RESTPLOG では、すでにリストアされたデータベースまたはファイル（指定した場合）の PLOG 内の変更をリストアします。 RESTPLOG では、関連するオンラインの SAVE（データベースまたは FILES）処理中に記録された PLOG の変更のみをリストアします。
RESTPLOG 機能は次のような場合に使用します。
SAVE データセットがオンライン、つまり Adabas ニュークリアスがアクティブな状態であるときに作成されている場合
オンライン SAVE 時に作成された出力を使用して RESTONL 機能を実行し、データベースまたはファイルをリストアし、SAVE テープからのデータベースまたはファイルのリストアを完了したが、PLOG に記録された更新が完了する前にエラーが発生したため終了した場合
RESTPLOG 機能を実行して、PLOG 内に記録されているリストア済みのデータベースまたはファイルにすべての更新を再度適用する場合 これにより、再び RESTONL を使用してデータベースやファイル全体をリストアする必要がなくなります。
ALLOCATION=NOFORCE を指定した ADASAV RESTONL FMOVE または ADASAV RESTONL FILES を完了させる目的で RESTPLOG を使用することはできません。 これらの処理は再起動する必要があります。
このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。
PLOGNUM はリストアするプロテクションログの番号を指定します。
SYN1 または SYN4 は、リストア処理が開始される SYN1 または SYN4 チェックポイントがそれぞれ含まれるブロック番号を指定します。
FILES パラメータは、中断された RESTONL FILES または RESTONL GCB でリストア中だったファイルを指定します。 RESTPLOG では、中断された機能で指定されていたファイルと同じファイルを指定する必要があります。
RESTONL（データベース）実行が中断された場合は、FILES パラメータは省略する必要があります。 この場合、RESTPLOG 機能はデータベースのすべてのファイルに対して実行されます。
NEWFILES パラメータは、FILES パラメータにリストされた各ファイルに割り当てる新規ファイル番号を指定します。 RESTPLOG で完了することになっている、中断された RESTONL FILE 機能に指定されていたものと同じ新規ファイル番号割り当てを指定する必要があります。
NEWFILES を指定しない場合、リストアされるファイルは元の番号を保持します。
機能の実行中にエラーになると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してユーザーアベンド 34（ダンプあり）またはユーザーアベンド 35（ダンプなし）で終了します。
NOUSERABEND を指定すると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してもアベンドしません。 代りに、メッセージ "utility TERMINATED DUE TO ERROR CONDITION"（エラーのためユーティリティを終了します）を表示してコンディションコード 20 で終了します。
TEST パラメータは、処理を実際には行わずに構文のみをテストします。 指定したパラメータの構文だけがテストされ、値や変数の正当性はテストされません。
ADASAV RESTPLOG PLOGNUM=30,SYN1=150
プロテクションログ 30 のすべての更新内容を、その影響を受けた全ファイルに適用します。 SYN1 チェックポイントが含まれるブロックは 150 です。
