ステートメント、プログラム、またはアプリケーションの終了

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。


ステートメントの終了

ステートメントの終了を明示的に示すには、セミコロン(;)をステートメントとその次のステートメントの間に記述します。これにより、プログラム構造をより明確にできますが、必須ではありません。

プログラムの終了

END ステートメントは、Natural のプログラム、関数、サブプログラム、外部サブルーチン、またはヘルプルーチンの終了を示すために使用します。

これらの各オブジェクトでは、最後のステートメントとして END ステートメントを使用する必要があります。

どのオブジェクトでも、END ステートメントを 1 つだけ使用します。

アプリケーションの終了

STOP ステートメントによる、アプリケーションの実行の終了

STOP ステートメントは、Natural アプリケーションの実行を終了するために使用します。アプリケーション内の任意の場所で STOP ステートメントを実行すると、アプリケーション全体の実行が即座に停止されます。

TERMINATE ステートメントによる、アプリケーションの実行の終了

TERMINATE ステートメントを使用すると、Natural アプリケーションの実行が停止され、Natural セッションも終了します。

実行中の Natural アプリケーションの中断

Natural アプリケーションの開発におけるテスト時には、実行中に無限ループなどで応答しなくなった Natural アプリケーションを中断できる必要があります。Natural セッションは終了させる必要がないため、システムを中断する典型的なキーの組み合わせ(Windows の場合は CTRL+BREAK、UNIX および OpenVMS の場合は CTRL+C)を使用して、実行中の Natural アプリケーションを中断します。Natural エラー NAT1016 が発生し、ランタイムエラー処理が実行されます。エラーは、ON ERROR 処理で制御できます。

実稼働環境では、プログラムの任意の位置でユーザーがアプリケーションを中断すると、そのアプリケーションは復帰できなくなるため、通常はこの機能を無効にする必要があります。

中断が可能かどうかは、Natural プロファイルパラメータ RTINT によって決まります。デフォルトでは、中断は認められていません。

このパラメータが ON に設定されている場合は、中断に対するオペレーティングシステムのキーの組み合わせを使用して Natural アプリケーションを中断できます(Windows の場合はCTRL+BREAK。UNIX の場合は通常は CTRL+C。ただし、stty コマンドで再設定できます。OpenVMS の場合はCTRL+C)。

Natural はこの中断要求を捕捉すると、以下の実行可能な選択肢をユーザーに提示します。

  • NAT1016 エラーを発生させ、標準のエラー処理を実行します。

  • 中断をキャンセルして、アプリケーションの処理を続行します。

これらの選択肢は、中断シグナルの捕捉後に開くウィンドウに表示されます。