ソート要件を満たすため、ADACDC ユーティリティでは、オペレーティングシステムの標準のソート機能が使用されます。 各オペレーティングシステムで次の事項を考慮する必要があります。
このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。
注意:
ISN を再利用できるファイルに対して ADACDC を実行する場合(ADADBS または ADALOD ISNREUSE
を指定した場合)、プラットフォームとは関係なく、プライマリ出力ファイルとトランザクションファイルの特別なソートが必要になります。 詳細は、「ADACDC での ISNREUSE
の使用」を参照してください。
ソート機能を起動するための追加ジョブステップは必要ありません。 ただし、ソートするデータ量によっては、ADACDC ジョブステップでワークファイルまたは他のソート固有機能のための DD ステートメントが別途必要になります。 詳細についてはソートのマニュアルを参照してください。
注意:
通常、SYSOUT DD ステートメントが指定されている場合は、ソートパッケージによって概要情報が提供されます。
ADACDC は、ソートを呼び出して制御を渡す際に、デフォルトで SORT というロードモジュール名を使います。 ソートモジュール名が異なる場合には、次の方法で外部ソートプログラムの名称を指定して、Adabas オプションモジュール ADAOPD の再アセンブルとリンク設定を行う必要があります。
OPDOS メンバを修正して、パラメータ SORTPGM= でソートプログラムの名称を指定します。
ASMLOPD メンバを修正および実行して、モジュール ADAOPD のアセンブルとリンク設定を行います。
外部ソートを呼び出すには、ADACDC ユーティリティジョブでパーティションエリアにスペースを確保する必要があります。 このため、次のいずれかの方法で、EXEC ステートメントに SIZE パラメータを指定する必要があります。
// EXEC ADARUN,SIZE=(ADARUN,128K)
または
// EXEC ADARUN,SIZE=(AUTO,128K)
ソート機能を起動するための追加ジョブステップは必要ありません。 ただし、ソートするデータ量によっては、ADACDC ジョブステップでワークファイルまたは他のソート固有機能のための、ソート関連の DLBL ステートメントが別途必要になります。 詳細についてはソートのマニュアルを参照してください。
ADACDC は、ソートを呼び出して制御を渡す際に、デフォルトで SORT というロードモジュール名を使います。 ソートモジュール名が異なる場合には、パラメータ SORTPGM で正しいソートモジュールの名称を指定して、Adabas オプションモジュール ADAOPD のアセンブルとリンク設定をやり直す必要があります。 VSE の Adabas インストールに関するドキュメントの VSE システムのインストールに関するセクションで、オプションテーブルの修正、アセンブル、リンク設定の説明を参照してください。
大規模なソート処理の場合、Siemens 外部ソートが呼び出されることがあります。 次のジョブカードが必要になります。
/SET-FILE-LINK BLSLIBnn,$.SORTLIB /SET-FILE-LINK SORTWK1,#SORTWK,BUF-LEN=STD(2),OPEN-MODE=OUTIN /CREATE-FILE #SORTWK,PUB(SPACE=(&PRIM,&SEC)) /START-PROGRAM .....,RUN-MODE=ADVANCED,ALT-LIBRARY=YES
ここでは次の内容を表しています。
nn | 00~99の値 |
#SORTWK | BS2000 コマンドで作成 |
&PRIM | 割り当てるプライマリ PAM ページの数 |
&SEC | 割り当てるセカンダリ PAM ページの数 |
注意:
SORTWK1 ファイルのサイズは、ソート対象のデータ量によって変わります。