実装 - アプリケーション システム図

アプリケーション システム タイプ図では、具体的なアプリケーション システムおよびモジュールを、仕様設計に記述されているアプリケーション システム タイプおよびモジュール タイプに割り当てることができます。アプリケーション システムは、企業のアプリケーション システム タイプの具体例で、たとえばライセンス番号などで一意に識別できます。

アプリケーション システム (モジュール) は、アプリケーション システム タイプ (モジュール タイプ) の具体例であり、ライセンス番号などによって一意に識別できます。

アプリケーション システムとモジュールは次のようにグラフィック表示されます。

アプリケーション システム タイプ図 (7) 実装

企業では、1 つのアプリケーション システム タイプ (モジュール タイプ)のライセンスを複数所有していることがあります。したがって、アプリケーション システム図では、1 つのアプリケーション システム タイプ (モジュール タイプ)に複数のアプリケーション システム (モジュール) を割り当てることができます。

アプリケーション システム タイプ図 (8) 実装

アプリケーション システム図は、アプリケーション システムの実際のモジュール構造を表します。仕様設計では 1 つのアプリケーション システム タイプに含めることができるすべてのモジュール コンポーネントが示されますが、ここでは、ライセンスごとにモジュール コンポーネントを一意に定義することができるように、1 つのアプリケーション システムのライセンスについて扱います。したがって、企業では、アプリケーション システム タイプが同じでモジュール構造が異なる複数のアプリケーション システムを所有することができます。

アプリケーション システム タイプ図 (9) 実装

実装レベルでは、すべての既存のアプリケーション システムとモジュールを示すことができるだけでなく、アプリケーション システムを個別のプログラム ファイルの形式を使用して技術的 (物理的) な実装を定義できます。

アプリケーション システム タイプ図では、アプリケーション システム タイプやモジュール タイプを導入するために必要なプログラム モジュール タイプを図示します。

プログラム モジュールとは、記憶媒体上のプログラム ファイル (たとえば、EXE ファイル、COM ファイルなど) であり、ライセンスの購入によって取得されます。プログラム モジュール タイプは、同一の技術に基づくプログラム モジュールを類型化することによって作成されます。

次の図は、プログラム モジュール タイプのアプリケーション システム タイプへのアサインメント、および個々のプログラム モジュールのプログラム モジュール タイプへのアサインメントを表しています。

アプリケーション システム タイプ図 (10) 実装

ARIS Architect アプリケーション システム タイプのプログラム モジュール タイプには、arisarchitect.exe、dbbase.dll、abaris.dll、ATAexpl.dll があります。複数のライセンスを購入したり、バックアップ コピーを作成したりした場合、企業内に各プログラム モジュール タイプのコピー (プログラム モジュール) が複数存在する場合があります。

プログラム モジュール タイプおよびプログラム モジュールは任意の階層に配置できます。プログラムの技術的な仕様をより正確に定義するために、アプリケーション システム タイプ図に、プログラム モジュール タイプのプログラム ライブラリへのアクセスを表示することもできます。

アプリケーション システム タイプ図で使用可能なオブジェクトタイプと関係の一覧は、インストール媒体に含まれている『ARIS メソッド マニュアル - テーブル』マニュアル (ARIS Method tables.pdf) を参照してください。