージスレッド外にワークプールを割り当てます。 ワークプールは、物理ストレージに対する最初の要求時に割り当てられ、次回の端末 I/O 時に解放されます。

非スレッド環境(例えば、バッチ、TSO)での推奨設定は WPSIZE=(0,0) です。 これにより、仮想ストレージを節約できます。

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