バックアップの一覧からテナントを復元する ([バックアップ] ページから)
は、バックアップの一覧からテナントの
すべてのデータを復元できます。
テナントを手動でバックアップするか、スケジュールされたバックアップを使用すると、次のデータの現在の状態がバックアップの一覧に保存されます。
コマンドを実行するユーザーがすべてのテナントのすべてのコンポーネントに対して十分な権限を持っていなければ、そしてすべてのコンポーネントがバックアップの対象として選択されていなければ、テナント データは完全にバックアップされません ACC コマンドの「enhance」を使用して追加された拡張 (SSL 証明書、SAP® Java Connector、JCDB ドライバーなど) はバックアップされません。 ARIS 10 では、すべての開始したランナブルは、テナントのバックアップ/復元コマンドの実行時に自動的に含まれます。
内容
|
必要な利用権限
|
コンポーネント (実行可能)
|
ARIS 管理からのデータ
ユーザー、権限など。
ユーザー統計はデフォルトでは含まれません。 ユーザー統計を含める場合は、[バックアップのユーザー統計] プロパティ (com.aris.umc.user.statistics.backup) が設定で有効化されている必要があります (ARIS ヘルプ: [ARIS 管理]、 [設定]、[ユーザー管理]、[セキュリティ]、[詳細設定] の順に選択して参照してください)。
|
ユーザー管理者
技術設定管理者
|
ARIS 管理/ユーザー管理
(umcadmin_<s、m または l>)
|
ライセンス
ユーザー管理監査イベントはテナントのバックアップに含まれません。
|
ライセンス管理者
|
システム データベース
フィルター、テンプレート、フォントが含まれますが、ARIS メソッドとすべての評価スクリプト、マクロ、スケジュールされたレポートも含まれます。
|
サーバー管理者
|
モデル作成と公開
(abs_<s、m または l>)
|
ARIS データベース
|
データベース管理者
|
アドホック分析とクエリ
|
分析管理者
|
分析
(octopus_<s、m または l>)
|
ARIS 文書格納データ、Process Governance アーカイブを含む
文書とアクセス権限
|
文書管理者
技術設定管理者
|
ARIS 文書格納
(adsadmin_<s、m または l>)
|
Process Governance データ
|
Process Governance 管理者
|
Process Governance
(apg_<s、m または l>)
|
コラボレーション データ
|
コラボレーション管理者
|
コラボレーション
(ecp_<s、m または l>)
|
ARIS Risk & Compliance Manager データ
|
ARCM 管理者
|
ARIS Risk & Compliance Manager
(arcm_<s、m または l>)
|
ダッシュボードとフィード
|
ダッシュボード管理者
|
ARIS Aware
(dashboarding_<s、m、または or l>)
|
ARIS Connect ポータルビュー、変更セット、設定セット
|
ポータル管理者
|
ARIS Connect ポータル
(copernicus_<s、m または l>)
|
NAS やファイル サーバーなどの外部メディアにバックアップ ファイルを保存してください。データを復元するには、同じ利用権限が必要です。
必要条件
テナントがバックアップされていること。
警告
復元プロセス中は、ユーザーはそのテナントで作業できません。実行中のテナントの現在のすべてのデータが削除され、バックアップ ファイルのデータに置き換えられます。ARIS 管理に関連するデータは削除されませんが、マージされます。テナント名と現在のユーザー データは変わりません。テナントのバックアップを作成した後にユーザーが削除された場合、そのユーザーは再び使用できるようになります。そのようなユーザーを忘れずに削除してください。
Process Governance バックアップ アーカイブが 2GB より大きい場合は、Oracle バック エンドを使用して ARIS に復元する際に、TEMP 領域が不十分になる問題が起きる可能性があります。そのような大きなバックアップの場合、復元操作を実行する前に temp 表領域のサイズを拡張してください。
データの不一致とデータ損失の可能性を回避するために、手動であれ、スケジュールされた場合であれ、以下のアクティビティを同時に実行してはいけません。
- Process Governance プロセス インスタンス、プロセス バージョンまたはプロセスの削除
- Process Governanceプロセス インスタンスの保管
- テナントのバックアップ/復元 (Process Governance または ARIS 文書格納のデータを含む)
手順
- [バックアップ] をクリックします。
- テナントの行の最後で、
[バックアップの一覧を開く] をクリックします。[バックアップの一覧 - <テナント>] ダイアログ ボックスが開きます。 - 目的のバックアップの行の最後で、
[その他]、[復元] の順にクリックします。 - [警告] ダイアログ ボックスの [OK] をクリックします。[テナントの復元] ダイアログ ボックスが開きます。
- [バックアップ] を選択します。
- とバックアップの日付に基づいて、目的のバックアップを選択します。
説明を表示するには、個々のエントリの上にマウスを移動します。説明に、データがバックアップされたすべてのコンポーネントの一覧が角括弧で囲まれて表示されます。説明とタイムスタンプを使用して、目的のバックアップを見つけることができます。
- [次へ] をクリックします。
- 復元する内容を選択します。
- [OK] をクリックします。
バックアップに基づきテナントが復元されます。
テナントを ARIS 10 SR5 以前の ARIS 文書格納データを含むバックアップ ファイルから復元した場合、タイムスタンプを手動で調整する必要があります (y-admintool.bat コマンドライン ツールを参照)。
関連項目
テナントのバックアップ ファイルからの復元