バランス スコアカードの標準的な視点
キャプランとノートンは、バランス スコアカードの作成に使用する次の 4 つの標準的な構造を提案しています。
- 財務的な視点 - 「この戦略が財務的に与える影響は何か?」といった株主の視点です。
- 顧客の視点 - 「対象となる市場において自社をどのように位置付けるか?」といった顧客の視点です。
- プロセスの視点 - 「どのプロセスに戦略的重要性があるか?」といったプロセス要件です。
- 学習の視点 - 組織の学習およびイノベーションのための要件です。「どのようにして学習し続ける組織になれるか?どのようにして成長を促進できるか?」

標準的な視点には暗黙の論理があり、戦略の導入および個々の因果関係の形成に役立ちます。ただし原則的に、企業戦略に関係し、目標および KPI が標準の視点に直接関係がある場合は、企業のほかの視点 (たとえば、環境的な視点) を定義することも可能です。