PROCESS SQL(SQL)

PROCESS SQL ddm-name <<statement-string>>

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。

構文図で使用されている記号については、「構文記号」を参照してください。

関連機能グループ:データベースへのアクセスと更新


関数

PROCESS SQL ステートメントは、基準データベースに対して SQL ステートメントを発行するために使用します。

構文説明

構文要素 説明
ddm-name
DDM 名:

データ定義モジュール(DDM)の名前は、ストアドプロシージャを実行するデータベースの"アドレス"を示すように指定する必要があります。詳細については、「ddm-name」を参照してください。

statement-string
ステートメント文字列:

statement-string に指定できるステートメントは、SQL ステートメント EXECUTE で発行できるステートメントと同じです(「フレキシブル SQL」も参照)。

注意:
Natural 環境と基準データベースのトランザクション同期の問題を避けるために COMMIT ステートメントおよび ROLLBACK ステートメントを PROCESS SQL 内で使用しないでください。

ステートメント文字列は継続文字を指定しなくても複数のステートメント行にわたって指定できます。行の末尾にコメントを追加することも、行全体をコメント行にすることもできます。

ステートメント文字列にはパラメータを含めることもできます。下記の「ステートメント文字列のパラメータ」を参照してください。

ステートメント文字列のパラメータ

:U

:host-variable [INDICATOR:host-variable][LINIDICATOR:host-variable]
:G

基本構文項目」セクションで説明されているパラメータとは異なり、このコンテキストで使用される host-variables には接頭辞としてコロン(:)を付ける必要があります。さらに、修飾子(:U または :G)を付けることができます。

詳細については、host-variable を参照してください。

構文要素の説明:

構文要素 説明
:U:host-variable
"USING" 変数:

接頭文字 :U は "USING" 変数と呼ばれるホスト変数を修飾します。この変数は、値がデータベースに渡されることを示します。

:U はデフォルト指定です。

:G:host-variable
"GIVING" 変数:

接頭文字 :G は "GIVING" 変数と呼ばれるホスト変数を修飾します。この変数は、データベースから値を受け取ることを示します。

Entire Access オプション

Entire Access では、statement-string として次を指定することもできます。

これらのオプションは Entire Access でのみ使用できます。「SQL データベースのデータへのアクセス」(『プログラミングガイド』)を参照してください。

Adabas D の例:

PROCESS SQL ADABAS_D_DDM << LOCK TABLE EMPLOYEES IN SHARE MODE >>

Adabas D に保存されたプロシージャの呼び出し例:

呼び出されたプロシージャは、2 つの数字の合計を計算します。

...
COMPUTE #N1 = 1
COMPUTE #N2 = 2
COMPUTE #SUM = 0
...
PROCESS SQL ADABAS_D_DDM << DBPROCEDURE DEMO.SUM (:#N1, :#N2, :G:#SUM) >> 
...
WRITE #N1 '+' #N2 ' =' #SUM
...