バージョン 4.2.5
 —  オペレーション  —

出力ファイル/ワークファイルサーバー NATPWSV2

このドキュメントでは、BS2000/OSD での RPC バッチサーバー環境の出力ファイル/ワークファイルサーバー NATPWSV2 について説明します。このサーバーは、RPC サーバーフロントエンドによって起動されます。

以下のトピックについて説明します。

メッセージおよびコード』ドキュメントの「出力ファイル/ワークファイルサーバー NATPWSV2 のエラーメッセージ」も参照してください。


セットアップ

出力ファイル/ワークファイルサーバー NATPWSV2 は、前方イベントメソッドを使用して RPC バッチサーバー NATFSTB2 と通信します。

出力ファイル/ワークファイルサーバーをセットアップするには、次の手順に従います。

PWKSTUB  BS2STUB PARMOD=31,PROGMOD=ANY,UNRES=*DBLOPT
         ADDON NAME=PWK#POOL,       NAME OF CONTROL POOL          -
               TYPE=PWK,            TYPE OF CONTROL POOL          -
               SIZE=1MB,            POOL SIZE IN MB               -
               STAT=LOCAL,          POOL STATUS IS LOCAL          -
               SCOP=GLOBAL,         SCOPE IS GLOBAL               -
               POSI=ABOVE,          POOL POSITION IS ABOVE        -
               ADDR=19,             ADDRESS IS X'1300000'         -
               PFIX=YES,            POOL ADDRESS IS FIXED         -
               ACCS=WRITE           NO POOL PROTECTION
          ADDEND

同じ ADDON パラメータ定義(ADDR= を除く)が、RPC バッチサーバーのフロントエンド部分にリンクされる BS2STUB プログラムに含まれている必要があります。

出力ファイル/ワークファイルサーバーのリンクの例:

/EXEC $TSOSLNK
PROG PWKSRV,FILENAM=E.NATPWSV2,LOADPT=X'1000000',XREF=YES
TRAITS RMODE=ANY,AMODE=31
INCLUDE NATPWSV2,NATURAL.NATvrs.MOD
INCLUDE PWKSTUB,USERLIB
BIND

上記の意味は以下のとおりです。

vrs Natural for Mainframes の現在のバージョンです。
USERLIB ユーザー固有のライブラリです。

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オペレーション

出力ファイル/ワークファイルサーバーと RPC バッチサーバーの間のデータ交換は、出力ファイル/ワークファイル制御プール(TYPE=PWK)で行われます。

出力ファイル/ワークファイルサーバーの起動

出力ファイル/ワークファイルサーバーは、RPC バッチサーバーの前に起動しておく必要があります。

RPC バッチサーバーでは、初期化された出力ファイル/ワークファイル制御プールが存在していると想定します。 この初期化は、出力ファイル/ワークファイルサーバーの起動時に行われます。

Natural RPC バッチサーバーと出力ファイル/ワークファイルサーバーは相互に 1 対 1 でのみ通信します(TSN1 ⇔ TSN2)。

使用されるすべての出力ファイル/ワークファイル(リンク名 P01~P32 および W01~W32)は、出力ファイル/ワークファイルサーバーのジョブ制御に FILE コマンドを使用して定義されている必要があります。

開始ジョブの例:

/.PWKSRV LOGON
/ER LST.PWKSERVER.
/STEP
/OPTION DUMP=YES
/FILE WORK.W01,LINK=W01
/FILE WORK.W02,LINK=W02 
.
.
/FILE PRINT.P01,LINK=P01
/FILE PRINT.P02,LINK=P02
.
.
/EXEC (NATPWSV2,NATURAL.NATvrs.MOD)
/LOGOFF N        

出力ファイル/ワークファイルサーバーの終了

出力ファイル/ワークファイルサーバーは、CMPEND プログラムを使用して P1 イベントという方法で終了できます。 出力ファイル/ワークファイルサーバーを終了するイベント名は、出力ファイル/ワークファイル制御プールの名前です。

出力ファイル/ワークファイルサーバーの終了手順の例:

/BEGIN-PROCEDURE LOGGING COMMANDS
/ASSIGN-SYSDTA TO=*SYSCMD
/SET-JOB-STEP
/START-PROGRAM FROM-FILE=*MODULE(LIBRARY=NATURAL.NATvrs.MOD,-
/      ELEMENT=CMPEND)
PWK#POOL        <== name of the print file/work file control pool
/SET-JOB-STEP
/ASSIGN-SYSDTA TO=*PRIMARY
/EXIT-PROCEDURE

すべてのエラーメッセージ(出力ファイル/ワークファイルサーバーの異常終了)は、SYSLST99 のファイル LST.PWKSERVER.tsnn に書き込まれます。

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