バージョン 6.3.3
 —  オペレーション  —

Windows 上での DCOM コンフィグレーション

このドキュメントでは、Windows 2000/XP で NaturalX アプリケーションを設定する方法について説明します。 すべての設定は、ツール DCOMCNFG.EXE(コンポーネントサービス)を使用して適用します。 以降のセクションで表示されるダイアログボックスの例は、Windows XP のコンポーネントサービスです。

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。


NaturalX サーバーの構成

Start of instruction setNaturalX サーバーを構成するには

  1. [コンポーネントサービス]を起動します。

  2. [マイコンピュータ][マイコンピュータのプロパティ]ダイアログボックスを表示し、[既定のプロパティ]タブを選択し、[このコンピュータ上で分散 COM を有効にする]チェックボックスをオンにします。

  3. [既定の認証レベル][既定]に設定し、[既定の偽装レベル][識別する]に設定します。

    これにより、NaturalX サーバーでクライアントのユーザー ID を取得できるようになります。 要求を実行する前に、サーバーは、Natural Security チェックがこのユーザー ID に対して実行されるように、クライアントのユーザー ID を Natural システム変数 *USER に移動します。

  4. 次に、デフォルトのセキュリティ構成を設定します。

    [既定の COM セキュリティ]タブで、[アクセス許可]グループボックスの[既定値の編集]をクリックします。

    [アクセス許可]ダイアログボックスが表示されます。

  5. [追加]ボタンをクリックし、NaturalX サーバーにアクセスできるユーザーとグループを定義します。

    注意:
    最低でもアカウント "SYSTEM" にアクセスを許可する必要があります。

    ほとんどの場合は、アクセスを許可するすべてのユーザーのグループを定義し、そのグループをここに入力します。 この例では、組み込みのグループ"[Everyone]"が選択されています。 この設定は、サーバーマシンに定義されているすべてのユーザーにアクセスを許可します。 組み込みアカウント "Guest" がユーザーマネージャで有効にされると、この設定はサーバーマシンに定義されていないユーザー(ゲスト)にもアクセスを許可します。

  6. [既定の COM セキュリティ]タブで、[起動許可]グループボックスの[既定値の編集]をクリックします。

    [起動許可]ダイアログボックスが表示されます。

    注意:
    最低でもアカウント "SYSTEM" と "INTERACTIVE" およびグループ "Administrators" に起動を許可する必要があります。

  7. 次に、特定の NaturalX サーバーの構成を設定します。 [DCOM の構成]ノードを選択し、[DCOM の構成]リストボックスで NaturalX サーバーを見つけます(この例では "Natural classes for Employees server")。

  8. サーバーを選択し、[プロパティ]を選択します。

  9. [場所]タブで、[このコンピュータでアプリケーション実行する]チェックボックスをオンにします。

  10. [セキュリティ]タブで、[アクセス許可][既定値を使用]に設定され、[起動許可][カスタマイズ]に設定されることを確認します。

  11. [起動許可]グループボックスの[編集]をクリックし、アプリケーション固有の起動許可を変更します。

    [起動許可]のリストには、最低でもアカウント "SYSTEM" と "INTERACTIVE" およびグループ "Administrators" が含まれます。

  12. NaturalX サーバーの起動を許可するユーザーとグループを追加します。 ほとんどの場合は、起動を許可するすべてのユーザーのグループを定義し、そのグループをここに入力します。 この例では、組み込みのグループ"[Everyone]"が選択されています。 この設定は、サーバーマシンに定義されているすべてのユーザーに起動を許可します。 組み込みアカウント "Guest" がユーザーマネージャで有効にされると、この設定はサーバーマシンに定義されていないユーザー(ゲスト)にも起動を許可します。

  13. [ID]タブで、NaturalX サーバーの起動に使用するアカウントを定義します。

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NaturalX クライアントの構成

Start of instruction setNaturalX クライアントを構成するには

  1. [コンポーネントサービス]を起動します。

  2. [マイコンピュータ][マイコンピュータのプロパティ]ダイアログボックスを表示し、[既定のプロパティ]タブを選択し、[このコンピュータ上で分散 COM を有効にする]チェックボックスをオンにします。

    [既定の認証レベル][既定]に設定し、[既定の偽装レベル][識別する]に設定します。

    これにより、NaturalX サーバーでクライアントのユーザー ID を取得できるようになります。 要求を実行する前に、サーバーは、Natural Security チェックがこのユーザー ID に対して実行されるように、クライアントのユーザー ID を Natural システム変数 *USER に移動します。

  3. 次に、特定の NaturalX サーバーにアクセスするための構成を設定します。

    [DCOM の構成]ノードを選択し、[DCOM の構成]リストボックスで NaturalX サーバーを見つけます(この例では Natural classes for Employees server)。

    サーバーを選択し、[プロパティ]を選択します。

  4. [場所]タブで、[次のコンピュータ上でアプリケーション実行する]チェックボックスをオンにします。 NaturalX サーバーがインストールされているリモートマシンの名前を入力します。

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