DTD において重要なコンポーネントは要素タイプです。 有効な XML 文書には、DTD モデル階層に存在する要素タイプのインスタンスを使用できます。このインスタンスを要素と呼びます。
各要素タイプは、内容と属性タイプを使用して記述します。
要素タイプは、内容によって 3 つのタイプに分類できます。
内容としてテキストだけを持つ要素タイプを記述するには、必要な名前を持つ [要素タイプ] オブジェクトと、[#PCDATA] シンボルを持つ [内容] タイプの要素を配置します。 その後、要素タイプと内容との間に [含む] タイプの接続線を描きます。
内容を持たない要素タイプを記述するには、必要な名前を持つ [要素タイプ] オブジェクトと、[EMPTY] シンボルを持つ [内容] タイプの要素を配置します。 その後、要素タイプと内容との間に [含む] タイプの接続線を描きます。 内容を持たない要素タイプの典型的な例としては、HTML の <img> タグがあります。 空の要素タイプの重要な利点は、<img> タグにおける「SRC」、「ALIGN」、「ALT」、「ISMAP」属性など、役に立つ属性を持てることです。
最も複雑な要素タイプの形式は、内容が混在している要素タイプです。 この場合、テキストまたは要素タイプを [要素タイプ] タイプのオブジェクトに割り当てることができます。 どのような形式で割り当てが相互に関係するかの記述には、ルールが使用できます。 要素タイプと割り当てとの間の接続線の数により、その要素タイプの内容において割り当てが発生する頻度が説明されます。
割り当ての接続には、順序演算子および XOR ルールが使用できます。
記述する要素タイプの内容で、指定されている数の割り当てのうちいずれか 1 つしか許可されない場合、それらの割り当てを相互に XOR ルールを使用して接続する必要があります。
記述する要素タイプの内容で、特定の順序でのみ複数の割り当てが許可されている場合、それらの割り当てを順序演算子で接続する必要があります。 必要な順序を明確に指定するには、ルールと割り当ての間の接続線に、その割り当てに必要な順序内の位置を指定します。
また、割り当ては、ルールを使用せずに、記述されている要素にも接続できます。 この場合、順序は任意であるとみなされます。