EPC を使用して、企業のプロセスを記述することができます。この EPC は、実行される活動の論理的および時系列的な流れに基づいています。さらに、一連のファンクションおよびその結果としてのイベントも使用されます。このような簡略化したプロセスに、追加情報を含むほかのオブジェクト (組織ユニット、役職、役割、アプリケーション システムなど) を補足することができます。 このため、たとえば [発生する] 接続線を持つリスクは、EPC のファンクションに直接接続できます (以前のバージョンではリスクベースのアプローチと呼ばれていました)。また、別の例を挙げると、[実行される] 接続線を持つ統制は、EPC のファンクションに直接接続できます (以前は統制ベースのアプローチと呼ばれていました)。 次のモデル タイプは、EPC でオブジェクト タイプにアサインできます。
オブジェクト タイプ |
アサインされるモデル タイプ |
---|---|
ファンクション (OT_FUNC) |
EPC |
ファンクション (OT_FUNC) |
ファンクション割当図 |
リスク (OT_RISK) |
EPC |
リスク (OT_RISK) |
ビジネス コントロール図 |
統制 (OT_FUNC、ST_CONTR) |
EPC |
統制 (OT_FUNC、ST_CONTR) |
ビジネス コントロール図 |
ファンクション割当図 (FAD)
EPC は、簡略化した EPC (つまり、組織ユニット、役職、およびアプリケーション システムを含めない) としてモデル化することもできます。こうした追加オブジェクトとファンクションとの関係は、ファンクション割当図でモデル化され、ファンクションにアサインされます。ファンクション割当図のオブジェクトとシンボル タイプを使用することによって、簡略 EPC を拡張 EPC にすることができます。そのオブジェクトとシンボル タイプは次のとおりです。