この Natural プロファイルパラメータでは、Natural プログラムの実行時にエラー条件が検出された場合、制御を受け取るプログラムの名前を指定します。
可能な設定 | 1~8 文字 | エラートランザクション用のプログラム名。 |
---|---|---|
空白 | ETA=' ' (空白)を指定した場合、エラートランザクションプログラムは呼び出されません。
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|
デフォルト設定 | 空白 | |
ダイナミックな指定 | 可 | |
セッション内の指定 | 可 |
このパラメータの設定は、システム変数 *ERROR-TA
を使用してユーザープログラムで変更できます。
注意:
エラートランザクションプログラムは、現在ログオンしているライブラリ内、または現在の STEPLIB ライブラリ内に存在している必要があります。
エラーが発生した場合、Natural では STACK TOP DATA
ステートメントを実行し、スタックの先頭に次の情報を配置します。
エラー番号(セッションパラメータ SG
=OFF
のとき N4、SG=ON
のとき N5)
行番号(N4)
ステータス(A1)
プログラム名(A8)
レベル(N2)
この情報は、エラートランザクションで INPUT
データとして使用できます。 ステータスは次の設定のいずれかです。
設定 | 説明 |
---|---|
C |
コマンド処理エラー。 (行番号は 0) |
L |
ログオン処理エラー。 (行番号は 0) |
R |
リモートサーバーでのエラー(Natural RPC 関連)。 |
O |
オブジェクト時間。 |
S |
修正不可能な構文エラー。 |
Natural Security がインストールされている場合、次のルールが適用されます。
Natural への初回ログオン時にエラーが発生した場合、ETA
パラメータで指定されたプログラムが適用されます。 エラートランザクションは、初回ログオン時にFNAT
または FUSER
システム上のライブラリ SYSLIB
内または SYSTEM
内に存在している必要があります。
初回ログオンの後にエラーが発生した場合、現在のライブラリのセキュリティプロファイルにエラートランザクションとして指定されたプログラムが適用されます。 エラートランザクションが指定されていない場合は、ETA
パラメータが適用されます。
エラートランザクションプログラムの定義と使用の詳細については、『Natural Security』ドキュメントの「Transactions」を参照してください。