Natural では、次のようにいくつかのタイプのヘルプを提供しています。
Natural ステートメント、コマンド、変数、エディタ、ユーティリティなど、Natural コンポーネントの全般情報。
Natural システムエラーメッセージとユーザー定義メッセージの詳細情報。
Natural ユーティリティとエディタに表示される Natural メニューと入力フィールドの詳細情報。
Natural コンポーネントの全般情報は、Natural ヘルプユーティリティに含まれており、システムコマンド HELP
でアクセスできます。
Natural メッセージの詳細情報は、システムコマンド HELP
および LASTMSG
で表示されます。
メニューと入力フィールドの詳細情報は、個別のヘルプ機能で表示されます。
このセクションでは、提供されているヘルプトピックとそのアクセス方法について説明します。
Natural ヘルプユーティリティでは、Natural ステートメント、コマンド、変数、エディタ、ユーティリティ、および Natural メッセージの全般情報を提供します。 Natural ヘルプユーティリティとその下位のメニューを操作するか、特定のヘルプトピックに直接アクセスして、特定のヘルプトピックのオンラインヘルプを表示することができます。
このセクションでは、以下のトピックについて説明します。
ヘルプユーティリティのメニューを表示するには
次のシステムコマンドを入力します。
HELP
または
?
ENTER キーを押します。
次の例のような Natural ヘルプユーティリティのメニューが表示され、提供されているヘルプトピックのリストが示されます。
10:50:05 ***** NATURAL HELP UTILITY ***** 2003-02-07 - Menu - ------------------------------------------------------------------------------ Natural Help provides information on: S Natural Statements V Natural System Variables F Natural System Functions C Natural System Commands E Natural Editors U Natural Utilities P Natural Session Parameters T Natural Terminal Commands N Natural System Messages M User-Defined Messages . Exit Code .. _ ------------------------------------------------------------------------------ Enter-PF1---PF2---PF3---PF4---PF5---PF6---PF7---PF8---PF9---PF10--PF11--PF12--- Help Exit Canc |
[Code]フィールドに、目的のヘルプトピックに対応する 1 文字のコードを入力します。
ENTER キーを押します。
結果の画面が表示されて選択したヘルプトピックの情報が表示されるか、別のメニューが表示されて対象の絞り込みに役立つヘルプトピックがさらに示されます。
Natural ヘルプユーティリティの下位メニューを操作する方法とは別に、Natural コマンドまたは Natural プログラミング言語のヘルプ情報に直接アクセスすることもできます。
ヘルプトピックに直接アクセスするには
次のシステムコマンドを入力します。
HELP command
command には、システムコマンド EDIT
など、ヘルプ情報を表示する対象のコマンドを指定します。
HELP EDIT
ENTER キーを押します。
Natural ヘルプユーティリティの[EDIT]画面が表示され、次のサンプル画面のように要求したコマンドの情報が表示されます。
15:20:54 ***** NATURAL HELP UTILITY ***** 2008-10-09 - EDIT - Page 1 ------------------------------------------------------------------------------ Function: Invoke a Natural editor for the purpose of editing a Natural object. Parameters: Object-type: Copycode(C), Description(D), Global(G), Helproutine(H), Local(L), Map(M), Parameter(A), Program(P), Subprogram(N), Subroutine(S), Text(T) or Class(4). -> Must be specified if object-name is not specified. Object-name: The name of the object to be edited, which will then be loaded in the edit work area. Library-ID : May only be specified if the object is contained in a library other than the one to which you are currently logged on. -> Must not start with 'SYS' except 'SYSTEM' -> Must not be specified if Natural Security is installed. ------------------------------------------------------------------------------ More ... Enter-PF1---PF2---PF3---PF4---PF5---PF6---PF7---PF8---PF9---PF10--PF11--PF12--- Help Menu Exit - + Canc |
ヘルプのテキストが画面に収まらない場合、画面の右上隅に[Page 1]
が表示され、画面の右下隅には[More ...]
が表示されます。
テキストをスクロールダウンするには、ENTER キーまたは PF8 キーを押します。
テキストの最終ページは、画面の右下隅に表示される[Last page]
で示されます。
テキストをスクロールアップしたり最初のページ(Page 1
)に戻ったりする場合は、PF7 キーを押します。
このセクションでは、Natural システムエラーメッセージとユーザー定義メッセージについて説明します。
Natural が発行するシステムメッセージの場合、先頭に NAT
と 4 桁の数字 nnnn が付けられます。
各 Natural エラーメッセージには、短文テキストと長文テキストがあります。
短文テキストはエラー発生時に表示される 1 行のメッセージです。
長文テキストは、エラーとその対処方法の詳細な説明です。
Natural でシステムメッセージが発行された場合、エラー番号と短文テキストのみが画面に表示されます。 システムコマンド HELP
を使用すると、メッセージの長文テキストも表示できます。
このセクションでは、以下のトピックについて説明します。
このセクションでは、Natural システムエラーメッセージまたはユーザー定義メッセージの長文メッセージテキストを表示する手順を説明します。 また、最後に発生した Natural エラーの長文テキストを表示する手順も参照してください。
Natural システムメッセージの長文テキストを表示するには
次のシステムコマンドのいずれかを入力します。
HELP NATnnnn
または
? nnnn
nnnn は 4 桁のエラー番号です。
ENTER キーを押します。
Natural ヘルプユーティリティの[Natural System Message]画面に、要求したエラーの長文テキストが表示されます。 この画面は、次のセクションに示す Natural システムエラー NAT0082 のサンプル画面に似ています。
ユーザー定義メッセージの長文テキストを表示するには
目的のユーザー定義メッセージが保存されているライブラリにログオンします。
次のシステムコマンドを入力します。
HELP USER nnnn
または
? U nnnn
nnnn は 4 桁のエラー番号です。
ENTER キーを押します。
Natural ヘルプユーティリティの[User Message]画面に、要求したユーザー定義メッセージの長文テキストが表示されます。 この画面は、次のセクションに示す Natural システムエラー NAT0082 のサンプル画面に似ています。
