リカバリログ(RLOG)は、それを使用する前に、準備する必要があります。 RLOG ファイルを開始するには、次のステップが必要です。
ADARAI PREPARE を実行する前に、ADAFRM ユーティリティの RLOGFRM 機能を使用して、RLOG データセットをフォーマットする必要があります。 この操作を行わないと、エラー 159 が返されます。
ADARAI PREPARE は、データベースが非アクティブの状態で実行する必要があります。
ADARAI PREPARE 機能は、次のことを定義するために使用します。
RLOG サイズ(ADAFRM RLOGFRM 機能の SIZE パラメータの値と同じサイズが必要)
保持する最小世代数(デフォルトは 4)
デバイスタイプ(デフォルトは ADARUN DEVICE パラメータで指定されたデバイスタイプ)
PREPARE 機能を実行すると、最初の世代に対してロギングが開始しますが、この世代はフルデータベースセーブ/リストアで開始されていないため、制限付きステータスになります。
世代のステータスの詳細については、『Adabas オペレーションマニュアル』を参照してください。
このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。
RLOGSIZE は、RLOG ファイルのサイズをシリンダまたはブロック単位で定義します。 この値は、ADAFRM RLOGFRM 機能の SIZE パラメータで定義された値と同じである必要があります。 RLOGSIZE は指定する必要があります。デフォルトはありません。
注意:
RLOG データセットは、16,777,215(x'FFFFFF')ブロック/RABN 以内に制限されています。
MINGENS は、RLOG に保持するロギング世代数を指定します。 RLOG では、"0" から開始する昇順の番号が世代に付けられます。 最小値は 4 世代(デフォルト)、最大値は 32 です。
RLOGDEV は、RLOG ファイルが含まれるデバイスタイプを指定します。 RLOG ファイルが ADARUN DEVICE パラメータで指定されたデバイスタイプ(デフォルトのデバイスタイプ)上に存在する場合は、RLOGDEV を指定する必要はありません。
重要:
デフォルトとは異なるデバイスタイプを RLOG データセットに対して選択すると、すべての ADARES PLCOPY
および COPY の実行で RLOGDEV パラメータの指定が必要になります。
ADARAI PREPARE MINGENS=4,RLOGSIZE=5
この ADARAI PREPARE 機能では、ログサイズが 5 シリンダで少なくとも 4 世代を保持する RLOG を定義および初期化します。 ADARUN DEVICE パラメータで指定されるデバイスは、デフォルトで RLOG デバイスになります。
ADARAI PREPARE RLOGSIZE=20,MINGENS=20,RLOGDEV=3390
この例では、3390 デバイスタイプで 20 世代までを保持する大規模な RLOG サイズ(20 シリンダ)を定義します。