バージョン 8.1.3
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ISN バッファ

ISN バッファは、コマンドに指定した検索条件を満たすレコードの ISN が返されるストレージ内のエリアです。 また、コマンドのCommand Option 1 を "M"(または "P")に設定し、それがそのコマンドの有効な設定であり、かつ ACB ダイレクトコールインターフェイスを使用してそのコマンドを発行した場合、ISN バッファにはマルチフェッチまたはプリフェッチした処理待機中のレコードのレコードディスクリプタエレメント(RDE)が保持されます。 コマンドを ACBX ダイレクトコールインタフェースを使用して発行した場合は、ISN バッファではなくマルチフェッチバッファがこの目的に使用されます。

ダイレクトコールで ISN バッファが必要な場合は、1 つのみ指定してください。

ISN バッファには通常、4 バイトの 2 進数の ISN が昇順で返されます。 S2 または S9 コマンドの場合、ISN はユーザー指定のソート順で返されます。 ISN バッファが実行結果の ISN 結果リストが入るほど大きくない場合、(要求があれば)あふれた ISN は Adabas WORK データセットに格納されます。 このようなあふれた ISN は後で読み込むことができます。

実行結果の ISN を L1 コマンドまたは L4 コマンドの GET NEXT オプションを使用して読み込む場合、ISN バッファは必要ありません。

また、ET コマンドまたは BT コマンドでCommand Option 1 を "M"(または "P")に指定した場合、入力として使用される ISN リストが ISN バッファから提供されます。

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