現在の Natural セッションで最後に発生したエラーに関して、短文または長文のエラーメッセージテキストを表示するには、以下で説明するように、コマンド HELP ERROR
を使用するかカーソルを使用します。
最近発行された複数のエラーメッセージの短文テキスト、およびエラー状況に関する追加的な情報をリストするには、システムコマンド LASTMSG
を使用します。 表示される情報には、最後のメッセージの前に発生した関連のエラーメッセージも含まれます。
次のいずれかの方法を使用します。
次のシステムコマンドを入力します。
HELP ERROR
ENTER キーを押します。
Natural ヘルプユーティリティの[Natural System Message]画面には、次のサンプル画面に示すように最後に発生した Natural エラーの長文テキストが表示されます。
15:18:27 ***** NATURAL HELP UTILITY ***** 2003-02-25 Library SAG - Natural System Message NAT0082 - Page 1 Invalid command, or Program ANTON does not exist in library. Tx *** Short Text *** Invalid command, or ... ... does not exist in library. Ex *** Explanation *** One of the following has occurred: - You entered a value in the command line which is neither a Natural command nor the name of a Natural program contained in the active library or in a library defined as a steplib. - An object which is required during execution of a program, subprogram, subroutine or helproutine is not contained in More ... Enter-PF1---PF2---PF3---PF4---PF5---PF6---PF7---PF8---PF9---PF10--PF11--PF12--- Help Menu Exit Print + Canc |
または:
メッセージ行にカーソルを表示して PF1(ヘルプ)キーを押します。 この代替的な方法を実行できるのは、メニュー画面にメッセージ行が表示された場合のみです。
次の例のような[Current Natural Message]ウィンドウが表示されます。
11:04:30 ***** NATURAL ***** 2006-12-21 User SAG - Main Menu - Library TEST +-------------------- Current Natural Message NAT0082 --------------------+ ! Sh Invalid command, or Program ANTON does not exist in library. ! ! ! ! Tx Invalid command, or ... ... does not exist in library. ! ! Ex One of the following has occurred: ! ! - You entered a value in the command line which is neither a ! ! Natural command nor the name of a Natural program contained ! ! in the active library or in a library defined as a steplib. ! ! - An object which is required during execution of a program, ! ! subprogram, subroutine or helproutine is not contained in ! ! the active library or in a library defined as a steplib. ! ! - Your Natural session is currently applying system files other ! ! than those containing the object you specified. ! ! Ac Check to ensure that you entered a valid Natural command or the name ! ! of an existing Natural object. Use the command SYSPROF to check ! ! whether you are using the correct system file. ! +-------------------------------------------------------------------------+ NAT0082 Invalid command, or Program ANTON does not exist in library. Enter-PF1---PF2---PF3---PF4---PF5---PF6---PF7---PF8---PF9---PF10--PF11--PF12--- Exit Canc |
注意:
ユーザー出口ルーチン USR2002P(『オペレーション』ドキュメントを参照)では、[Current Natural Message]ウィンドウをカスタマイズできます。
最後のエラーメッセージと詳細を表示するには
次のシステムコマンドを入力します。
LASTMSG
ENTER キーを押します。
[LASTMSG]ウィンドウが開いて、最後に発行されたエラーメッセージの短文テキストが表示されます。
エラーメッセージの詳細情報が表示される[Detailed Information]ウィンドウを開くには
[LASTMSG]ウィンドウで、追加的な情報を必要とする対象のメッセージの行にカーソルを表示して ENTER キーを押します。
次の例のような[Detailed Information]ウィンドウが表示されます。
+---------------------------------- LASTMSG -------------------------More: ++ ! ERRTST1 0080 NAT0917 Error 920 in COPYCODE ERRTST2. ! ! ERRTST2 0090 NAT0917 Error 920 in COPYCODE ERRTST3. ! ! ERRTST3 0070 NAT0920 Program HUGO cannot be loaded (00000004). ! ! +--- Detailed Information for NAT0920 ---+ ! ! ! Error Number .. 920 ! ! ! ! Error Line .... 70 ! ! ! ! Object ........ ERRTST3 ! ! ! ! Object Type ... Copycode ! ! ! ! Level ......... 5 ! ! ! ! Library ....... SYSEXV ! ! ! ! DBID/FNR ...... 10 / 410 ! ! ! ! Error Class ... System ! ! ! ! Error Type .... Runtime ! ! ! ! Error Time .... 2003-02-27 15:58:01 ! ! ! +----------------------------------------+ ! ! ! ! Enter-PF1---PF2---PF3---PF4---PF5---PF6---PF7---PF8---PF9---PF10--PF11--PF1 ! ! Exit -- ++ << > Can ! +-----------------------------------------------------------------------------+ |
詳細については、『システムコマンド』ドキュメントの「LASTMSG」を参照してください。
Natural では、Natural ヘルプユーティリティのヘルプトピックに加えて、利用可能なすべての Natural メニューと入力フィールドに関して、個別にヘルプ情報を参照できます。
メニューのヘルプを表示するには
コマンド行または[Code]フィールドに、疑問符(?)を入力して ENTER キーを押します。
または:
PF1(ヘルプ)キーを押します。
フィールドのヘルプを表示するには
目的のフィールドの先頭にカーソルを表示して疑問符(?)を入力します。
ENTER キーを押します。