ADAPRI(Adabas ブロックの出力)

このドキュメントでは ADAPRI ユーティリティについて説明します。

次のトピックについて説明します。


機能概要

ADAPRI ユーティリティは、メンテナンスまたは監査目的で、アソシエータ、データストレージ、WORK、TEMP、または SORT 内のブロックまたはブロック範囲の内容を出力します。

出力は、16 進形式と ASCII 形式で行われます。同じ行やブロックが続く場合、それらは省略されます。

このユーティリティは多機能ユーティリティです。

処理フロー

graphics/adapri.png

データセット 環境
変数/
論理名
記憶
媒体
追加情報
アソシエータ ASSOx ディスク  
データストレージ DATAx ディスク  
ソートストレージ SORTx ディスク  
コントロールステートメント stdin/
SYS$INPUT
  ユーティリティマニュアル
ADAPRI 出力 stdout/
SYS$OUTPUT
   
一時ストレージ TEMPx ディスク  
ワークストレージ WORK1 ディスク  

DATA または WORK コンテナファイルを処理するには、ASSO コンテナファイルに対する割り当てが必要です。

チェックポイント

このユーティリティはチェックポイントを書き込みません。

制御パラメータ

次のコントロールパラメータを使用できます。

DATASET = keyword

DBID = number

RABN = number [- number]

DATASET

DATASET = keyword

このパラメータは、ダンプ出力対象となるデータベースの部分を指定するためのものです。使用できるキーワードは次のものです。

キーワード 説明
ASSO アソシエータ
DATA データストレージ
SORT ソートエリア
TEMP 一時的な領域
WORK ワークエリア

adapri: dataset = asso, rabn = 123 - 321

RABN 123 から RABN 321 までのアソシエータがダンプ出力されます。

DBID

DBID = number

このパラメータは、使用対象となるデータベースを選択するためのものです。

このパラメータは、DATASET=TEMP または DATASET=SORT パラメータ指定のときは必要ありません。

RABN

RABN = number [- number]

このパラメータは、ダンプ対象となる RABN または RABN の範囲を指定するものです。

adapri: dbid = 1, dataset = data, rabn = 123

データベース 1 の DATA RABN 123 がダンプ対象となります。

adapri: dataset = sort, rabn = 123 - 129

データセット SORT の RABN の 123 から 129 までがダンプ対象となります。