アクションテンプレート

次の表は、配布キットに収録されている AEO のアクションのテンプレートをリストしています。テンプレートのディレクトリは、%ADAPROGDIR%\tools(Windows 環境)、$ADAPROGDIR/tools(UNIX 環境)となっています。

注意:
使用環境に合わせてテンプレートの設定を変更する必要があります。

サブトピック ARCHIVE_LOGFILE および SAVE_DB だけは、ada_actn を使って開始することを強く推奨します。他のすべてのアクションは、AEO 自身の管理下で使用したほうが良いでしょう。

たいていのアクションテンプレートはバッチファイルとして導入されています。しかし、それらはバイナリ実行形式ファイルで置き換え可能です。

アクションテンプレート 説明
ada_actn Adabas アクションを開始します。
アクションルーチン名を読み込み、そのルーチンを開始します(実行例については、サブトピック SAVE_DB および ARCHIVE_LOGFILE を参照)。
ada_alrt 環境変数 ADA_ALRT_LIST にリストされているすべてのユーザーに通知をします。
ada_dlcp 古いチェックポイントを削除するために "adadbm dbid=<nnn> delcp=" を使用します。
ada_iass トピック CONTAINER 内に新しいコンテナが定義されているかどうかチェックします。
定義されている場合、"adadbm dbid=<nnn> add_container" をコールしてコンテナを追加します。
ada_idat トピック CONTAINER 内に新しいコンテナが定義されているかどうかチェックします。
定義されている場合、"adadbm dbid=<nnn> add_container" をコールしてコンテナを追加します。
ada_inuc 次の式を使用して、ニュークリアスパラメータの新しい値を計算します。
新しい値 = (現在の値) * 1.1 + (デフォルト値) / 10
(ニュークリアスパラメータのデフォルト値については、『Adabas ユーティリティ』の adanuc の章を参照)
DB<nnn>.INI のニュークリアスパラメータを変更します。
ニュークリアスパラメータ TNAA、TNAE、TNAX および TT については、adaopr を使用して、現在のニュークリアスセッションのパラメータ値を大きくします。
新しいパラメータ値の計算は、プログラム adainuc.exe で実行されます。このファイルは、他の値の計算用に変更できるように、ソースに含まれています(EXAMPLE\AEO ディレクトリに adainuc.c が含まれています)。
ada_nsta 空です。
ada_nsto 空です。
ada_reor 環境変数 ADA_SAVE_DB をチェックして、このアクションがデータベースバックアップアクション SAVE_DB の正常終了後に稼動しているのかどうかを確認します(そうでない場合は、このアクションを中止します)。
ファイルリストのすべてのファイル(パラメータ 7~106)に対して、次の処理を行います。
- "adaord dbid=<dbid> export=<fnr>" を使用してファイルをセーブします。
- "adadbm dbid=<dbid> delete=<fnr>" を使用してファイルを削除します。
- "adaord dbid=<dbid> import=<fnr>" を使用してファイルをロードします。
ada_rlst adanuc がオンライン(DB ステータスが ONLINE である)かどうかチェックします。
"adadbm dbid=<nnn> recover" を呼び出します。
ada_svdb SAVE_DB の定義をチェックします。
バックアップファイル名を次のように拡張します。
BCK001=%ADADATADIR%\db<nnn>\BCK001.<dbid>.<xx>(<xx> は範囲 01~99 の数字)
バックアップを実行します。
xx は 2 桁の数字です。ada.svdb はファイル %BCK001 が存在しない場合一番小さい番号を検索します。
バックアップが成功すると、環境変数 ADA_SAVE_DB が設定され、"adarep dbid=<nnn> content" が開始されて、REORDER_FILE のアクション条件がチェックされます(REORDER_FILE アクションが有効で、かつ条件が真の場合、adarep はアクション REORDER_FILE を開始します)。
ada_svlg トピック ARCHIVE_LOGFILE の定義をチェックします。
トピック LOGGING の LOG_FILE の項目を読み込み、書き込みが可能かどうかをチェックします。
ログファイルが空の場合、何の処理も実行しません。
一番古いログファイルを削除します(ファイル名は <LOG_FILE>.<MAXIMUM>)。
1 から <MAXIMUM-1> の範囲のすべてのログファイル名を変更します。<LOG_FILE>.05 が <LOG_FILE>.06 になるように、ログ番号を 1 増やします。
一番新しいログファイルの名前を <LOG_FILE> から <LOG_FILE>.01 に変更します。