[製造プロセス] と [オフィス プロセス] のモデル タイプは、本質的には [EPC] モデル タイプまたは [EPC (マテリアル フロー付き)] と同じ事実を表します。限られたオブジェクトしか使用できない点と、シンボルがグラフ形式で表示される点が異なります。
グラフィック表示には、事業部門の従業員がトレーニングなしでモデルを理解し、自分でモデルを変更したり作成したりできるという利点があります。 たとえば、3 人の人間をかたどったシンボルがグループを表すことは、容易に理解できます。それに対して、EPC のシンボル (2 重の楕円) は抽象的であり、わかりやすくはありません。 すなわち、この 2 つのモデル タイプは、事業部門に対し、プロセスのモデリング、プロセスの最適化、およびプロセスの利用方法を確立することを目指したものです。‑‑
シンボルを見分けやすくするために、生産プロセス (有形の商品や製品の製造) を表す [製造プロセス] と、オフィス プロセス (無形の商品/サービスの製造) を表す [オフィス プロセス] という 2 つのプロセス タイプ (モデル タイプ) を使用できます。
前の図の 3 つのモデル タイプ間では、あるモデル タイプの内容を別のモデル タイプにコピーすることによって、表現タイプを変換することができます (相手のモデル タイプに関連するオブジェクトが存在する場合)。 コピーするときは、ARIS によって自動的にシンボルが変換されます。 次の図は、[EPC]、[製造プロセス]、[オフィス プロセス] の各モデル タイプを使って同じ事実を表現した例です。