Natural Web サーバーエクステンションの概要 - SYSWEB3 を使用する場合

このセクションでは、次のトピックについて説明します。


全般的な情報

Natural Web サーバーエクステンション部分は、基本的には HTTP サーバーから呼び出されるプログラムです。 Natural Web サーバーエクステンションプログラムは、HTTP サーバーから渡されたパラメータを再パッケージし、要求された Natural プログラムへのブローカー RPC 呼び出しを標準パラメータデータエリアを使用して実行します。 呼び出しは、EntireX Communicator に付属している EntireX Broker によって転送されます。

Natural バージョン 6.2 と同様に、3 つの HTTP サーバーインターフェイスがサポートされています。

  • サポートされているサーバーおよびプラットフォーム用の Common Gateway Interface(CGI)。

  • Windows 上の Microsoft Internet Information Server 専用 Internet Server Application Programming Interface(ISAPI)。

  • Apache Server 専用 Apache Module(mod)

インストール - RPC

各 Natural Web サーバーエクステンションは、2 つのファイルから構成されています。

これらのファイル名は変更できます。 初期化ファイルは実行可能ファイルと同じ名前ですが、拡張子が .ini です。

ファイルを Web サーバーの適切な場所にコピーするか、または Web サーバーがファイルに直接アクセスするように Web サーバーをパラメータ化します。

  RPC
CGI

nww3cgi
nww3cgi.ini

ISAPI

nww3isapi.dll
nww3isapi.ini

パラメータ

RPC_ETB_ID_NAME = ブローカー名
RPC_SERVER_NAME = サービス名
NWW_INOUT_LENGTH = データ転送量

注意:
一部の HTTP サーバー(Windows のみ)では、拡張子 .exe のない実行可能ファイルを使用できます。

変換

インターフェイス経由で HTTP サーバーによって送信されるパラメータは、特定の変数または転送エリアによって指定されます。 転送エリアまたは変数 QUERY_STRING に含まれているユーザーデータは認識され、前処理されます。 特に、URL のエンコードは元に戻されます。

Natural Web サーバーエクステンションは、非バイナリデータのみを送信できるように設計されています。これは、必要に応じて、データが ASCII から EBCDIC に、またはその逆に変換されるためです。

変数

HTML ページに指定された変数だけが、呼び出されたプログラムに自動的に転送されます。 HTTP サーバーから使用できる他の変数を指定する必要があります。

各変数が転送されるには、初期化ファイルにエントリが必要です。

また、システム環境変数として処理される変数を追加することもできます。

エラーログとメッセージ

特定の HTML ページを使用して独自のエラー画面を設定できます。 環境の変数はこのエラーページで指定できます。

最後に転送したページをファイルにコピーでき、またエラーをエラーログファイルに書き込むことができます。

プログラムの呼び出し

ブラウザからプログラムを呼び出すには、HTTP サーバーの名前と CGI 対応ディレクトリ(Natural Web サーバーエクステンションのファイルの場所)の名前を含む Uniform Resource Locator(URL)を指定する必要があります。 続けて、Natural Web サーバーエクステンションプログラム名、Natural ライブラリ名、Natural サブプログラム名の順に指定する必要があります。

  RPC の URL
CGI(PC) http://server-name/cgi-library/nww3cgi.exe/your-library/your-program
ISAPI http://server-name/cgi-library/nww3isapi.dll/your-library/your-program
mod http://server-name/nww3/mod/your-library/your-program