このセクションでは、次のトピックについて説明します。
Natural Web サーバーエクステンション部分は、基本的には HTTP サーバーから呼び出されるプログラムです。 Natural Web サーバーエクステンションは、HTTP サーバーから渡されたパラメータを再パッケージし、要求された Natural プログラムへのブローカー RPC 呼び出しを標準パラメータデータエリアを使用して実行します。 呼び出しは、EntireX Communicator に付属している EntireX Broker によって転送されます。
Natural バージョン 4.1 と同様に、3 つの HTTP サーバーインターフェイスがサポートされます。
サポートされているサーバーおよびプラットフォーム用の Common Gateway Interface(CGI)。
Windows 上の Microsoft Internet Information Server 専用 Internet Server Application Programming Interface(ISAPI)。
Netscape FastTrack Server 専用 Netscape Server Application Programming Interface(NSAPI)。
各 Natural Web サーバーエクステンションは、2 つのファイルから構成されています。
実行可能ファイル
これらのファイル名は変更できます。 初期化ファイルは実行可能ファイルと同じ名前ですが、拡張子が .ini
です。 この 2 つのファイルは同じディレクトリに存在する必要があります。
ファイルを Web サーバーの適切な場所にコピーするか、Web サーバーがファイルに直接アクセスするように Web サーバーをパラメータ化します。
RPC | |
---|---|
CGI |
nwwcgi |
ISAPI |
nwwisapi.dll |
NSAPI |
nwwnsapi.dll |
パラメータ |
RPC_ETB_ID_NAME = ブローカー名 |
注意:
一部の HTTP サーバーは、拡張子 .exe のない実行可能ファイルに対応しています。 このため、.exe 拡張子のある実行可能ファイルとない実行可能ファイルの両方を使用できます。
インターフェイス経由で HTTP サーバーによって送信されるパラメータは、特定の変数または転送エリアによって指定されます。 転送エリアまたは変数 QUERY_STRING に含まれているユーザーデータは認識され、前処理されます。 特に、URL のエンコードは元に戻されます。
Natural Web サーバーエクステンションの仕様では、非バイナリデータの送信のみ可能になっています。これは、データが必要に応じて ASCII と EBCDIC の間で変換されるためです。
HTML ページに指定された変数だけが、呼び出されたプログラムに自動的に転送されます。 HTTP サーバーから使用できる他の変数を指定する必要があります。
各変数が転送されるには、初期化ファイルにエントリが必要です。
また、システム環境変数として処理される変数を追加することもできます。
特定の HTML ページを使用して独自のエラー画面を設定できます。 環境の変数はこのエラーページで指定できます。
最後に転送したページをファイルにコピーでき、またエラーをエラーログファイルに書き込むことができます。
ブラウザからプログラムを呼び出すには、HTTP サーバーの名前と CGI 対応ディレクトリ(Natural Web サーバーエクステンションのファイルをコピーした場所)の名前を含む Uniform Resource Locator(URL)を指定する必要があります。 続けて、Natural Web サーバーエクステンションプログラム名、Natural ライブラリ名、Natural サブプログラム名の順に指定する必要があります。
RPC の URL | |
---|---|
CGI | http://server-name/cgi-library/nwwcgi/your-library/your-program
|
ISAPI | http://server-name/cgi-library/nwwisapi.dll/your-library/your-program
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NSAPI | http://server-name/nww/nsapi/your-library/your-program
|