バージョン 8.1.3
 —  ユーティリティ  —

オペレーティングシステムに応じた考慮事項

ソート要件を満たすため、ADACDC ユーティリティでは、オペレーティングシステムの標準のソート機能が使用されます。 各オペレーティングシステムで次の事項を考慮する必要があります。

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。

注意:
ISN を再利用できるファイルに対して ADACDC を実行する場合(ADADBS または ADALOD ISNREUSE を指定した場合)、プラットフォームとは関係なく、プライマリ出力ファイルとトランザクションファイルの特別なソートが必要になります。 詳細は、「ADACDC での ISNREUSE の使用」を参照してください。


z/OS

ソート機能を起動するための追加ジョブステップは必要ありません。 ただし、ソートするデータ量によっては、ADACDC ジョブステップでワークファイルまたは他のソート固有機能のための DD ステートメントが別途必要になります。 詳細についてはソートのマニュアルを参照してください。

注意:
通常、SYSOUT DD ステートメントが指定されている場合は、ソートパッケージによって概要情報が提供されます。

ADACDC は、ソートを呼び出して制御を渡す際に、デフォルトで SORT というロードモジュール名を使います。 ソートモジュール名が異なる場合には、次の方法で外部ソートプログラムの名称を指定して、Adabas オプションモジュール ADAOPD の再アセンブルとリンク設定を行う必要があります。

  1. OPDOS メンバを修正して、パラメータ SORTPGM= でソートプログラムの名称を指定します。

  2. ASMLOPD メンバを修正および実行して、モジュール ADAOPD のアセンブルとリンク設定を行います。

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VSE

外部ソートを呼び出すには、ADACDC ユーティリティジョブでパーティションエリアにスペースを確保する必要があります。 このため、次のいずれかの方法で、EXEC ステートメントに SIZE パラメータを指定する必要があります。

// EXEC ADARUN,SIZE=(ADARUN,128K)

または

// EXEC ADARUN,SIZE=(AUTO,128K)

ソート機能を起動するための追加ジョブステップは必要ありません。 ただし、ソートするデータ量によっては、ADACDC ジョブステップでワークファイルまたは他のソート固有機能のための、ソート関連の DLBL ステートメントが別途必要になります。 詳細についてはソートのマニュアルを参照してください。

ADACDC は、ソートを呼び出して制御を渡す際に、デフォルトで SORT というロードモジュール名を使います。 ソートモジュール名が異なる場合には、パラメータ SORTPGM で正しいソートモジュールの名称を指定して、Adabas オプションモジュール ADAOPD のアセンブルとリンク設定をやり直す必要があります。 VSE の Adabas インストールに関するドキュメントの VSE システムのインストールに関するセクションで、オプションテーブルの修正、アセンブル、リンク設定の説明を参照してください。

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BS2000

大規模なソート処理の場合、Siemens 外部ソートが呼び出されることがあります。 次のジョブカードが必要になります。

/SET-FILE-LINK BLSLIBnn,$.SORTLIB
/SET-FILE-LINK SORTWK1,#SORTWK,BUF-LEN=STD(2),OPEN-MODE=OUTIN
/CREATE-FILE #SORTWK,PUB(SPACE=(&PRIM,&SEC))
/START-PROGRAM .....,RUN-MODE=ADVANCED,ALT-LIBRARY=YES

ここでは次の内容を表しています。

nn 00~99の値
#SORTWK BS2000 コマンドで作成
&PRIM 割り当てるプライマリ PAM ページの数
&SEC 割り当てるセカンダリ PAM ページの数

注意:
SORTWK1 ファイルのサイズは、ソート対象のデータ量によって変わります。

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