バージョン 8.1.3
 —  ユーティリティ  —

PREPARE:RLOG の初期化および開始

リカバリログ(RLOG)は、それを使用する前に、準備する必要があります。 RLOG ファイルを開始するには、次のステップが必要です。

ステップ 1: ADAFRM RLOGFRM 機能を使用して、RLOG ファイルをフォーマットします。

ADARAI PREPARE を実行する前に、ADAFRM ユーティリティの RLOGFRM 機能を使用して、RLOG データセットをフォーマットする必要があります。 この操作を行わないと、エラー 159 が返されます。

ステップ 2: ADARAI PREPARE 機能を実行して RLOG を準備します。

ADARAI PREPARE は、データベースが非アクティブの状態で実行する必要があります。

ADARAI PREPARE 機能は、次のことを定義するために使用します。

ステップ 3: ADASAV SAVE(データベース)機能を実行して最初のログ世代を開始します。

PREPARE 機能を実行すると、最初の世代に対してロギングが開始しますが、この世代はフルデータベースセーブ/リストアで開始されていないため、制限付きステータスになります。

世代のステータスの詳細については、『Adabas オペレーションマニュアル』を参照してください。

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。


構文

graphics/util_adarai_prepare.png

Top of page

基本パラメータ

RLOGSIZE:RLOG エリアサイズ

RLOGSIZE は、RLOG ファイルのサイズをシリンダまたはブロック単位で定義します。 この値は、ADAFRM RLOGFRM 機能の SIZE パラメータで定義された値と同じである必要があります。 RLOGSIZE は指定する必要があります。デフォルトはありません。

注意:
RLOG データセットは、16,777,215(x'FFFFFF')ブロック/RABN 以内に制限されています。

Top of page

オプションパラメータ

MINGENS:RLOG 世代数

MINGENS は、RLOG に保持するロギング世代数を指定します。 RLOG では、"0" から開始する昇順の番号が世代に付けられます。 最小値は 4 世代(デフォルト)、最大値は 32 です。

RLOGDEV:RLOG デバイスタイプ

RLOGDEV は、RLOG ファイルが含まれるデバイスタイプを指定します。 RLOG ファイルが ADARUN DEVICE パラメータで指定されたデバイスタイプ(デフォルトのデバイスタイプ)上に存在する場合は、RLOGDEV を指定する必要はありません。

重要:
デフォルトとは異なるデバイスタイプを RLOG データセットに対して選択すると、すべての ADARES PLCOPY および COPY の実行で RLOGDEV パラメータの指定が必要になります。

Top of page

例 1

ADARAI PREPARE MINGENS=4,RLOGSIZE=5

この ADARAI PREPARE 機能では、ログサイズが 5 シリンダで少なくとも 4 世代を保持する RLOG を定義および初期化します。 ADARUN DEVICE パラメータで指定されるデバイスは、デフォルトで RLOG デバイスになります。

例 2

ADARAI PREPARE
RLOGSIZE=20,MINGENS=20,RLOGDEV=3390 

この例では、3390 デバイスタイプで 20 世代までを保持する大規模な RLOG サイズ(20 シリンダ)を定義します。

Top of page