このドキュメントでは、Natural IMS/TM インターフェイスで使用できるユーザー出口の概要を説明します。 それぞれの出口に対しては、同じ名前のソースモジュールが提供されています。 ソースモジュールごとに、パラメータリストとレジスタの表記規則を説明します。
出口は、アカウンティングレコードを IMS ログまたは SMF に書き込む前に呼び出されます。 したがって、アカウンティングレコードの内容を変更できるようになっています。 NIIXACCT
が 0 以外のレジスタ 15 値を返した場合、アカウンティングレコードはまったく書き込まれません。
SPA とメッセージが取得され、Natural スレッドがロールインされ、圧縮が解除された後は、出口がトランザクションステップのたびに呼び出されます。 この出口では、Natural IOCB とドライバワークエリアにアクセスできます。
NIIXSSTA
の制御が戻る時にレジスタ 15 内に値 12 が検出されると、Natural IMS インターフェイスによって Natural セッションが強制終了されます。 その他の 0 以外の値がレジスタ 15 で検出されると、インターフェイスはレジスタ
15 内に理由コードの値を格納して、Natural IMS インターフェイスエラー 3517 を発行します。
注意:
新しい Natural セッションの開始時には、この出口は呼び出されません。
この出口が呼び出されるのは、マルチセッション機能の使用時に限られます。 ここでは、セッション ID の最初の 7 バイトが生成されます。 デフォルトの場合、IMS 環境の Natural は LTERM
名を 7 文字に圧縮します。
この出口が呼び出されるのは、新しい Natural ユーザーセッションが開始され、SPA と Natural IOCB が初期化されたときです。この出口では、Natural IOCB とドライバワークエリアにアクセスできます。
NIIXSSTA
の制御が戻る時にレジスタ 15 内に値 12 が検出されると、Natural IMS インターフェイスによって Natural セッションが強制終了されます。 その他の 0 以外の値がレジスタ 15 で検出されると、インターフェイスはレジスタ
15 内に理由コードの値を格納して、Natural IMS インターフェイスエラー 3509 を発行します。
メッセージを IOPCB に挿入する前に、この出口が呼び出されます。
Natural セッションの終了時であっても、SPA を IOPCB に挿入する前にこの出口が呼び出されます。 セッションの終了は、トランザクションコードが空白になった状態で認識できます。
この出口が呼び出されるのは、サービスモジュール CMGETMSG
の使用時です。 ステータスコードとはかかわりなく、NIIXTGU0
は、IOPCB に対する GU 呼び出しの直後に制御を受け取ります。
この出口が呼び出されるのは、JES API をレポートの書き込みのために使用している場合です。 オプションの文字列が作成された後、この出口が呼び出され、オプションの文字列を変更するために使用することができます。
この出口が呼び出されるのは、IMS/TM プリンタに直接レポートを書き込む場合です。 これは、"フォームフィード" と "改行" のコードを設定するために使用することができます。
新しい Natural セッションがロールファイルに割り当てられると、この出口が呼び出されます。 これは、そのセッションで使用されるロールファイルの数を計算するために使用することができます。
この出口が呼び出されるのは、サービスモジュール CMGSEGO
または CMGETSEG
の使用時です。 ステータスコードとはかかわりなく、NIIXTGN0
は、メッセージセグメントの取得直後に制御を受け取ります。