以前の ARIS バージョンでは、文書とフォルダーに関する作成時間と更新時間などの ARIS 文書格納に保存されるタイムスタンプはローカル サーバー時間であり、タイム ゾーンの情報はありませんでした。ARIS Servers間でデータが移動された場合、あるいはテナントがバックアップ ファイルから復元された場合、タイムスタンプは不適切なタイム オフセットを使用して調整されている可能性があります。
ARIS 10 SR6 以降、協定世界時 (UTC) が無条件で ARIS 文書格納によって保存されるタイムスタンプになりました。既存データにタイム ゾーン情報がないため、既存の文書とフォルダーのタイムスタンプは自動的に調節できません。ARIS 10 SR6 にアップデートしたあとは、タイムスタンプを手動で調節する必要があります。Windows ベースのインストールで現地時間が UTC より 2 時間遅れの場合、y-admintool.bat コマンドライン ツールを使用した、対象となる ARIS サーバーの UTC オフセットの入力例は次のとおりです。
y-admintool.bat -s https://localhost -t default adjustTimestamps -offset "-120" -u system -p manager
テナントを ARIS 10 SR5 以前で作成されたバックアップ ファイルから復元した場合も、タイムスタンプを手動で調整する必要があります。