バージョン 8.1.3
 —  ユーティリティ  —

DSCHECK: データストレージレコードの出力/ダンプ

graphics/util_adaick_dscheck.png

Adabas 8 以降を実行している場合、スパンドデータストレージレコードが使用されていると、ADAICK DSCHECK からの出力でプライマリおよびセカンダリ ISN が識別されます。

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。


基本パラメータ

FILE:ファイル番号

レコードを出力/ダンプするファイルの番号です。 ファイル番号は ADAICK を最初に実行するときに必要です。

次の実行で FILE が省略されると、最後に ADAICK がアクセスしたファイルが使用されます。

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オプションパラメータ

ISN:データストレージレコードの ISN

出力するデータストレージレコードの ISN です。 ISN が指定されない場合は、DSCHECK 機能により最終 ISN の次のレコードが出力されます。

データストレージレコードがスパンドレコードである場合は、スパンドレコードのセカンダリ ISN ではなく、必ずプライマリ ISN を指定してください。 ADAICK ユーティリティ処理は、指定されたすべての ISN がプライマリ ISN であることを前提としています。セカンダリ ISN は自動的に処理されます。

NOOPEN:オープン再同期の回避

開始時において、ADAICK は通常、ユーティリティの OPEN コールをニュークリアスに対して発行し、関係するファイルのブロックがニュークリアスバッファプール内に残っていないことを確認します。 しかし、これはまた他のユーザーに対してそのファイルをロックすることにもなります。 NOOPEN を指定すると、ADAICK は OPEN コールを発行しなくなります。

NOUSERABEND:アベンドなし終了

機能の実行中にエラーになると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してユーザーアベンド 34(ダンプあり)またはユーザーアベンド 35(ダンプなし)で終了します。

NOUSERABEND を指定すると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してもアベンドしません。 代りに、メッセージ "utility TERMINATED DUE TO ERROR CONDITION"(エラーのためユーティリティを終了します)を表示してコンディションコード 20 で終了します。

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出力例

スパンドレコードを使用する Adabas 8 のデータベースに対して ADAICK DSCHECK から生成された出力の例です。 レポートではプライマリおよびセカンダリスパンドレコード ISN が識別されることに注意してください。

000001D9 0004   0000  LEN      130D       AB IS THE LAST FIELD IN THE RECORD 
000001D9                                                                      
000001D9 000A   0006  ISN      00000001    Primary ISN=1        
000001D9 000E   000A  FLAGS    0081                             
000001D9 0010   000C  Next ISN 00000001                         
000001D9 0014   0010  Primary  00000001   
000001DA 0004   0000  LEN      1303        BA IS THE LAST FIELD IN THE RECORD 
000001DA                                                                      
000001DA 000A   0006  AC2 ISN  00000001    AC2 ISN=1       
000001DA 000E   000A  FLAGS    0041                        
000001DA 0010   000C  Next ISN 00000002                   
 000001DA 0014   0010  Primary  00000001                                                   

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