このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。
ユーティリティのコントロールステートメントは次のフォーマットになります。
ここでは次の内容を表しています。
次の表は、Adabas ステートメントの構文図で使用される形式を示しています。
ユーティリティコントロールステートメントの構造には、次の規則が適用されます。
各コントロールステートメントの第 1~6 桁にはユーティリティ名を指定する必要があります。
ユーティリティ名とその後に続く機能名との間には、1 つ以上の空白を指定する必要があります。
各キーワードパラメータエントリおよびキーワードエントリ中の複数の値は、コンマで区切る必要があります。
等号記号(=)の前後に空白を指定することはできません。
ステートメントの最後のパラメータエントリの後にコンマを付けるかどうかは任意です。
コントロールステートメントの処理は、72 桁目またはパラメータリスト開始後に空白が現れた時点で終了します。 73 桁から 80 桁のエントリは処理されません。
1 桁目にアスタリスク(*)のあるステートメントはコメントとみなされ、処理されません。
複数のコントロールステートメントを継続して指定するには、第 1~6 桁に指定したユーティリティ名の後に少なくとも空白を 1 つ以上指定し、その後に、新しいコントロールステートメントと追加パラメータを指定します。
パラメータの等号記号(=)の後に、変数(上記の例およびこのドキュメントでは斜体で表現されています)の値を実際に指定する場合は、次の構文に従います。
ここで、value については次のセクションで説明します。 パラメータ value-list および value-range は value の変形であり、テキストで説明されている個々のパラメータ規則に応じて value の代わりに使用したり、一緒に使用することができます。
value パラメータは、英数字または 16 進数の数字または文字列で構成できます。 オプションのキーワードパラメータの一部では、パラメータが指定されない場合にデフォルト値が使用されます。
英数字値は次のいずれかの方法で指定します。
値の構成要素 | 前後のアポストロフィ |
---|---|
大文字、小文字、数字、マイナス符号(-)のみ | 任意 |
アポストロフィ自体を含むその他の文字(アポストロフィは 2 回入力する必要があります) | 必須 |
数値は次のように指定します。
表現する値 | 指定する内容 |
---|---|
ブロックまたはシリンダの数 | ブロックを指定するときは、値の直後に文字 B を指定する必要があります。それ以外の場合はシリンダであるとみなされます。
SIZE=200B(ブロック 200 個) |
Adabas ファイル | 1~4 桁の数字(先行ゼロを使用可能)
FILE=3 |
デバイスタイプ | 使用するデバイスタイプのモデル番号に対応する 4 桁の数字
DEVICE=3380 |
フィールド名またはディスクリプタ | フィールド名またはディスクリプタに対応する 2 文字のフィールド名
FIELD1=NA |
パラメータ記述で指定されている場合は、16 進値も受け付けられます。 16 進値は、インジケータ X に続けてアポストロフィで囲む必要があります。
X'0002DC9F'
value,...(数値)
BITRANGE=2,10,2
または
'value,...'(英数字値)
UQDE='AA,AC,AE'
value - value, ...
ISN=600-900,1000-1200
値リストまたは値範囲内の個々の値は、対応するパラメータに指定された値に関連付けられていることがあり、このような場合に、位置が固定されていることがあります。 例としては、次のようなものがあります。
ADADBS UNCOUPLE FILES=13,20,PASSWORD='PW13,PW20'
ADADBS UNCOUPLE 機能に対して、パスワードで保護されているファイル 13 および 20 のカップリングを解除するように指示します。
パスワード(PASSWORD パラメータで指定)は、FILES パラメータ内のそれぞれ対応するファイルと同じ順序で指定する必要があります。
ファイル 13 がパスワード保護されていない場合は、PASSWORD パラメータも、プレースホルダコンマを使用して次のように指定する必要があります。
... PASSWORD=',PW20'
パスワード "PW20" を、FILES 値リストのファイル 20 に対応する位置に置きます。または、FILES でファイル 20 を最初に指定する必要があります。